鼓事記(こじき)|プチ鼓堂 |曽和 鼓堂ブログ

自然に音を愉しんでいただける鼓堂です。

小鼓や能楽お好きでしたら‥。

考え中

2008年04月30日 23時59分34秒 | Weblog
本日、さして忙しい訳では無い。しかしこういう動き方に慣れてしまってるのだろう。お腹のパタリロも最近へしゃげております。背中は☆の数程のぴっぷ星がちりばめてられます。見えませんがなかなか見事であろう。ちなみに良く効く。
忙しくしてるわたくしがちょっと前まで好きでした。ヒマしてるのは時間がもったいないと思ってた。
今はヒマなのは嫌だけど、忙しいのも嫌だ。
ゆったり忙しく、ヒマで無い忙しさ。なんて無いかと考え中です。

般若

2008年04月30日 18時27分18秒 | Weblog
本日、お素人会。小鼓や他の囃子もたしなまれる奥様がお能を舞われます。勿論スーパー奥様素晴らしく冷静にお能を舞われます。面をつけた事の無いわたくしはホントに凄い事をしてられると思います。お能は何にでもなれるスーパー和物コスプレであろう。素晴らしい世界だと思います。

般若の面って良く出来ていると思います。うつ伏せると普通の顔、つまり角の方から見ると普通の顔。上げると鬼の形相。怒りばかりで無し、少し憂いや悲しみもあるとも思います。角の生えてる動物、牙の生えてる動物はいても、角も牙も二つとも生えている動物はこの世に存在しない。でもお能の世界では存在する。
正直その様な顔を面を女性に重ねて作った般若は凄い。

男性の角や牙は生える形相ってどんなだろうか。

何やら言いたげな目付きをし、ぼやく内に口が歪み、だんだん悲しくなってきて、気がつけば眼の下には何だかうっすら黒ズミ。何かあけば直ぐに噛みつく準備が出来ていて。そんな自分は角の生え際を頭を抱える様に押さえる。

小面ばりにツルリとしたわたくしもこんな風に毎日過ごしておれば何時か頭を抱え込み、角の生えるのを抑えられない日が来ると思い。素敵な八重歯は少々尖って来ております。

見たくなければそっとして置いて下さい。見たければどうぞチャチャをいれて下さい。

ちなみに夜行性ではありません。

なおやす般若‥。
なぜそうさせる。

田村

2008年04月29日 07時57分46秒 | Weblog
本日、草津の立木さんで薪能。まだ少しサブさを残す薪能であった。お客様もいっぱいで町ぐるみのお能への意識を感じます。

田村を打ちます。田村は春の名曲です。勝ち修羅で少し祝言っぽい曲であります。ちょっと前にも打ちました。今こそすぅーすぅーと打てますがなかなか打つ所の多い曲です。少々ナメてかかる事しばしば注意して打たないといけませんね。

このお能では国土安穏、国土平定を謳っております。今の世はどうであろう。平和を謳う五輪すら、ガチャガチャしておりますよね。この機会に待ってましたと暴動。五輪はある意味政治に利用されつつある。残念な事であります。

わたくしはちょっとチベットっぽい人であろう。別にチベットを応援してる訳ではないんですよ。

テレビを見ていると感じるが、日本の旗屋さんはよう儲かっただろうと。

光君

2008年04月28日 17時51分27秒 | Weblog
本日、須磨源氏を打つ。なかなかの難曲です。今日の光源氏はやはり立派でございました。
わたくし尚靖ひかる源氏はまぁまぁでした。
生まれ筋はよろしいがお立場が微妙な光源氏、少々わたくしとかぶる所もあるかとも思います。

前には出ない。でれない?残念ながらプレイボーイではございませんが、まぁまぁボンボンには変わり無いでしょう。

ツラい現実かもしれません。
お家、血筋どうこうの能楽界はどうも終わっておりますでしょうね。残念ながら。アウトローの世界が流行る時代でしょうか?
わたくしはソレに負けたくないお家の一人でしょうね。

でも乗っかってばかりのわたくしではありません。っが少々ヘコタレ気味であります。

わたくし尚靖光君、何とか頑張って良き世にしたいものです。

わたくしは光君になれてるのだろうか。

三番三

2008年04月27日 21時45分25秒 | Weblog
本日、父の韶風会です。わたくしは三番三を打ちます。お弟子さんの横で打ちます。
三番三は小鼓三人で打つ特別なものです。
真ん中を頭取、小鼓を構え小鼓側を胴脇、構えて左側を手先と言います。頭取が一番、胴脇、手先の順に一応順番があります。

お弟子さんの横で打つわたくし的極意があります。
・好きな様に打って頂きます。
・邪魔をしない。
・少しアクセントを持たせます。
・後は品良くシュっと爽やかに。
っといった所でしょう。
頭取はプロに囲まれ、三番三を安心して勤めて頂きます。安心感を持って頂くのもわたくしのお勤めの一つと言えますね。お幸せな事と思います。

おんなじ事をリピートする三番三はとてつもなく難しい。

コレが最大のメッセージでしょう。