鼓事記(こじき)|プチ鼓堂 |曽和 鼓堂ブログ

自然に音を愉しんでいただける鼓堂です。

小鼓や能楽お好きでしたら‥。

2014年03月30日 15時20分43秒 | Weblog
自我とは
なかなか良く言ったものだ。

自我の目覚めは青春の証、春は青く、清くいたいものだ。
寒きに花を待つ、なんと美しい事だろう。

まだまだの蕾に如何に咲いてくれるのか楽しみだ。

梅を待ち、桃を待つ、サクラはもう直ぐに、雨降りに花はスポーティーになるであろう。

葉々を拾い、荒れを整えて、鉢を洗い。

お舞台での花を活かす、ぐるりでいたい

ぐるぐる巻いて、時と縁を円にして、持てる全てを発揮したいものだ

でも、バタバタとした時は、ぐちゃぐちゃの縁と、ぐるんぐるんの頭にする。
くりくりの頭は、ぽくぽくチンとはいかない。

自分は表現者でいたい。
ただ、過ぎてはいけないのはわかっております…

キラキラの銀粉を、自分に撒く妖精はいないし、自分に酔うてふてふもなし、さなぎの合間に、蝶になるか、蛾になるか

もうちょうッと、自がについて考える事にする

稀を好く

2014年03月27日 20時07分26秒 | Weblog
竹の割れる音がした

目白も華に戯れる

手水鉢も潤いをまし

苔も手を繋ぎかけて

我が家では野良猫たちも賑やかにケンカを披露


わたくしは葷酒を楽しみ、今までの空白を埋めてくれた偉大さに感謝しております


40年いや17年を振り返って、展望に酔う


雨降りは、わたくしに潤いを与え、咲き咲きの苔に、楽しみを与えてくれた


ももはもうちょい、庭は心の友であり、家族だ。

ハマの風

2014年03月22日 18時41分42秒 | Weblog
ハマの風は
なかなか気持ちよく

みなとみらいはレトロな
活気にみなぎっていた

日も長く感じられ、
寒さはあるが、やはり春を感じさせる

武のない我は
文をなるべく感じたい


地下鉄のぶら下げられた広告を目にする

ふと、回りを見渡すと、皆人手を合わせたかの様に、携帯を弄りまくっている。
素朴な老人と、わたくしのみ…あとは全てが下を向き、音を洩らしている


ハットのわたくし達は、取り残されているのか、余裕があるのか


明日の能を考えているとか、ああのこうの考えているのは、寂しい事なのかと、思ったり、思わないなり。

雑の念のない、素朴な音を受け入れたい


一心に、素朴な世界を願う。

豊かな心の為に

ポトン

2014年03月19日 20時18分10秒 | Weblog
椿の花がポトンと落ちる、一瞬を見た

珍しき景色かな

いつも咲いているかの様に思ってた

年中咲いている訳ないのだが

一瞬は、ふとポトリと、わたくしが堕ちた

花の咲くは望むが

落ちるは…ハッとした


向こうの岩に

こちらの苔が繋がるには、ぼちぼちの時間がかかる。

じっくり待っても、なかなか…

岩を水で蹴り、何だか
苔を踏み踏み、こうだろうか

我が心の

染春園は

まだまだ、寒い、陽を求め、かたいかたい蕾ままである


永遠の花はなし

また、次なる花を咲かす


手水鉢は時計とは
逆さに洗うがよい

巻けないものを巻き
撒けるものを撒く