老松

本日、翁付き老松。二時間四十分の闘いでした。
観世御宗家の翁勤めさせて頂きました。
とてつもなく緊張感がありました。わたくしも普通に緊張し勤めさせて頂きました。

今回初めて翁付き老松です。老松は初めてではありませんが、いつもは高砂です。
老松はこらえて打つ事が多く、力強い囃子が大事です。強く強くです。
シテの登場出囃子も一分で済むものを三分位掛けて打つのです。
即ち、同じ事をたっぷり打つのです。大変でしょう。
そしてメインは真の序の舞！序の舞だからゆっくりなのですが、ちょっと違います。
真の序の舞は神舞を囃す様なつもりで打つ。
ゆっくり囃すが囃す気持ちは早く打ってる。即ち、早い神舞を打ってる気持ちで打つのです。
もちろん、寿ぐ心も大事。
ちょいとヘロヘロになりました。
わたくしも小松から大木と慣れる様に頑張ります。