こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

チャーリーとチョコレート工場 (2005)

2005年10月03日 | めっちゃ好きMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
      (銀犬賞受賞)

鑑賞環境 

映画館 

上映時間 115分
製作国 アメリカ/イギリス
公開情報 劇場公開 (ワーナー)
初公開年月 2005/09/10
ジャンル

コメディ/ファンタジー

両親と両祖父母と一緒に、傾いた家で細々と健気に暮らすチャーリー少年。彼の楽しみは、年に一度、誕生日だけに買ってもらえる“ウォンカ”印のチョコレート。世界中で爆発的な売り上げを記録しているウォンカのチョコレートですが、実は誰も工場に人が出入りしているところを見たことがありません。世界一のチョコレート工場だというのに。いったい誰がどのようにチョコレートを作っているの? ウォンカ氏ってどんな人?? ある日のこと、チョコレート工場に5人の子供を招待する!とウォンカ氏が発表。チャーリーはその幸運な5人の中に入れるのか…。 (goo映画より抜粋)

 

ファンタジーとはなんて素晴らしい世界なんでせう!
人間のイマジネーションによって創作されたこの世界。こっちゃん的には傑作です。

笑って、笑って、ドキドキして、ワクワクして、そしてまた笑って。

使わないと腐ってしまう自分の感性をしっかりと呼び覚ますような力がこの作品にはありました。

とにかく面白いったら面白い!こっちゃんは大満足です!

主人公のチャーリー少年はとっても貧乏な男の子。そんな彼の住む家を見てまずビックリ!「生活が苦しくて家が傾くよ」なんて「例え」で言う事はあっても、本当に傾いている家はないでしょっ!しかも左に約45度の激しい傾き加減!「ただいま~」なんて帰ってくるパパがナナメになったドアから入ってくるんだもん!(笑)

部屋の中を見たって、何処が地面に水平な部分なのか全く分からないというすざまじさ。「おやすみなさい」って二階に上がっても1階が見えてるし!(もちろん、この家ロフトじゃないよ)布団に入って天井を見ればお星様がキラキラ。・・・・ん?天窓?違う!屋根穴空いてんジャン!おいおい、外は雪が降ってるんだよッ!一家全員凍死しちゃうよ!まったく、こんな家にテレビがあるのが不思議なくらいな貧乏っぷりなんだから(笑)

とにかく、そんなユーモアあふれる映像感覚が楽し過ぎて、のっけからもうノリノリになってしまいました。

それにしてもこんな家にも関わらず、どーゆー訳か家族皆んなが暖かい。支え合って生きてるんです。どーして貧乏家族ってこんなに良いんだろうねぇ~。そういえば『シンデレラマン』でも、貧乏家族のサンプル版みたいな場面を見せてもらったけど、やっぱり家族がとってもナイスな雰囲気。もしかして貧乏って素敵なコトなんじゃないか?

そんなカン違いを与えてくれます。

 

それにしても、最初にゴールドチケットを当てたこの4人。どれもこれも救いようのないお子ちゃまばかり。欲の塊で出来上がった生意気オバケみたいな子供ばっかりなんですもん。

お世辞にも「カワイイ」だなんて言えないもの。

そんな彼らを新聞やテレビで羨ましく(恨めしくじゃないよ)眺めるチャーリー。そしてそんな貧乏一筋、運にも恵まれない彼にもいよいよ幸運を手にする時がやってきたのでした!

しっかし笑ったのは、あのウォンカ登場のシーン。あのシュールな趣向のセレモニーはいったい何?人形が燃えちゃってるし。(笑)
あの登場は全く想定外だっただけに大喜びしてしまいました。てっきり門まで迎えにくるものだと・・・・。

そして、第一声からフルテンションで際立つジョニーのキャラにも拍手!拍手!

【キワモノ・ザ・ワールド】ですね。

さぁさぁ、それからお話はいよいよ工場の中へと参ります・・・。ぎぃ~っとドアが開いたらそこから先はもう夢の中へ。見るも鮮やかな色、また色ではあーりませんか。この色彩感覚。見事な原色世界です!これぞ、ティム・バートンですよね~。こんな発想力、こっちゃんはすいぶん使ってない気がする。物すごく刺激的で楽しいヨォ♪それでいて細部にわたる繊細な配慮が感じられる素敵な世界でもありましたね。


↑ シザーハンズかよ? 
絶対意識してるよね・・・

いや実はネ、この『チャリチョコ』を観るだいぶん前に、この映画のモトになった『夢のチョコレート工場』を観たんですよ。だからこの映画の筋は大まかにつかめていました。で、この映画を観た素直な感想。”オリジナルの良い点を継承しつつ、最新の映像技術とセンスによってかなり良いリメイクに出来上がっていた”といったところでしょうか。

もともとコノ話は、単なる明るいコメディに終わらず、結構ブラックな要素も持ちあわせてましたよね。我がままに育ち「欲望」に取り憑かれている子供たちには、ちゃんとキビシイお仕置きが待ってるんですモン。お帰りの際にはみなさん変わり果てたお姿になってしまって・・・・(汗)言うなればこれって藤子不二雄Aの『笑うセールスマン』的な感覚とでも言いましょうか。

そんな欲望渦巻くガキんちょ軍団の中で、ただ一人純粋に工場見学を喜ぶチャーリー少年の澄んだ青い瞳が、ストレートに心を打ちます。最後まで家族思いだったの彼の心には、これっぽっちのくすみもありません。こんな真っ直ぐで「純」な子供の姿は確実に大人のハート♡をキャッチできるんです。

もうひとつの見どころはNEWウンパルンパ。彼らの「姿」。そして「歌」。これが何より楽しみの一つでございました。オリジナルでは顔がオレンジ、髪の毛は緑という、いかにも非現実的なチビッコキャラでしたが、このリメイク作ではなんという生々しさでしょう。(笑)まるでそこら辺のオッサン顔です。

これには、こっちゃん大満足。(満足したんかい!)いやホントお腹いっぱいですよ。!

子供がお仕置きされる度に繰り広げられるエンターティメント。無表情から飛び出す異色のダンス。激しすぎる音楽アレンジ!スゴイ!スゴイよ~、ウンパルンパ!時にはビートルズやオジー・オズボーンのように。そして時にはウオーターボーイズのシンクロナイズド・スイミングのごとく(しかもチョコの川でやってるし!)エンタの神様ですねアナタ方!

いやぁ、笑いすぎて涙が出ました。

意外だったのは、ウォンカの過去のエピソードが追加されたこと。彼が何故「ご両親」と言えずにドモるのか?そんな彼の秘密が明らかになります。これはオリジナルにはなかったですね。こっちゃんはコチラのラストの方が好きですね。何だか心が温まりますもの。

ファンタジーはやっぱり楽しい~♪ねぇ。

《2006.07.26記事一部改訂》

 

【作品】チャーリーとチョコレート工場

 

チャーリーとチョコレート工場 オリジナル・サウンドトラック
ダニー・エルフマン, サントラ
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夢のチョコレート工場

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35 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生デップは見ても (やっぱり邦画好き…)
2005-10-03 11:32:25
映画はまだ観てないのでした~

う~む5つ、やっぱり観てこようかなぁ~
返信する
やっぱり (はんな)
2005-10-03 12:08:03
☆5つは気になるね。



きのうこっちゃんとこに探し物に来て、高級市場が目にとまったので、

先にそちらを覗いていたら、すっかり用件を忘れて帰ってしまったよ。

始まったかな、そろそろ、ボ○が…。
返信する
ついにこの問題作を(笑) (ジニー)
2005-10-03 12:48:37
観たのだな

え、この面白い映画のどこが問題作かって?

いや、世間の絶賛の嵐が私は気にいらず(笑)、なぜかというと、こっちゃんは多分オリジナルの「夢のチョコレート工場」見ていないだろうけど、あれと比較するとちょっと??なんだよね~

私の映画好き知人(女性で、しかもデップ好き)がチャリチョコを「ゲロが出るほど全然つまらなかった」と言っていたんだけど、それもやっぱりオリジナルと比べて「失礼」だって(笑)。



わたしは基本的にこの映画は普通に面白いとは思うけど、やはりあのオリジナルと比較すると絶賛は出来ないな~。 あんな最後にウォンカを家庭人にしてしまうなんて信じられないし・・・



試写会で観てからもう1ヶ月近く、今思い出してもちょっと「う~~ん」だわ。

とりあえず、問題提起した貴重な記事、TBしとくね
返信する
おぉぉ~っ♪ (miyu)
2005-10-03 13:44:15
でましたっ!満点っ!

こっちゃんも楽しめたみたいで良かったですぅ

あたしはオリジナル観てないけど充分楽しめちゃいましたょ♪

今度はオリジナル観てみようかなぁ



こっちゃんもDVD発売されたら、買っちゃう?
返信する
やっぱり~! (choro)
2005-10-03 13:55:05
そうでしょう、そうでしょう~!

ぜ~~ったいにこっちゃん好みの映画だと思ってたよ。(笑)

私が書き忘れている突込みどころも全部こっちゃんが書いてくれて嬉しいです♪(特に「家が傾く」とか「何でTVがあるの~」とか(爆))

 

こういう映画は要は感性が合うか合わないかでしょうね!あ~又観たくなってきた・・



TBありがとうね~こちらからもお返しさせていただきます
返信する
お!映画はまだでしたか・・・? (【やっぱり邦画好き・・・さんへ】こっちゃん)
2005-10-03 14:22:58
レッドカーペット行ったのに(笑)

あっはっは。

これもまた好き好きですよ。

こっちゃんは夢のある話が大好きです!



    こっちゃん
返信する
おや?若年性・・・・ (【はんなさんへ】こっちゃん)
2005-10-03 14:24:56
いやいや、大丈夫だって、はんなさん。

こっちゃんもそんなこと良くあるから。

しょっちゅう。しょっちゅう。

あっはっは。



これ、こっちゃん好きです♡



   こっちゃん
返信する
だからオリジナル観てるって(笑) (【ジニさんへ】こっちゃん)
2005-10-03 14:31:43
あっはっは。

タイトルだけでコメントしたな。

今回の記事は長かったもんね。

こっちゃんの記事はいつも内容がないわりに長いの(笑)

ごめんね~。



ウォンカを火星人・・・じゃなくて家庭人にね。

アリ!アリ!

あれはまた別なエンディング・パターンとして楽しめましたヨ。



だからこっちゃんはどっちも好きなんです。

専門的にはジニさんのような評価は正しいでしょうね。

でもこっちゃんは専門的な目で観れないので

あくまで行き当たりバッタリ。

その時感じたことのみで勝負です(笑)



確かにオリジナルと比べて「失礼」という意見もあるのかもしれませんけど、

でも「楽しい~♪」って感じちゃったからナァ(汗)

「夢のイメージが拡張された」ようで良かったの。



あはは。

楽しんじゃってゴメンなさいね~。



    こっちゃん
返信する
買います!買います!絶対欲しい! (【miyuさんへ】こっちゃん)
2005-10-03 14:35:35
こんな映画なら何度観ても楽しいもん♪

オリジナルはまたチョット違った雰囲気でよかったよ。



チャリチョコで「夢」や「想像力」の素晴らしさをあらためて感じました!



ホント、楽しめましたよ~♪



    こっちゃん
返信する
ジョニーのキャラ。 (【choroさん】こっちゃん)
2005-10-03 14:39:25
予告編で観た時「ジョニーって、またキツイキャラ作ったな」って思ったけど、

観始めたらなんの。

それ以上の演出でジョニーがあれで釣り合ってる(笑)

だから全然OK!

本当に楽しめました♪



あ~こっちゃんももう一回観たいっ!(笑)



   こっちゃん
返信する