こっちゃんポイント ★★★★★
(いかした作品特別賞)
鑑賞環境
映画館
上映時間 114分 製作国 日本 公開情報 劇場公開 (ビターズ・エンド) 初公開年月 2005/07/23 ジャンル 青春/音楽/学園
文化祭を翌日に控えた、とある地方都市の高校。軽音楽部の女子3名、キーボードの恵、ベースの望、ドラムの響子は途方に暮れていた。文化祭ライヴに向けて練習を重ねてきたのに、ギターの萌が指を骨折。ブチ切れたボーカルの凛子と恵がバトルを演じ、バンドが空中分解してしまったのだ。3人が出演をあきらめようと思った矢先、部室のラジカセからブルーハーツの「リンダリンダ」が聞こえてくる。これやろうよッ!なぜか盛り上がってしまった女子たちは、成りゆきで韓国からの留学生・ソンをボーカルに誘い、猛練習を始めるが。 (goo映画より抜粋)
これは面白い!実は、『モディリアーニ』と立て続けに観て良かったのがコレ。ちょっと前に話題になってましたが、上映終了ギリギリによーやく観る事ができました。『モディリアーニ』で泣きの脳になったこっちゃんは、この映画で一転して笑いの脳になりました。
いや~っ!もう最高っ!
ペ・ドゥナは日本映画でも通用するのか!
っていうか、彼女のキャラを良く分かって起用した、この映画の監督さんに拍手を贈りたい!素晴らしい!
何のコトない、学祭で発表するバンド演奏のメンバーが突然の指骨折。ギターが弾けない!しかも、そのコトでもめてボーカルの子も抜けちゃった。で、こりゃ大変!ってな感じになっちゃって、急遽、韓国人留学生のソンがボーカルに決まっちゃった。
しかもその決め方がオッカシイ。メンバーの一言、 「次にあそこ通った人」で決まっちゃうんだもん(笑)とりあえず聞き取れない日本語は「ハイ」で答える主義のソンは、いとも軽く引き受けちゃう。後になって「無理!ゼッタイ無理!」なんて言出だしたかと思ったら、ブルーハーツ聞いて感動の涙。それで本当にボーカルになっちゃった。
こんなやりとりの「間」が実に面白い!韓国映画でペ・ドゥナを知ってる人なら、もう登場のシーンから笑っちゃうでしょうね。自分の学祭のテーマ「日韓交流コーナー」で、ボヘェ~っと突っ立てる。なんかもう雰囲気が面白いよね、彼女。滲み出てます。「ほえる犬は噛まない」でも、黄色いもじもじ君みたいになって走ってたっけ(笑)鼻血も出てたしね。この映画でもどこかタル~イ感じ。でも真っ直ぐなんです。
ソンがこのバンドのメンバーに決まったのは、なんと学校祭の前日。3日間行われる学校祭の最終日に向けて練習が始まるんです。もう学祭始まっちゃってる中、コピー曲の猛練習が始まります。だけど、どこまで熱いのかが良く分からない。指から血が出るほど楽器を演奏するわけでもなけりゃ、気合いれろ!なんて語り合うこともない。合間合間にお菓子を食べたり、メール打ったり、アルバム見て盛り上がったり、寝たり・・・だもんなぁ。オマケに恋まで絡んでる。告白されたの、したのって。おいおい・・・。
でも、離れたスタジオを借りて練習に打ち込んだり、学校の部室で夜遅くまで頑張っちゃってそのまま朝になったり、とにかく一生懸命には違いない!その姿がいかにも女子高生的で自然なカンジ。とっても好感持てたりするんです。
韓国人であるソンを引き入れて4人になったけど、このメンバーの仲の良さが本当に気持ち良いのです。それまで、近所の幼い女の子くらいしか日本の友達がいなかったソンちゃんは、同い年の掛け替えのない友情に出会うワケです。
面白かった「告白のエピソード」。ソンに恋をした日本人の高校生は備品室に彼女を呼び出し、韓国語で告白します。でも肝心の彼女は「アナタ嫌いじゃナイけど、好きじゃナイ。バンドの仲間といたいから」と言ってあっさりNOサイン。置き去りにされた彼氏は可愛そうだけど、これチョット良かったです。ソンが友情を大切に想ってる気持ちがアリアリと伝わってくるんです。一人でやった無人の体育館でのリハーサルでのメンバー紹介も良かった。あの時のソンは本当に幸せそうに見えたよ。友達って良いもんだよね。
カラオケの店員とのやり取りも笑ったなぁ。「飲まないと歌えない」システムに納得いかないソンが言った「それオカシイヨ」のやりとりは腹を抱えて笑いました。コレが一番面白かったかも。
日韓交流コーナーの先生はチョット空しかったね。あんなに一生懸命作り上げた教室よりも、音楽の方が日韓の友情を結ぶという設定がとても面白かった!でも、あの「牛ダーツ」。こっちゃんもやりたくなりました。日本人と韓国人の交流というのは、この前観た「パッチギ!」でもテーマとなってましたね。でも、こちらはまるっきり切り口が違います。あっけらかんとしてて、爽やか、そして楽しい映画に仕上がってました。これは歴史上のシガラミなどなく、国境なんかも関係ない女の子たちの友情のお話なのです。
何よりこの映画に出演してくれたペ・ドゥナに感謝!彼女の日本語上手かったですよ。恐らく結構勉強したんだと思います。努力家ですね。彼女の「ブルーハーツ」でじわわわぁぁぁ~ん!ときましたよ。
ギター担当の立花役の香椎由宇。こういう役どころはピッタリですね。等身大でやれたのか伸び伸びとしてました。『ローレライ』より良かった。
ドラムス担当の響子役の前田亜季。こういう役どころ必要だよね。うんうん。彼女も良かった。
ベース担当の望役の関根史織。彼女だけは本当にミュージシャンだったのですね。どーりで、ベースがサマになってたもん。無口だけど、存在感はたっぷりの女の子でした。
この映画は本当に良かった!何度でも観たくなる楽しさ。そして気持ち良さ。
観終わった後、すぐにDVDが欲しくなりました。
《2006.07.22記事一部改訂》
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粗野な歌詞がまた、なんとも心を打つのです。
「リンダリンダ」じゃないけど
落ち込むとついつい唄ってしまいます。
「そしてナイ○を持ってたってた~」
ペ・ドゥナ最高~です!!
私もDVD出たら買っちゃうかも・・。
「ぼ・く・の・み・ぎ・て・をしりませんか~~」
ってミョ~に耳に残って、エンドレスで口ずさんでしまう・・・
その切り替え具合がなんともナイス。
素晴らしい脳をお持ちだ。
個人的には「ギター立花」が好みです。
しっかしこっちゃんは本当に
マメに映画館に通ってるねぇー
羨ましいけど、尊敬だよー
映画好きでブログまでやってるのに、
なかなか忙しいって言って
行けてないからさぁー
こっちゃんのおかげでまた頑張って時間
作って映画館行こう(行きたいなぁ)って
思えたよー♪♪♪
こっちゃん!ありがとーっ
今のうちにこつこつ貯金だー!!(笑)
4人の女の子の熱くならず、ダラダラと流れていく時を楽しんでいる感じが素晴らしかったです。
関根詩織の冷めた感じがとても良かったです。
ぺちゃんのひとりぼっちのメンバー紹介も、ラストのライブよりむしろ胸にぐっときました。
早くDVD出ないかナァ~。
何回でも観て笑いたいですね~。
レセプト終了したんだね。
良かったね。ホッとしてるんだね。
でも台帳整理あるんだね。
大変なお仕事ご苦労様ネ。
こっちゃん
この映画も元気になれますよ。
笑って、ほんわかした気分になるです。
いかがですか?
どぉ~ぶぅねぇ~ずみぃ~
こっちゃん
ぺ・ドゥナちゃんがカラオケで練習するとこなんかも最高!
しまいには自分の好きな「キャン・ユー・セレブレイト」を
ハングルで熱唱しちゃうし(笑)
とにかくあちこち笑いました。
こっちゃんもDVD買いますよっ!
こっちゃん