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こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター 上映時間 115分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開 (SPE) 初公開年月 2003/01/25 ジャンル ドラマ/サスペンス
優しく裕福な夫ミッチ(ビリー・キャンベル)と共に、何不自由ない幸せな結婚生活を送るスリム(ジェニファー・ロペス)。ところが娘が5歳になった頃、夫が変貌し始めた。妻の主張や抗議は全てはねつけ、暴力で家族を従わせようとする支配欲の塊となったのだ。暴力に耐えかねたスリムは娘を連れ逃げ出すが、ミッチは彼女のどんな動きも把握し、執拗に追い詰める。迫りくる恐怖の“愛"から逃げ続けることも限界に達した彼女は、女として母として最後の力を振り絞り、ある決断を下す……。
(goo映画より抜粋)
ドメスティック・バイオレンス・・・・。コスメティックでは無いのですね?( ̄ε ̄ )
あ、やっぱり違いますか。え?「家庭内ぼーりょく」のコトなんですか?ハイハイ勉強になりました。
あれっ?でもそれってダメじゃん。
特にジェイ・ロー(ジェニファー・ロペス)に対しては絶対ダメじゃないですかッ!
彼女が、暴力亭主にボコボコ殴られちゃうなんてのは、なかなか辛ろうございます。皆さんだってそうでしょ?え?「そーでもないよ。」って?
あら、そうですか?また、こっちゃん一人で突っ走ってしまいましたか?
「顔は殴らないで!アタシ女優なんだから!」
まぁそんなセリフこそ無かったものの、彼女の厳(いか)つい肩幅を見れば二重三重に浮気にまみれた男の人生がこの先どうなるか?なんて、きっと誰もが薄々感じてしまうのでしょうねぇ。
ま、この映画の場合、「家庭内暴力」は単なる題材。決して重い映画ではありません。
レストランでウエイトレスとして働く女性のスリムは、そこへ居合わせた男性客と”運命”を感じ、結婚。そして出産。そんな彼女が、夫の浮気に気がついてしまったコトで人生が一変。まるで絵に描いたような悲劇が訪れます。
それまでの裕福で幸せな生活は何処へやら。
その先に待ち受けていたのは、夫の暴力と愛の無くなってしまった拘束的な暮らしだけでした。
ダンナは子供にこそ手出しはしないものの、妻のスリムに対しては平気でグーで殴るようなイカレ具合。
髪を掴んでは押し倒し、すかさずお腹や背中に蹴りを入れるような最悪の暴力を浴びせかけます。
むむむ。これは許せないじょ!
「家庭内」のこととは言え、ここまで行けば十分に犯罪。一般家庭にあってはならないヒドさです!
しかも浮気に対して抗議する妻に、「オレはオトコだ。男と女では体の作りが違うんだ。」などと、どこで憶えたのかこのようなトンでもない言葉を吐き出す有様。
しかも、もっともっと許せないのは「これからはワザワザ【仕事へ行く】だなんて嘘をつかなくて済む」と、浮気がバレてむしろバンザイ的な発言まで平気で口にするとは・・・。これにはまったく我耳を疑ってしまいました。
オープニング・ナンバーのBGM、陽気なシェリル・クロウの"ALL I WANNA DO"に乗せられて、この映画を「ふふふんふん~♪」などと楽しい気分で観始めた世の女性陣は、きっとこの辺で既に「きーーーーっっ!」と目を吊り上げるのでしょうね。
この映画を今晩、もしくはビデオ録画で後日ご覧になる奥さま方は、どうか鑑賞中にご家族の方に呼ばれても、決して振り向かないようご忠告申し上げます。
般若(はんにゃ)ような顔で振り返ったアナタ様を見て、普段憎まれ口を叩いてばかりの悪ガキは布団をカブって震えだし、気の弱いダンナ様に至っては、「す、すまん。タバコ買ってくる・・・」などと言い残し(もしくは置手紙を残し)そのまま戻らない可能性すらあります。
もし、「どうしても家族に話しかけられてしまう」という方がいらっしゃいましたら、その様な方は出来れば手鏡を持って、時々自分の人相checkをしながら鑑賞にのぞむのが良いかと思われます。10分おきに・・・いやいや5分おきのcheckがオススメです。
あ、これはあくまで想像上の仮説ですよ。でも家庭内の不和は、この映画の中だけでイナフ(十分)ですからね。何もアナタの家庭まで、この映画のダメ亭主の道連れにすることはありません。
おっと、自分でも何を言ってるのか分からなくなって来ましたが、恐らくそんなオッカナイ顔に誰もがなってしまうような映画だってことです。
物欲に縛られた男。「欲しいものは何でも手に入れる」と言うこの男は、その言葉の通り、仕事・家・愛人、望んだ物は何でも全てその手の内に収めてきました。
最も愛するべき妻さえも、彼にとっては自分の征服欲を満たすための道具でしかなかったのです。
この男性像はまぁ極端と言えば極端ですけど、映画はこれくらいの方が盛り上がりますね。
ほんと、コンチクショーですからっ!
何よりこんな男が「お金持ち」だってことに余計に腹が立ちます!コンニャロメッ!
その後の展開はおのずと読めるでしょう。
まあ、こんな亭主のモトに一分一秒たりともいる必要などありませんわ。逃亡ですよ。とーぼー。エスケイプです! しゃらば~い♪
この映画のニクイところは、なかなか演出上手な点。
きっちりみっちりハラハラさせてくれますからね。ただの地味で陰気なドラマに終わらせないっちゅー作り手の意気込みが感じ取れます。
追い立てられるような音楽と、目線で不安を煽(あお)るがごとしカメラは、古典的にも感じますが雰囲気を盛り上げるには十分。
そして話がエスカレートするにつれ、アクションの味付けもドンドン結構ハデ目になって行くのがまたヨロシ。ただこれは、この映画にとって結構ギリギリの範囲といったところでしょうか?これ以上は明らかにやり過ぎですね(って、人によってはコレでも十分やりすぎって言うかもしれませんが)
とにかく、脱走シーンでハラハラ。
逃げ込んだ先でハラハラ。
車の追跡でハラハラ。
長州小力のパラパラ・・・・。
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あれっ?これってたしかこの前もやったような・・・・(*_ _)。o○前にもやっとるわいッ!(*o☆)\バキッ!
やっぱし!(つд⊂)ワーン!
まぁ、いつものコトですからほっといて下さいm(_ _"m)ペコリ ~
でわ、仕切り直し___。
あ、そー言えばジュリエット・ルイスがジェニファーの友人役で登場しちょりました。
要所要所に彼女のシーンはきっちりと用意されていますが、それでもこの映画ではトコトン脇役に徹しています。逃亡を手助けしたり、子供を預かってもらったり。
そんなジュリエット演じる友人ジニーをはじめとして、”被害妻”であるスリムの周りには、意外にも親切な「助け人」が多かったのがまだ救い。しかし、そんなコトにめげない夫は、何処までも何処までも執拗に追いまわします。
この執着心はいったい何なんだ?
逃げても逃げても追いかけて来る。お前はジェイソンか?
しかし、問題はこの後の展開。
「もう逃げ場がない。タイムリミットが近づいている!」
そう悟ったスリムが家庭内暴力に立ち向かうために行き着いた考えとは・・・。
この映画では、”暴力浮気亭主”に対して当然ながら弁護などは一切ありません。
そしてその”悪”の象徴とでも言うべき男に対して、今までやられ続けてばかりいた女性が、なんと反撃に出るお話になって行きます。しかも「男の武器」を身につけて立ち向かおうというのですからオドロキです。
実はこっちゃん、ここでこんな想像をしていました。
「こんな話を撮りたがるのは、さぞや男勝りな女流監督に違いない!」と。
コノ映画のノリとしては完全に女性の味方に立っているし、そして女性への応援歌に思えましたからね。
ところがですよ。調べてみるとなんと!
これがバリバリの(・・・かどうかは分かりませんが外見上は)男性でビックリ!
なるほど。
ジェニファー・ロペスを主役に使った理由(わけ)が分かるちゅーモンです。
これがアンジェリーナ・ジョリーだったら、きっとこうは行きません。
最初の30分でダンナはバズーカーで吹っ飛ばされるか、
あるいはライフルで蜂の巣になっていたコトでしょう。
あまり強すぎる女性をキャスティングしちゃうのも問題アリなんですな。
ヘタすれば筋書きが変ってしまう恐れがありますからね ヾ(・ω・o) ォィォィ アルワケナイヤロー
それにしてもマイケル・アプテッドなる監督(画像右)
何故に男であるハズのアナタがこのようなお話を作ろうと思ったのデスか?
見事なくらい男性のエゴを非難し、打ち負かしてくれました。
察するにコノお方。
相当怖いカミさんをお持ちであるか、もしくは過去に女性に殴られまくったトラウマに縛られている方なのではないでしょうか?
そんな風に思えてなりません。
そういえば今年公開の映画で、同じくドメスティック・バイオレンスに耐えかね家庭から逃げ出し、自らの幸せを獲得しようとする女性の話「スタンドアップ」がありましたね。
あの映画で、男に蔑視され続けたシャーリーズ・セロンは勇敢にも法廷で闘いました。
この映画「イナフ」のジェニファー・ロペス場合、法の力を借りるにはもはや手遅れ。弁護士事務所に駆け込んだ時には時すでに遅しだったのです。
そこで行き着いた選択・・・。
彼女は「毒をもって毒を制す」的な、まさに”命がけ”の行動へと踏み出します。
子連れで逃げてばかりいた女性が、徐々にたくましくなって行くイメージは、
多分ジェニファー・ロペスにピッタリなのだと思います。子役の女の子もなかなか良いですよ。
単なる家庭内のドラマを観ているつもりが、サスペンスになり、アクションになり・・・
結果的には結構なんでもアリのてんこ盛り状態。
もしかすると、この映画を観る人の大半が、中盤を越す辺りにはお腹一杯になってしまい、
「こっちこそイナフ。まじでイナフ。」なんて声を上げたくなるのかもしれません。
《2006.08.15記事一部改訂》
なかなか怖そうな内容ですね~
でもこっちゃんのレビュー読んで笑っちゃったけど・・・
怖いけどラストが知りたいし気になるな~
でも今晩か~リアルで観るのは無理そうだな~
録画しようかしら・・・一人で観た方が家族に迷惑かけなさそうだしねぇ・・・
えぇ、えぇ、途中から文体がそっちの方向に行きたそうな感じだったよ。
これ、今晩録画しておこうかな。
ジェニロペ好きだしね。
でも、観てたらパラパラ踊っちゃいそうな気がして・・・(なんでや?)
こういうのは、どんどん書いてくだされ。
こっちゃんのとこにもうちょっとだけ早く来ていれば
ダウンタウンDXスペシャルなんぞ観ずに
イナフを観ていたのにぃ~
でもひょっとして観なくて正解なのかしら?
般若になっちゃ大変よね!
ん~でもジュリエット・ルイスちゃんは観たかったなぁ~♪
ルックスも歌も大好き
んで、この映画のポイント(?)武術”クラヴ・マガ”について
こっちゃんは興味なかったんだね(笑)
イスラエル軍生まれのこの護身術が
メッチャかっこよくてさー!
思わず、近所で習えないか探しました。
え?ウチは家内安全・平和な夫婦ですよ。おほほ。
DVDをお持ちとは、さすがこっちゃん!
miyuさん同様、自分も、家庭内暴力という題材に、
パスしちゃって、ダウンタウン見てました
無事録画は成功したかな?
いつか観てみてね
そんな怖い映画じゃないから大丈夫だよ
でも一人でこっそり観た方がいいかもね
▼かずろぐさんへ
あ、ジェニロペ好きッスか?
ならば観てくだされ・・・っていうか
これ観てなかったの?
かずろぐさんともあろう人が意外だな~
こっちゃん結局、夜のTV放送も観てしまった
1日同じ映画を2回も観てどーすんのっ!
▼miyuさんへ
あっちゃー!ダウンタウン!
そっち行ったか?残念だな~
miyuさんはぜひコレ観てくだされ
ジュリエットは脇役モードであんまりハジけてませんけど良いですか?
▼kinoさんへ
ま!kinoさんもJ.Lo好き?
いやはや奇遇ですなぁ~
あのカンフーもどきは「クラヴ・マガ」って言うですか?
じぇんじぇん知りませんでした~
強かったですねJ.Lo
kinoさんはそんなワザ、マスターしないで下さい
▼ありばばさんへ
おお
ありばばさんまでダウンタウンDXですか~?
まいったなぁ~
視聴率低いなぁ、こっちゃん付近は
また機会があったら観てみて下さい
家庭内暴力ではあるけど深刻なイメージでは作ってないですから
結構楽しめますよ♪
ハラハラです~
あそこまでやるかって思ったけどね。
domestic violenceって怖いね。
最後の方だけ観ましたか~?
まぁ、ああなるまで過程はあったんですけど
あの締めくくりは「ここまでやるか?」ですよね
普通はあーゆー風には持って行かないでしょうね
そこがこの映画の面白さでもあるのかな?と思います
ドメスティックぼーりょく反対組合 こっちゃん
こっちゃんは真似しないようにね。
グーでもパーでも暴力はいけません。
チョキならいいかな?(´▽`*)アハハ
まあ、バルタン星人ならいいけど (V)o\o(V)
「長州小力のパラパラ」でちょっと噴出してしまったじゃないですか。
おうちで読んでてヨカターヨ・゜・(ノД`)・゜・
もっと早く読んでたらテレビ見たんだけど、
今日土曜日だよ・・ ガ━━(゜Д゜;)━━━ン!!!!!