起きて半畳 寝て一畳

株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

信越化学 日本フイルコン 仮面の告白その八

2005年05月17日 22時44分55秒 | 仮面の告白
【5月17日の市場概況】日経平均終値:10,825円(-121円) 
 日経平均株価は昨年10月7日~18日以来約7カ月ぶりに7日続落。4月18日以来約1カ月ぶりに年初来安値を更新した。水準としては昨年12月13日以来の安値。
 朝方発表の1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は市場予想平均を大きく上回ったが、好感する動きは朝方の早い時間帯に限られ、その後は需給悪化を嫌気した売りで下値を切り下げた。

【株式投資の記録:5月17日】
①信越化学(04/18買建@3,880*2,000株)
 @3,910-で2,000株とも返済しました。5万円ほどの儲けです。(神様に感謝!)
 景気付けのために利益出ししました。
②日本フイルコン
 @875-で2,000株買建しました。


【仮面の告白その八 自分の居場所:泡姫セーラの場合】

 「小景異情」(室生犀星)
 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
 よしや うらぶれて異土の乞(かた)食となるとても かえるところにあるまじや
 ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ
 そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや 

 泡姫セーラのことは前にも書きましたが、セーラにとって、ソープランドは一番居心地が良かった居場所、自分の存在価値を実感できる居場所だったそうです。

 セーラは中卒でした。高校中退と云うのはそんなに珍しくもないようですが、中卒というのは私の世代でも珍しい。中学卒業後、18歳までは学校が紹介してくれた会社の工場で働いていたそうです。初体験もその頃経験したと言ってました。
 
 セーラは心の優しい女の子で強烈な人間関係は苦手だった。結局女の子同士の人間関係に嫌気がさしてそこを辞めたそうです。

 東京に出てきて最初から風俗で働くつもりではもちろん無かった。職探しを一杯したと言ってました。面接を受けた相手の男から夜電話をもらった事も何度かあるとか・・・。もちろん仕事以外の用件でです。寄ってくる男はみんなセーラの「女」が目的だった。

 アルバイトもしたし、実際に就職して働いたこともあるけど、セーラは自分の居場所を見つけられなかった。結局ソープに落ち着いた。そこは彼女にとって落ち着ける居場所だったと言ってました。

 セーラはスタイルは良かったものの、決して美人ではありませんでした。と言って「ブス」でもありません。「情が移る」と云う言葉がありますが、セーラが私のオキニ姫になって何度も肌を重ね、時には彼女の仕事が終った後、ラーメンを食べにいくような仲になってくると、セーラがとても愛おしく可愛く見えてきました。

 セーラの表情やしぐさに以前は感じなかった美しさを感じるようになりました。以前にも書きましたが、早漏に悩まされていたその頃の私にとって、セーラの優しさはいじらしくもあり又聖母マリアのようでもありました。

 私はセーラと結婚してても幸せに成れたのではないかと思います。唯、そうはなりませんでしたが・・・。このあたりの事は、縁は異なもの不思議なもの、と思うしかありません。

 セーラはお店を辞めて故郷に戻りました。

 ふるさとの山に向かひて言うことなし ふるさとはありがたきかな(石川啄木)
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