起きて半畳 寝て一畳

株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

ヤフー

2005年09月27日 21時55分15秒 | エトセトラ
【9月27日の市場概況】日経平均終値:13,310円(-82円
  日経平均株価は反落。前日に200円以上上げただけに、高値警戒感から値がさのハイテク株などに利益確定売りが活発に出る展開。引き続き商いは活況で、東証1部の売買代金は6営業日連続で2兆円を上回り、バブル経済期の1989年2月13~17日に記録した5日連続を上回った。
 配当落ち分の影響(50円弱)を考慮すれば日経平均は実質的には小幅安にとどまっている。

【株式投資の記録:9月27日】*9月22日~26日 取引なし
 ①ヤフー
  @121,000-で30株買建しました。
 

今週で2005年度の上期も締まりますが、「収支報告」のことを考えると憂鬱です。バフェットの真似をして集中投資をしたのが裏目にでてしまいました。
 
 詳しいことは、この週末にUP予定の「2005年度上期収支報告」に書きます。 
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最強の投資家 バフェット ⑦投資の方法

2005年09月27日 18時45分33秒 | 本・その他
 牧野洋「最強の投資家 バフェット」(日経ビジネス人文庫)
 今回は、バフェットの投資スタイルに関する部分のごく一部ですが書き移してみます。
 尚、この本についての記事は、これで最終回とします。
 
  が引用部分で、 が引用部分の終わりです。

(19頁) 多くの学者は「市場の効率化が進んだ情報化社会では、最も安全で賢い投資方法は分散投資」という考えで一致している。・・・(中略)・・・にもかかわらず、バフェットは極端な集中投資を行いながら、市場平均を上回る運用成績をほぼ一環して確保してきたのである。しかも、過去40年にわたって、である。

(27頁) 投資に際して、バフェットは複雑な手法を好まない。要は、「株主のための経営」を実行しているかどうかを基準に投資先を厳選する。言い換えれば、「株主をパートナーとして扱っているか」どうかがポイントになる。

 情報源は誰にでも手に入れることができる年次報告書で、経営者との面談などを通じて一般投資家よりも有利な情報を得たりすることはあまりない。「年次報告書だけで投資に必要な情報は十分にえられる」。購入方法も市場を通じて普通株を手に入れる手法が中心で、一般投資家と変わらない。

(27頁) 投資対象は、自分自身で内容を理解できる業種に限っている。例えば、ゲイツが経営するマイクロソフトなどハイテク株はすべて投資対象から外している。


(27頁) 事業だけでなく経営者も見る。毎年、有望な投資先を見つけ出すため、数百冊に及ぶ年次報告書を読みこなす。その過程で特定の企業に興味を抱いた場合、仮に自分がその企業の100%のオーナーであれば知りたいと思うことについて、経営者が正直に、しかもわかりやすい言葉で語っているかどうかを注視する。

 オーナーが知りたいと思うことについてきちんと語れなければ、経営者はそもそもオーナーに顔を向けた経営をしていない、と見なす。「カラフルな写真やグラフを多用していても、基本的な事実が欠けていれば読むに値しないのです」という。」

(28頁) 有望な銘柄と判断すれば、バフェットは相場全体の動向やマクロ経済の指標などを一切無視し、「企業」を買うつもりで数十億ドルの資金を投じる。・・・(中略)・・・
 バフェットにとっては、相場の需給や投資家心理の動向などを見て投資するのは、危険な行為である。この点で彼は投機家とは異なる。最も安全なのは、キャッシュフローから企業の本質価値を見極め、それを下回る値段で株式を大量取得する方法だ。

 自分自身で実施した分析を信じ、アナリストリポートなどには目もくれない。一度株式を取得すれば持ちっぱなしであり、「証券取引所が5年、10年と閉鎖されて取引できなくなっても気にしない」という。インターネット取引を使って一日に何回も株式売買する「デイトレーダー」とは正反対なのだ。

(31頁) バフェットの投資スタイルは、マクロ経済統計や相場全体の動向ではなく、個別企業のミクロ的な動きに注目することに特徴がある。・・・(中略)・・・彼にとっての関心事は、投資先の個別企業が平均を上回るリターン(利回り)を生み出す能力を持っているかどうかだ。この場合のリターンとは、株主の持分である株主資本がどれだけの利益を出しているかを示す株主資本利益率(ROE)を指す。

 言い換えれば、厳格な「ファンダメンタル分析」に本領がある。これは、個別企業の財務内容や経営能力を徹底的に分析し、本質的な価値がどのくらいなのかを把握しようとする科学的な分析だ。バフェットが年次報告書を読むのを趣味にしているのもこんな分析を基本にしているからだ。

 日本でいまだに幅を利かせている「テクニカル分析」は、相場の過去の動きなどを分析して将来を予測する手法であり、米国では賢明な投資家からは「占い師の仕事」と一蹴されるようになっている。
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