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堀川めぐりの船上から眺めた松江城、お城の屋根の形が、千鳥が羽根を広げたように美しく見え、別名「千鳥城」とも呼ばれているが、残念ながら遠景のため、そこまで判らず、ただ、船上からは、唯一、此処から城が望まれたところ。
こんなことなら、もう一つのオプション コース、歩きによる松江城「天守閣見物」を選択すべきだったか。
水郷松江市の宍道湖北畔にそびえ立つ松江城は、若くして羽柴秀吉に仕え数々の戦功をあげた、堀尾吉晴が、慶長16年(1611年)に築城したもので、加藤清正と並び称された城普請上手と言われただけに、城郭の広さは東西360m、南北560mもあり、周囲に幅20~30mの内堀をめぐらし、本丸には天守と荒神櫓など6つの櫓を有し、二ノ丸・北ノ丸・二ノ丸下ノ段のほか本丸周辺には腰曲輪・中曲輪・外曲輪・後曲輪を設けるなど戦国の乱世を生き抜いた堀尾吉晴らしい要害堅固な城郭である。
10時30分、足立美術館をあとにし、宍道湖方面に向かい約50分、松江地ビール館に着、そこで昼食。
食後、オプションで堀川めぐり遊覧船に乗船し、船上から松江市の町並みを観光。
パンフレットには、「城下町をめぐる水景めぐり」とあったが、予備知識の無い小生には、古い建物としか映らず、また、遊覧船は松江城の堀をめぐっており、お城がいろんな角度から観賞できると期待していたが、ごく一部分から望めただけで、50分、1200円 かけての遊覧は、いささか期待外れであった。
作品は、我々の前を行く船を後部から撮影し、鉛筆スケッチ(詳細)効果を用い写画にしたもの。
・・・足立美術館にてもう一作品、あまりにも奇抜な彫刻品のため撮影・・・
足立美術館は、「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など、6つに分かれた5万坪に及ぶ名園の他、橋本関雪、横山大観など巨匠たちの名画、また、彫刻品、陶器など、多岐に亘る美術品が展示されている。
しかも、これらは庭園の四季に合わせて、年に4回、展示替えを行っており、いつ来ても楽しませて呉れるという。
作品は、背景をいじっているが、裸婦とたまご形の二つの塊は、原版そのまま。裸婦は臀部のみで支えられ、他は浮いており、なんとも不思議な作品である。
作成者は、島根県生まれの彫刻家 富田憲二氏で昭和61年に作成、作品のタイトルは「くも」と付けられているが、付けた理由は不詳。
・・・翌日、皆生温泉を8時に出発、島根方面に向かって略40分、足立美術館に湯?E・・
足立美術館は、当市 島根出身の実業家「足立全康」氏が個人蒐集した美術コレクションを基に、昭和45年に創設された美術館で、この時 当人は71歳であったという。
横山大観コレクションをはじめとする名画の数々と、米国の日本庭園専門雑誌で、5年連続日本一に選出された、1万3千坪に及ぶ広大な日本庭園がある。
因みに2位は京都の桂離宮である。
作品は、館内に入って最初に目にする庭園で、枯山水を中心とする雄大な景色である。当日は、若干 雨が降っていたが、これらの庭園は、すべて館内から眺められる。
病気などにより、ここ数年 遠出の宿泊旅行は控えていたが、先週 幾分不安はあったが、5年振りに新幹線で山陰方面に出鰍ッる。
出鰍ッると言っても、クラブツーリズムのツァー旅行で、タイトルは
「~ご夫婦限定!往復新幹線のぞみ号グリーン車利用!~出雲大社正式参拝と姫路城・足立美術館 山陰二名湯 玉造・皆生温泉とローカル列車の旅」・・・と
詳細内容まで判る長たらしいタイトルの旅へ。
旅の初日は、新横浜10時09分発とゆっくりした出発で、新幹線で岡山(着:13時20分)まで、その後はバスに乗り換え 米子自動車道の蒜山(ひるぜん)高原SAを経由し、一泊目の皆生温泉へ。
旅館に着いたのが16時00分のため充分寛げたが、移動だけで 主だった観光なし。
作品は、新幹線の列車であるが、くずしてもそれと判れば好しとしたため、久し振りに面白い画像に仕上がっていると思う。