二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡の蛇皮を張り替えよう,その2。

2012-09-20 09:35:17 | ■工房便り 総合 
この2年間で、殆ど1000代に近い二胡を見せていただきました。 極端な言い方をすると、日本に入って来て、5,6年すると、殆どの二胡が皮が歪んで緩くなります。 そうならないのは、本物の、明清の頃の家具や家などを解体した、木を使った物だけでしょう。 要するに殆ど木が狂わないほどに、乾燥した物という事です。 明清材などとうたわれていなくとも、そのようによく乾燥した物というのもあります。 しかし . . . Read more
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今週の光舜堂は、場所が御茶ノ水レモンでの営業です

2012-09-19 21:13:45 | ★その他 告知など
先週はお休みをいただき、ありがとうございました。 引き続き、今週も変則営業です。 今週9月23日(日)は、営業場所と時間が変わります。 先日お知らせしておりました展覧会開催中の為ご迷惑をおかけしますが、 宜しくお願いいたします。 時間: 11時~19時 場所: トラットリア LEMON    千代田区神田駿河台1-5-5 レモンパートⅡビル1F    03-3295-0430    (JR御茶ノ . . . Read more
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二胡の蛇皮を張り替えよう。

2012-09-19 10:33:31 | ■工房便り 総合 
二胡の二胡たる所以は、蛇皮です。 他にも蛇皮の楽器はありますが、二胡の蛇皮が弾き込まれて来た時の音の、音色の良さこそ、二胡の音色でしょう。 新しく購入したばかりはパンパンに張っていますが、2、3年も弾きこむと安定して良い振動になります。 その良い音色の時期は、8年~15年ぐらいも続きます。 私のは20年以上持っているよという方の二胡も見せていただきましたし、お話を聞くと、その楽器だけを弾い . . . Read more
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9月16日(日)鳴尾弦樂団1stコンサートの為の大阪出張

2012-09-18 16:08:56 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。 16日の日曜日は、ボス(店主)の大阪出張に同行してきました。 1件、設計のプレゼンがあったのです。 が、そんなのはどーでもいい、、、いえ、ゴホ、でも二胡屋には関係の無い話。 二胡屋の店番 ほぉとしましては、メインはなんてったって鳴尾弦樂団コンサート! この2年、何があっても休むことの無かったお店を休み、行ってきました。 新幹線♪ 好きなんですよね~ . . . Read more
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大阪の楽しき二胡仲間達、その2.

2012-09-17 12:40:04 | ■工房便り 総合 
あろうことか、光舜堂を始めて以来、初めてお店を休みました。 インテリアの方の仕事でのプレゼンが大阪であったことも有り、(いい訳だとほぉさんはいっています)鳴尾弦楽団のファーストコンサートに行って来ました。 その上多少のお手伝いになるかと、30年来のお客様にも声をかけて、(二胡の演奏会というのには殆ど二胡弾ききりいかないような印象があります。)3年ぶりでお会いすることも出来ました。 演奏会の事 . . . Read more
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閑話休題、夕陽のような。

2012-09-16 09:14:48 | ■工房便り 総合 
変な例えかもしれませんが、夕陽のような楽器作りをしたいと思っています。 夕日は不思議なことにどんな人をも感動させます。 感動のし方は人それぞれです。 あの色が光がどんな色合いであろうと、様々に人を感動させます。 その色合いや光が人々の記憶の中の何かを引き出すからかも知れません。 或いは何かのホルモンを刺激するからかも知れません。 或いは単に綺麗と。 どうも、ほぉさんに言わせると、 . . . Read more
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聴くことこそ楽器の始まり、その4.

2012-09-15 08:57:03 | ■工房便り 総合 
だいぶ前になります。 新宿の西口を歩いていて、ふと見ると、多分あれは、大学の頃の知り合いのTさんに似た感じの人が、段ボールの家の前に座っていました。 「Tさん?」と声をかけると、じっと私を見ていましたが、「、、、、、、、、」でした。 そこで、近くのコンビニでお弁当を二人分買ってきて、差し出すと。 「俺は乞食じゃない」 構わずに私も段ボールの上に座り込んで、弁当を食べ始めました。 「久し . . . Read more
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聴くことこそ楽器の始まり。その2

2012-09-14 08:34:49 | ■工房便り 総合 
ミクロネシアの方に、竹筒を何本か長さを変えて、ひとりが一本を持ち、地面に落としてそれで音楽を奏でる楽器というのがあります。 多分生活の中で竹筒をうっかり地面に落とした音の良さを楽器に仕立てたのかもしれません。 以前ウェイウェイ・ウー先生の演奏会で、先生のお父様が、ずらりと並べた茶碗を叩いて、演奏したことがありました、その時のお父様の楽しそうな表情というのはいつまでも思い出します。 椀琴という . . . Read more
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小葉紫檀の二胡について。

2012-09-13 10:17:34 | ■工房便り 総合 
「私はコーキの二胡が好き」 今回劉継紅先生にお会いした時に、先生はご自分の二胡についてこのようにおっしゃていました。 中国人の二胡奏者の8割くらいがこういいます。 コーキ、コウキ、紅木と書きます。 小葉紫檀、レッドサンダー、これらはみな同じものですね。 インドではすでに伐採禁止となり、どういうルートで入って来るのか(笑)多少は中国にも入っているらしいのですが、何しろ油分の多い木ですから、 . . . Read more
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聴くことこそ楽器の始まり。

2012-09-12 10:40:40 | ■工房便り 総合 
人との関わり、物との関わり、 先ず聴くことで始まります。 私の仕事場では、ラジオもCDもかけていません。 屋根に落ちてくる雨の音や、 地を這う湿気の鳴りが聞こえなくなるからです。 木工屋は湿度に敏感でなければなりません、また必然的に敏感になります。 湿度は身体に伝わる響きとなり、木を削る音の違いとして感じます。 木を削る時、切断する時、鋸の振動や音がその仕上がり具合を教えてくれます。 . . . Read more
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