二胡にはよくあることです。棹や胴にこのように松脂がたくさんつきます。これを拭き取るのに今まではアルコールをを進めしていたのですが、色々やってみて、今はこれをよく使います。(これもほぉさんが残してくれていたものなのです、何しろ私の眼鏡は、油分の多い紫檀の埃や松脂の粉や鉄粉などで、日々2,3回は眼鏡を拭かなければいけませんでしたから)
今はこれを使っています。
大変油分をよく拭き取ってくれます。注意使用上の注意はよく読んでください!!市販されていますので問題は無いと思いますし、私の様にアルコールに弱いものでも使えます。
このように二胡に付いた松脂はとても良く拭き取れますが、木目に食い込んだものは拭き取れません。また、蜜蝋などで仕上げてあるものは多少拭き取りの跡、白っちゃける場合もあります。そのあとは良く乾拭きしてください。
さて本題です。
これ、弓を洗う代わりになりそうなのです。
今、私は松脂作りに邁進しています。この1年と半年、ほぉさんの残してくれた、天然の松脂を何とか、安定した製品として作れないかと。
今まで試したのが、市販品10種類、そして、自分で作った松脂の試しを約30種類。
試すたびに、6本の西風と三本のヴァイオリンの弓を、毎日のように毛を洗って、新しい松脂が試せるようにしていたのですが、洗うのも大変、乾く時間も惜しいですね。
「これ使ってみたら」と、今、松脂や弓毛の張替えを手伝ってくれている、スタッフさんにいわれて、この眼鏡拭きで、弓毛に残った、松脂を拭いたところ、これがまあよく拭き取れるのです。
ヴァイオリンの弓の場合一枚で済みますが、二胡の弓は二枚ほど使わないと拭き取れません、毛の量の多いことと、両面に松脂を塗るからです。
何しろ、今やっていることが10000分の一ミリグラムの薬品量の違いによる松脂の音の質、弾きがっての違いなど調べていますから、以前使っていた松脂が残っていると、正確に違いが出ないのです。
この眼鏡拭きは、その点ではとても役に立ちました。使った後も弓毛には全くと言ってよいくらいに影響も出ません。多分水分が含まれているためでしょうか、松脂を拭き取った後毛が伸びますが、すぐに元に戻ります。
今まで皆さんに、時々弓毛の洗いをお勧めしていたのは、二胡の場合どうしても、弓毛を手で持つとこが多いようで手の平に付いた油分や、ハンドクリームなどで毛が汚れるからです。
単に、汚れを取るだけなら、この眼鏡拭きで十分いけます。注意!ただし製品の中には。「曇り止め材」を含有させているものもありますが、これは使わないでください。松脂を拭き取った後次の松脂の乗りが悪くなります。
この3ケ月間この眼鏡拭きで、同じ弓を数十回ふいても、問題はでませんでした。
それから、松脂を新しい種類に交換するときには、必ず、この眼鏡拭きで、以前使っていた松脂を拭き取ってからお使いください。以前の物が残っていると、新しい松脂を十分には楽しめません。
新しい松脂、二胡用もやっと完成しまして、11月の半ばには、発売予定です。(Black Amber Rosin)
ヴァイオリンを弾く方からは大変な好評を頂いていますが、何しろ作りも、毛の種類も、弾き方も安定していなかった二胡の弓ですが、どなたの弓でもどのような弾き方でも、弾いたとたんに、感動してもらえるようなものにしたかったのです。
いろいろご意見いただいた、二胡弾きさん達に感謝いたします。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ