柔らかく聞こえる音と言うのは、簡単に言ってしまうととても含みのある音ですね。
人との声で言うと、胸郭に響き喉に響き頬に響く音ですね。
沢山の振動がうまく重なると、柔らかく聞こえます。
ちいさな子供たちの声は決して柔らかく聞こえません。
音として鳴る体の部分が小さいからですね。
その分クリアーな音色になります。
二胡も、皮も含め、二胡の胴や、棹、木軸など全ての部分が弦の振動に共振するようになれば、すべての倍音を含んで柔らかい音になります。
単に皮が柔らかくなったから、柔らかい音がするということではありません。
今までは単に皮が振動で良い鳴りになるから、としか言われてきていませんでした。
中国では皮が二胡の全てという考えがあります。
ですから二胡師と言われる人が皮はりの専門家であったりもします。
二胡は全ての音が共振し始めた時に初めて、柔らかな良い音になります。
弾き込みやその時間の長さあるいは、調整の事など様々に楽器を鳴らす要素と言うのはありますが、
まずは二胡の特徴というのは二本の弦が常に鳴っているということです。
これはヴァイオリなども同じことが言えますが、G(一番低い音の弦)で、人差し指の音、Aの音を弾くと3番目の弦解放弦でAの音が振動するのが目で見えます。
キッチリ人差し指がAの音に合っているときには、同時になっている一オクターブ上の振動も音にして響かせます。
単に一つの音だけではなくその他の音も響かせると、ヴァイオリンは柔らかい響きになります。
二胡の場合はこれが極端なのです。
何しろ弦が千斤で二本結び合わさっていますから、常に2本鳴っているのです。
この振動がきちっと調弦されていないと、常に雑音の発生源になります。
そんなこと言われなくとも、調弦は、デジタルできちっと合わせてると、言う方もたくさんいるでしょうね。
本当ですか?
二胡の弦は緩く張って有りますから、、弓の当て方の強さによっって、音程がずれます。
それはデジタルの、調弦器を棹に付け鳴らし弾いてみればすぐにわかります。
子供のころから、ヴァイオリンなどやっていた人は、自分の弾く音程の狂いと言うのは聴きながらすぐにわかります。
そして、右手も安定して、一弓弾く中で音程のずれというのが出にくいです。
勿論、引き弓押し弓での差と言うのもあまりありません。
要するに安定して、常に音程を維持できるのです。
これがなかなかに難しい事です。
弦も緩いし弓の毛も緩いし、一弓で引く音程が常に定まりません。
この弓を弾く力加減が常に一定で、デジタルの指針がびくともしなくなると、柔らかな良い音に鳴る第一歩なのです。
これは先生にやってみてもらって下さい。
先生にデジタルの調弦機をつけっぱなしの、(あるいは置いておいても)二胡で音階を弾いてもらってみてください。
全くぴくとも動かないのです。
最初調弦し始めた時には針りが右左とぴくぴくと動いていますが、いざ弾き始めるとピッタリと安定します。
そして面白いことに、脇で見ていると、調弦しているときには、あれ!あっていないのではと思いつつも、弾き始めるとピタッと合います。
もう一つの問題は、そもそも弦のと言うか音階と言うのが、平均律だとすると、キッチリとは共振するように作られていません。
ピタゴラスが無理矢理平均化して一オクターブをして割ってしまったといわれます。
ですからもともとからして綺麗に共振するようにはできていないのですが、3度や5度などの音程の差は比較的、共振するようになっているようですが、
二胡の弦の場合は音程が固定されていません。
その上弦が緩いです、一応5度の差で内元外と弦が設定されてはいても、弾き始めたら狂い、初心者の内はさらに音程そのものも狂いやすいです。
上手い人は耳で自分が弾くときの力加減での正確な音程の違いを調整しているようなのです。
ですから何となく調弦しているときの音はそれほど良い音でもないのに、
曲を弾き始めるといきなり、凄い良いなりで柔らかく鳴り響いたりします。
たぶん無意識に調整しているような気がします。
ですからデジタルもアテニは一応なるでしょうが、ご自分の耳が良い音なるまで訓練することも大切です。
たぶん左の指も、右手も良く動き、良い曲に聞こえるのだけど、
ふるえが来るほどの、良いなりをさせる違いが、プロとアマの違いが、この辺にあるような気もします。
人との声で言うと、胸郭に響き喉に響き頬に響く音ですね。
沢山の振動がうまく重なると、柔らかく聞こえます。
ちいさな子供たちの声は決して柔らかく聞こえません。
音として鳴る体の部分が小さいからですね。
その分クリアーな音色になります。
二胡も、皮も含め、二胡の胴や、棹、木軸など全ての部分が弦の振動に共振するようになれば、すべての倍音を含んで柔らかい音になります。
単に皮が柔らかくなったから、柔らかい音がするということではありません。
今までは単に皮が振動で良い鳴りになるから、としか言われてきていませんでした。
中国では皮が二胡の全てという考えがあります。
ですから二胡師と言われる人が皮はりの専門家であったりもします。
二胡は全ての音が共振し始めた時に初めて、柔らかな良い音になります。
弾き込みやその時間の長さあるいは、調整の事など様々に楽器を鳴らす要素と言うのはありますが、
まずは二胡の特徴というのは二本の弦が常に鳴っているということです。
これはヴァイオリなども同じことが言えますが、G(一番低い音の弦)で、人差し指の音、Aの音を弾くと3番目の弦解放弦でAの音が振動するのが目で見えます。
キッチリ人差し指がAの音に合っているときには、同時になっている一オクターブ上の振動も音にして響かせます。
単に一つの音だけではなくその他の音も響かせると、ヴァイオリンは柔らかい響きになります。
二胡の場合はこれが極端なのです。
何しろ弦が千斤で二本結び合わさっていますから、常に2本鳴っているのです。
この振動がきちっと調弦されていないと、常に雑音の発生源になります。
そんなこと言われなくとも、調弦は、デジタルできちっと合わせてると、言う方もたくさんいるでしょうね。
本当ですか?
二胡の弦は緩く張って有りますから、、弓の当て方の強さによっって、音程がずれます。
それはデジタルの、調弦器を棹に付け鳴らし弾いてみればすぐにわかります。
子供のころから、ヴァイオリンなどやっていた人は、自分の弾く音程の狂いと言うのは聴きながらすぐにわかります。
そして、右手も安定して、一弓弾く中で音程のずれというのが出にくいです。
勿論、引き弓押し弓での差と言うのもあまりありません。
要するに安定して、常に音程を維持できるのです。
これがなかなかに難しい事です。
弦も緩いし弓の毛も緩いし、一弓で引く音程が常に定まりません。
この弓を弾く力加減が常に一定で、デジタルの指針がびくともしなくなると、柔らかな良い音に鳴る第一歩なのです。
これは先生にやってみてもらって下さい。
先生にデジタルの調弦機をつけっぱなしの、(あるいは置いておいても)二胡で音階を弾いてもらってみてください。
全くぴくとも動かないのです。
最初調弦し始めた時には針りが右左とぴくぴくと動いていますが、いざ弾き始めるとピッタリと安定します。
そして面白いことに、脇で見ていると、調弦しているときには、あれ!あっていないのではと思いつつも、弾き始めるとピタッと合います。
もう一つの問題は、そもそも弦のと言うか音階と言うのが、平均律だとすると、キッチリとは共振するように作られていません。
ピタゴラスが無理矢理平均化して一オクターブをして割ってしまったといわれます。
ですからもともとからして綺麗に共振するようにはできていないのですが、3度や5度などの音程の差は比較的、共振するようになっているようですが、
二胡の弦の場合は音程が固定されていません。
その上弦が緩いです、一応5度の差で内元外と弦が設定されてはいても、弾き始めたら狂い、初心者の内はさらに音程そのものも狂いやすいです。
上手い人は耳で自分が弾くときの力加減での正確な音程の違いを調整しているようなのです。
ですから何となく調弦しているときの音はそれほど良い音でもないのに、
曲を弾き始めるといきなり、凄い良いなりで柔らかく鳴り響いたりします。
たぶん無意識に調整しているような気がします。
ですからデジタルもアテニは一応なるでしょうが、ご自分の耳が良い音なるまで訓練することも大切です。
たぶん左の指も、右手も良く動き、良い曲に聞こえるのだけど、
ふるえが来るほどの、良いなりをさせる違いが、プロとアマの違いが、この辺にあるような気もします。