
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
先月店主が公募展の為に制作していた紫檀の椅子が入選しまして、
来年1月に開催される、入選者だけが出品出来る展覧会で、
皆様にもご覧いただけることになりました。
これで作品作りはひと段落。
不思議な事に、作っていた間はパタリと止まっていたお問合せが
作品搬入直後に続々と復活し、いっきに現実に引き戻されたような???
二胡神様が作品制作の時間を与えて下さっていたのでしょうか(笑)
さて11月に入りましたね。
相変わらず修理のご依頼は後を絶たず。
最近はデンペン交換のご依頼が増えています。
送りでもデンペンのご依頼は多いです。
工房に届いた楽器は、到着直後にまず梱包を解いてケースを開け、
運搬道中に楽器が無事だったか、直すべき個所はどこか、
という事をチェックするのですが、
店主はそのデンペンの減り具合の状態をひと目見ただけで
その持ち主さんが日頃良い音色を出して弾けているかどうかが判ります。
ただし、まぁ、、、送りで届いた物に関しては、
習っている先生の手前もあり何もお伝え出来ません。
しかしご来店いただけた方々は会話の中でアドバイスしたり、
「原理はこうなんだよ」という事をお伝えしています。
という事で、この日は3名の退院と2名の入院があり、
その方々にはデンペンによる弾き方診断の結果をお話ししました。
「デンペンを交換したいです」
というのは一見、一言で済むシンプルなご依頼ですが、
その其々は、交換の希望理由が様々です。
デンペンは減っていなくてそのものに問題は無くても、
テープがベタベタするのをいい加減止めたい、というのは多いです。
あとはやはり、単純に全体が経年劣化だったり、粗悪な素材だったり。
貼り方の不味さによる剥がれで交換、というのもあります。
でも一番多いのは弓による削れでしょう。
その削れ=毛ズレでもあるわけですが、
毛ズレでデンペンのどの箇所がどのように減っているかで、
持ち主さんが日頃どんな弾き方をしているかが見えて来るのです。
かなり力一杯リキんで弾いている、とか、
弓が揺れてしまっている、とかだけでなく、
様々在るフォームの中のどのタイプで弾いているか、
も店主には結構読めるようです。
そんな中でも、
長く愛用している楽器なのにデンペンが減っていない、にも拘らず
単に「”光舜堂のデンペン”に交換したい」とご依頼するような方は、
大抵正しいフォームで弾けている上手な方で、
そういう方の蛇皮は、とても良い状態の育ち方をしています。
つまり、良い振動を蛇皮に与えられているからです。
なんだか性格判断とか占いみたいでもありますが、
さて貴方の楽器のデンペンは何を語っているでしょうか???
ところで今回退院の方々、
楽器をお預かりの期間中に、一緒に福音弓もお預かりしていました。
福音弓ユーザーさんは、修理時に馬毛洗浄も同時にご依頼されたり、
チューブのメンテナンスに出したりする方が多いです。
そんな期間中はサブ二胡を使っていらっしゃるわけですが、
「もう今までの弓だと疲れて疲れて!早く福音弓が欲しかった!」
と、この日退院のユーザーさん達も同じセリフ(笑)
福音弓を買う前は別段問題無いと思ってずっと使っていた弓でも、
ひとたび福音弓を使い、そしてそれを失い元の弓に戻ると、
どれほど福音弓が良かったかをつくづく感じるんだそうです。
「もうこれ以外の弓なんて嫌!!」 とは、
一時的にでも失って初めて判るユーザーさんも多いかもしれませんね。
修理時に思い知り、サブ弓の為に福音弓をリピートする方は、
実は少なくありません。
お渡しまで3カ月近く待たされる福音弓ですが、
相変わらずこの日もご注文は続いておりました。
さて、この日或る会員さんは、
中古で手に入れた二胡を持っていらっしゃいました。
「西野さんがいつもブログで仰っていた、
新品でも最初から皮が柔らかく寿命が早いという例のメーカーって、
もしかしてここかな、と思ったんですけれど。。。」そう仰った二胡は、
ビンゴ。。。
しかも店主がいつも言う通りの、悪い意味での予想が的中。。。
ほぼ新品状態で、皮が全く育っていなかった出来てわずか数年のその二胡は、
残念ながら皮が致命的で、張替える事になりました。
「予想してたなら何で手を出しちゃったのー?!
これなら、張替え代も貯めてもう少し頑張ればウチのが買えるのに~!」
と店主は言っていましたが、
まぁ、ポチッとやるのは楽しいですし、ね。
今週もご遠方の方も多く、北は山形、南は宮崎!
北関東からも3名もいらっしゃいましたが、近く感じるという(笑)
そうかと思えば30分以内で来られる方々、
孟菲さんの結婚式でご一緒したMさんや仲良しのUさん、
西野二胡のお里帰り達、等々、賑やかな1日でした。
皆様、ご来店ありがとうございました!
先月店主が公募展の為に制作していた紫檀の椅子が入選しまして、
来年1月に開催される、入選者だけが出品出来る展覧会で、
皆様にもご覧いただけることになりました。
これで作品作りはひと段落。
不思議な事に、作っていた間はパタリと止まっていたお問合せが
作品搬入直後に続々と復活し、いっきに現実に引き戻されたような???
二胡神様が作品制作の時間を与えて下さっていたのでしょうか(笑)
さて11月に入りましたね。
相変わらず修理のご依頼は後を絶たず。
最近はデンペン交換のご依頼が増えています。
送りでもデンペンのご依頼は多いです。
工房に届いた楽器は、到着直後にまず梱包を解いてケースを開け、
運搬道中に楽器が無事だったか、直すべき個所はどこか、
という事をチェックするのですが、
店主はそのデンペンの減り具合の状態をひと目見ただけで
その持ち主さんが日頃良い音色を出して弾けているかどうかが判ります。
ただし、まぁ、、、送りで届いた物に関しては、
習っている先生の手前もあり何もお伝え出来ません。
しかしご来店いただけた方々は会話の中でアドバイスしたり、
「原理はこうなんだよ」という事をお伝えしています。
という事で、この日は3名の退院と2名の入院があり、
その方々にはデンペンによる弾き方診断の結果をお話ししました。
「デンペンを交換したいです」
というのは一見、一言で済むシンプルなご依頼ですが、
その其々は、交換の希望理由が様々です。
デンペンは減っていなくてそのものに問題は無くても、
テープがベタベタするのをいい加減止めたい、というのは多いです。
あとはやはり、単純に全体が経年劣化だったり、粗悪な素材だったり。
貼り方の不味さによる剥がれで交換、というのもあります。
でも一番多いのは弓による削れでしょう。
その削れ=毛ズレでもあるわけですが、
毛ズレでデンペンのどの箇所がどのように減っているかで、
持ち主さんが日頃どんな弾き方をしているかが見えて来るのです。
かなり力一杯リキんで弾いている、とか、
弓が揺れてしまっている、とかだけでなく、
様々在るフォームの中のどのタイプで弾いているか、
も店主には結構読めるようです。
そんな中でも、
長く愛用している楽器なのにデンペンが減っていない、にも拘らず
単に「”光舜堂のデンペン”に交換したい」とご依頼するような方は、
大抵正しいフォームで弾けている上手な方で、
そういう方の蛇皮は、とても良い状態の育ち方をしています。
つまり、良い振動を蛇皮に与えられているからです。
なんだか性格判断とか占いみたいでもありますが、
さて貴方の楽器のデンペンは何を語っているでしょうか???
ところで今回退院の方々、
楽器をお預かりの期間中に、一緒に福音弓もお預かりしていました。
福音弓ユーザーさんは、修理時に馬毛洗浄も同時にご依頼されたり、
チューブのメンテナンスに出したりする方が多いです。
そんな期間中はサブ二胡を使っていらっしゃるわけですが、
「もう今までの弓だと疲れて疲れて!早く福音弓が欲しかった!」
と、この日退院のユーザーさん達も同じセリフ(笑)
福音弓を買う前は別段問題無いと思ってずっと使っていた弓でも、
ひとたび福音弓を使い、そしてそれを失い元の弓に戻ると、
どれほど福音弓が良かったかをつくづく感じるんだそうです。
「もうこれ以外の弓なんて嫌!!」 とは、
一時的にでも失って初めて判るユーザーさんも多いかもしれませんね。
修理時に思い知り、サブ弓の為に福音弓をリピートする方は、
実は少なくありません。
お渡しまで3カ月近く待たされる福音弓ですが、
相変わらずこの日もご注文は続いておりました。
さて、この日或る会員さんは、
中古で手に入れた二胡を持っていらっしゃいました。
「西野さんがいつもブログで仰っていた、
新品でも最初から皮が柔らかく寿命が早いという例のメーカーって、
もしかしてここかな、と思ったんですけれど。。。」そう仰った二胡は、
ビンゴ。。。
しかも店主がいつも言う通りの、悪い意味での予想が的中。。。
ほぼ新品状態で、皮が全く育っていなかった出来てわずか数年のその二胡は、
残念ながら皮が致命的で、張替える事になりました。
「予想してたなら何で手を出しちゃったのー?!
これなら、張替え代も貯めてもう少し頑張ればウチのが買えるのに~!」
と店主は言っていましたが、
まぁ、ポチッとやるのは楽しいですし、ね。
今週もご遠方の方も多く、北は山形、南は宮崎!
北関東からも3名もいらっしゃいましたが、近く感じるという(笑)
そうかと思えば30分以内で来られる方々、
孟菲さんの結婚式でご一緒したMさんや仲良しのUさん、
西野二胡のお里帰り達、等々、賑やかな1日でした。
皆様、ご来店ありがとうございました!