【 甘い! (うっち~)
2012-06-28 22:29:48
まだ十年だから、本当にそう思っているなら、仕方がない。 ではありません。 製造物、販売物の社会的責任、トレーサビリティが重要視されている昨今。そんな話は通じません。 黄肌マグロをインドマグロとして販売し、バレた時、知らなかったでは済みません。 その会社は潰れます。 ある二胡の先生が、「私は音楽の世界しか知りません」とおっしゃってました。そういう人が多いんでしょう。 音楽を教えるだけならまだしも、物を販売する時に、社会常識から外れた事をやってしまう可能性ありますね。 でも、知らなかったでは済まされません。 訴えられたら負けますよ。】
(『日本の二胡の現状について、その10。』へのコメントより)
確かに、仰せのとおりでございますよ。失礼しました。
でも、うっちー、誰も訴えないのも事実でしょうね。
確証が無いからです。
ですから、うかつに私もこれは老紅木(マホガニー)ではなく、パドークですとはなかなか言いにくくなってきています。
何故なら、老紅木の定義があいまい過ぎるからです。
本来ならば、老紅木と言った場合は、マホガニ―であったはずなのですが、酸化して見栄えが古くなった時に、似た感じのパドークが、代用されたのでしょうが。
音的にはかなり違いますね。
それと、どうしてアフリカンマホガニーを使わないのか解りません。
ギターの世界では、ホンジュラスマホガニーといって、アフリカンマホガニーを売っています。
これもどうかと思うのですが、ただ幸いに音的にはちょっと響きすぎるかなというぐらいで音色としては、それほど違わないのですよ。
音的に違わないはずのアフリカンマホガニーを使わずにパドークを使って、老紅木というようになった理由は、
見た目が、むしろ、ホンジュラスに近いからかも知れません。
しかしパドークは、東南アジアと、アフリカと両方にあります。
ましてや、多少山岳地帯のパドークは、時間が経つと、その縞目で殆ど、本紫檀と変わりのない木目にも見えるのです。
これ見分けがつく人は殆ど居ないと思いますよ。
私なんかでも明るい処でみた時にその導管の、散らばり具合で見分けられる程度です。
整理すると、
老紅木は、ホンジュラスマホガニーだったはずです。
ホンジュラスマホガニーに見た目の色が近いのは、古くなったパドークです。
パドークは、マメ科ですから、紫檀とも言われて販売されてもいます。
そして、ベトナムあたりのパドーク(縞目が薄い)は老紅木として売られています。
でも本来の老紅木の音に近いのはアフリカンマホガニーです。
アフリカンパドークは、むしろその縞目の強さが、紫檀として通用するぐらいに紫檀に似ています。
そして安い、老紅木と言われるものは、アサメラという木が使われています。
唯この木は軽いですから、重低音が出ないという難点はあります。
凄いのはバリサンダー(マダガスカルローズウッド)とアサメラの棹の組み合わせで、老紅木というのがありましたが、
しかし、これはよい音だと私は感じています。
如何にも老紅木(多少重厚感は無いですが)の鳴りという感じです。
だったら良いじゃないか、と、売っている方も作っている方も思っているのかもしれません。
では本物の、ホンジュラスマホガニー(老紅木)の二胡はどこにあるんだというのはあります。
私は見たことがありません。(秋には、ホンジュラスマホガニーで1台だけ出来ます)
以前にもお客様に、これは、マホガニー(老紅木)ではないですよ、とお伝えしたところ。
大変、怒られました、「先生はそんなウソをつくはずありません、先生に問い合わせしたところ、先生のお付き合いしている工房は、老紅木以外は作らないのです。」
以後、私はなんとなく、はっきりとは言わなくなってしまいました。
言い合いをしてもしょうがないですから。
先生がそのように言ったのだから、正しいのは先生で、お前は間違っていると言われるのですから。
それこそ裁判にでも持ち込めば、多分私は勝てるでしょう。
でも、勝ってどうなるものでもないでしょう。
その事で購入された方の気分は更に悪くなるのではないですかね。
反対に、正しかった私がうとまれますよ。
人というのはそのようなものではないですか?
むしろそれより、ほんの少しでも、例え、ウッチー一人だけでも、正確な知識というのを拡げていけば、何年かすれば、私の言うことも信じられるようになるのではないかと思っています。
ですから、ウッチーも木のことも勉強して下さい、もちろんJimmyさんにもこれはお願いです。
そうすれば、わたしが居なくなった後からぐらいかな?その頃には、せめてバイオリンの常識ぐらいには、二胡にも常識が広がってきて、
今やっている二胡販売方式というのは無くなるのではないでしょうか。
それと、日本人の方が、数名、中国で二胡作りに携わっておられるという話を聞きます。
お一人ではないのです。
日本人の木工の感性を活かしてということらしいです。中にはホントの木工技術者もいらっしゃいます。
私はこの方達に戻ってきて欲しいのです。
戻ってきて日本で出来る限り、その技術を活かして欲しいのです。
生産方式品質管理まで含めた、日本人の物作り感覚という風になったら良いな、そうすればこんなことも起こらないのではないですか?
楽器作りという点では、日本もかなりの先進国であるというのは、ウッチーも知っているとおりです。
そうでないと、生産工程や、完全な品質管理や、また今いった樹種の名前の付け方等、結局は中国製でしかありません。
もちろん中国製が全て悪いわけではありません。中には大変研究熱心な方もいらして、良い物、新しい形、を追求しておられる中国人の二胡製作者たちも沢山いますが、その人達の作った物が日本には殆ど入ってこないのも事実です。
日本で販売する方達にうまみが無いからかも知れませんね。
でも、日本は木工という点では、世界的でトップクラスの技術をもっています。
中国で勉強してこられた二胡つくりのかたが、研究して、工夫すれば、今どんどん高額になって行く、中国製の二胡に匹敵するぐらいのぐらいの価格と、それ以上の品質が実現できはしませんかね?
日本では、蛇皮が入らないと言われる方もおられます。
それは私が供給しますよ。
長くなりましたが、ウッチーどう思います?
2012-06-28 22:29:48
まだ十年だから、本当にそう思っているなら、仕方がない。 ではありません。 製造物、販売物の社会的責任、トレーサビリティが重要視されている昨今。そんな話は通じません。 黄肌マグロをインドマグロとして販売し、バレた時、知らなかったでは済みません。 その会社は潰れます。 ある二胡の先生が、「私は音楽の世界しか知りません」とおっしゃってました。そういう人が多いんでしょう。 音楽を教えるだけならまだしも、物を販売する時に、社会常識から外れた事をやってしまう可能性ありますね。 でも、知らなかったでは済まされません。 訴えられたら負けますよ。】
(『日本の二胡の現状について、その10。』へのコメントより)
確かに、仰せのとおりでございますよ。失礼しました。
でも、うっちー、誰も訴えないのも事実でしょうね。
確証が無いからです。
ですから、うかつに私もこれは老紅木(マホガニー)ではなく、パドークですとはなかなか言いにくくなってきています。
何故なら、老紅木の定義があいまい過ぎるからです。
本来ならば、老紅木と言った場合は、マホガニ―であったはずなのですが、酸化して見栄えが古くなった時に、似た感じのパドークが、代用されたのでしょうが。
音的にはかなり違いますね。
それと、どうしてアフリカンマホガニーを使わないのか解りません。
ギターの世界では、ホンジュラスマホガニーといって、アフリカンマホガニーを売っています。
これもどうかと思うのですが、ただ幸いに音的にはちょっと響きすぎるかなというぐらいで音色としては、それほど違わないのですよ。
音的に違わないはずのアフリカンマホガニーを使わずにパドークを使って、老紅木というようになった理由は、
見た目が、むしろ、ホンジュラスに近いからかも知れません。
しかしパドークは、東南アジアと、アフリカと両方にあります。
ましてや、多少山岳地帯のパドークは、時間が経つと、その縞目で殆ど、本紫檀と変わりのない木目にも見えるのです。
これ見分けがつく人は殆ど居ないと思いますよ。
私なんかでも明るい処でみた時にその導管の、散らばり具合で見分けられる程度です。
整理すると、
老紅木は、ホンジュラスマホガニーだったはずです。
ホンジュラスマホガニーに見た目の色が近いのは、古くなったパドークです。
パドークは、マメ科ですから、紫檀とも言われて販売されてもいます。
そして、ベトナムあたりのパドーク(縞目が薄い)は老紅木として売られています。
でも本来の老紅木の音に近いのはアフリカンマホガニーです。
アフリカンパドークは、むしろその縞目の強さが、紫檀として通用するぐらいに紫檀に似ています。
そして安い、老紅木と言われるものは、アサメラという木が使われています。
唯この木は軽いですから、重低音が出ないという難点はあります。
凄いのはバリサンダー(マダガスカルローズウッド)とアサメラの棹の組み合わせで、老紅木というのがありましたが、
しかし、これはよい音だと私は感じています。
如何にも老紅木(多少重厚感は無いですが)の鳴りという感じです。
だったら良いじゃないか、と、売っている方も作っている方も思っているのかもしれません。
では本物の、ホンジュラスマホガニー(老紅木)の二胡はどこにあるんだというのはあります。
私は見たことがありません。(秋には、ホンジュラスマホガニーで1台だけ出来ます)
以前にもお客様に、これは、マホガニー(老紅木)ではないですよ、とお伝えしたところ。
大変、怒られました、「先生はそんなウソをつくはずありません、先生に問い合わせしたところ、先生のお付き合いしている工房は、老紅木以外は作らないのです。」
以後、私はなんとなく、はっきりとは言わなくなってしまいました。
言い合いをしてもしょうがないですから。
先生がそのように言ったのだから、正しいのは先生で、お前は間違っていると言われるのですから。
それこそ裁判にでも持ち込めば、多分私は勝てるでしょう。
でも、勝ってどうなるものでもないでしょう。
その事で購入された方の気分は更に悪くなるのではないですかね。
反対に、正しかった私がうとまれますよ。
人というのはそのようなものではないですか?
むしろそれより、ほんの少しでも、例え、ウッチー一人だけでも、正確な知識というのを拡げていけば、何年かすれば、私の言うことも信じられるようになるのではないかと思っています。
ですから、ウッチーも木のことも勉強して下さい、もちろんJimmyさんにもこれはお願いです。
そうすれば、わたしが居なくなった後からぐらいかな?その頃には、せめてバイオリンの常識ぐらいには、二胡にも常識が広がってきて、
今やっている二胡販売方式というのは無くなるのではないでしょうか。
それと、日本人の方が、数名、中国で二胡作りに携わっておられるという話を聞きます。
お一人ではないのです。
日本人の木工の感性を活かしてということらしいです。中にはホントの木工技術者もいらっしゃいます。
私はこの方達に戻ってきて欲しいのです。
戻ってきて日本で出来る限り、その技術を活かして欲しいのです。
生産方式品質管理まで含めた、日本人の物作り感覚という風になったら良いな、そうすればこんなことも起こらないのではないですか?
楽器作りという点では、日本もかなりの先進国であるというのは、ウッチーも知っているとおりです。
そうでないと、生産工程や、完全な品質管理や、また今いった樹種の名前の付け方等、結局は中国製でしかありません。
もちろん中国製が全て悪いわけではありません。中には大変研究熱心な方もいらして、良い物、新しい形、を追求しておられる中国人の二胡製作者たちも沢山いますが、その人達の作った物が日本には殆ど入ってこないのも事実です。
日本で販売する方達にうまみが無いからかも知れませんね。
でも、日本は木工という点では、世界的でトップクラスの技術をもっています。
中国で勉強してこられた二胡つくりのかたが、研究して、工夫すれば、今どんどん高額になって行く、中国製の二胡に匹敵するぐらいのぐらいの価格と、それ以上の品質が実現できはしませんかね?
日本では、蛇皮が入らないと言われる方もおられます。
それは私が供給しますよ。
長くなりましたが、ウッチーどう思います?
悲しい思いをして、いったい何人の人が二胡を止めていったのか???
二胡そのものや、教室、先生、楽器屋もそろそろ、第三者や市場の評価にさらされる所に来ていると思います。大学の先生だって、生徒に評価される時代です。市場が、やりたい放題をやめさせる力と知識を持つべきですね。
消費者生活センターに二胡110番なんてあってもいいかもしれない。
いきなり、教室に来るな!なんて法律的にはどうなんだろう。皮が破れてる二胡を、大丈夫だなんて、それでいいのか? 公的な相談窓口あってもいいですよね。
どこかのWEBで、教室、先生、琴行のランキング、モニターページがあるといい。
これ、作ろうかな、それとも2CHにスレでも立てるか??
むしろ、音色でカテゴライズしてはどうかと思ってます。
「黒檀系の音がする二胡」とか「紫檀系の音がする二胡」なんてね。
人によって聞き分けられない。
世界的な木材の市場での販売名という基準は作るのは出来ますね。
ギターの基準でも良いのではないですか。
でもギターでもハカランダと言って、ココポロを売っていたりもします。この二つの違い見分けられれば、もう木工プロです。最近緑檀と言って、リグナムバイダではない物も多く出回っています。緑檀だから良いのかもしれませんね。リグナムバイダとは言っていませんから。
樹種にありがたみを感じすぎっていうのもある意味同意。所詮楽器だから音の良し悪しで判断すべき。価格でもないはず。でもねー、希少材料にありがたみを感じる心理もよく分かるけどなー。ある意味ブランド信仰に近いと思います。安くて使い勝手もよいし、デザインだって悪くないバッグでも、知名度の全くないブランドより欧州系高級ブランドのバッグの方に手が出てしまうのに近いのではないかと。だから、音がどんなに良い楽器でもわけのわからない樹種のものより紫檀といわれればそっちに心が動くんじゃないかなー。
ついでに、名人作ってのもね、同じでしょうね。銘が入ってると本物かどうか分からなくてもそっちに目がいくよね。かの国なら名前を入れただけであって、本人が作ったなんて言ってないって言うかも!話しがずれた?