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二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

『 出張調整会@長崎 』見学だけの方も受け付けます。

2014-11-03 11:15:45 | ★その他 告知など
お申込みありがとうございました!
おかげさまで、フライング率50%の、早々と定員を上回る12名様のお申込み!
ですので、これで締め切らせていただきます。

「時間的には定員7名位がベストなのでは」とのワタクシ提案を、
店主が「もう長崎で開催はしないだろうから」と強引に10名にしての募集でしたので、
12名様では更に時間割は かなりタイトです。
お申込み下さった方々はお待たせ気味に進行すると思いますが、
よろしくお願い致します。


ところで、


「調整って、何ですか?」

そうおっしゃる方に最近よく会いました。
まだまだ楽器を“調整”するという習慣が二胡界には浸透していないし、
そもそも調整という言葉が理解出来ていない方も まだまだ多いのが現状のようです。

でも、たとえば、
皆さん試しに、ご自分の二胡のフェルト(あるいはスポンジ)を取替えてみて下さい。
(町の手芸屋さんで¥100位で売っている大きさの物で12把分は取れます)
買った時のままの、カチカチに変質して役に立たない物を付けっぱなしの人、多いです。
ですからフェルトを取替えるだけで結構音色が綺麗に変わります。
それが、調整のイロハのイです。

そこから西野は、そのフェルトも各二胡に合わせて皮の育ち具合で厚みを変えますし、
千斤の締め具合や巻き数や巻き方も其々の二胡に合わせます。
“雑音” と一言で言っても、シューシュー言う音、ザワザワ言う音、金属音、などなど。
原因はそれぞれ違いますし、楽器本体が問題とも限りません。
そして蛇皮も木材も自然素材なので敏感に気候の変化に影響を受けますから、
季節で楽器のコンディションも変わります。
それらを様々な方法で整え、健全に鳴る状態にするのが、調整です。

健全に鳴らすとは、楽器の中でしっかり止まっていなければいけないところは止めて、
工芸品のように巻き方は美しいけれど多く巻過ぎで音を止めた状態の千斤や、
高価な部品として販売していても厚みが有り過ぎて全ての楽器にオールマイティでは無い控制綿をも、
適材適所、其々の二胡では向き不向きが有るのを理解せず万能薬のように使っていては叶いません。
皆さんの二胡は、伸びやかに美しく鳴る楽器なのです。
しかしながら、二胡界では調整という習慣が定着せずに楽器だけが広まって、
日本中、もっともっと伸びやかになるはずが勿体無い事になっている二胡だらけです。
一把一把、丁寧に向き合えば、二胡には最大限に活かす為に出来る事がまだまだ有るのです。

とは言っても、

まあ、言葉を重ねるよりも百聞は一見に如かず。
「調整って、何ですか?」の答えを見たい方、
11月24日の長崎の調整希望者は締切ましたが、見学は可能です。
(お店へのドリンク代¥500がかかります)
見学したい方がいらっしゃいましたら下記へご連絡下さいませ。


【 『出張調整会@長崎』見学申込希望 係 】←件名に記入して下さい。

※ お名前 (フルネームでお願い致します)

info@ko-shun-do.jp

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