二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

人は、話すと考えがまとまる時がある。

2014-08-16 07:57:06 | ■工房便り 総合 
何となく考えていて、誰かほかの人に、話していると色々な事が自分の頭の中で、はっきりとまとまってくることがあります。

見えてくるというか!

私の場合は、ひとつはこのブログでしょう。

よく毎日、書くネタありますね?と言われます。

これは書いているというより、考えているのだろうなと思います。

だからででしょう、誤字脱字なんかまったく気にしていないのです。

自分でも時々わからなくなって、ま、いいかと、書き飛ばします。

ですからちゃんとした報告とか商売の話などは、ほぉさんに書いてもらいます。

あの小さな頭の中で、人様にちゃんと理解してもらおうと、一日6時間ぐらいもPCと、睨めっこをしています。

私の場合、人様と会話と言うのがとても少ないようです。会話にならないのですね。

大体が人と話すのが下手ですし、人が苦手と言うところも有、一日中人と話さない日が多いです。

一日中、二胡やヴァイオリン等作ることを考えていますし、その中身は、

例えば今は待っている人工皮の事にしろ、蛇皮に如何にして、音色を近づけるか、

これはもう蛇皮を知らないと、人様にも伝えられませんし、第一、人様が蛇皮の事を面白く思うかはわかりません。

この蛇皮を理解するといっても、結局は蛇皮を何枚にも薄くスライスして、その成り立ちを研究するきり、理解のしようもないのですし 
ひとには話すことも出来ません。

これを人工皮に置き換えたとしたら、と、頭の中に有る事を漠然と、整理するために、ほぉさんに話します。

全くと言って科学知識の無いほぉさんに理解させようとするところから、始めますから。

プラスティックの構造式や、亀の子、そして、C、O、H の役割、その分量と、組合せによっていかに素材が変化していくかという事を理解させようとします。

良いのです、どうせ解りはしません、ほぉさんには。

そうやって話ているうちに、今私が一番必要な事が私の頭の中に、浮かんできて、ほぉさんを2階に残してさっさと仕事場に向かいます。

またある時は、話す相手ではないのですが、やはり材料と向き合っているとき、あるいは削っているときですね。

或は楽器そのものを弾いているとき、ふっと考え付いていきなり二胡を分解したり、バイオリンを分解したりします。

昨日も、カノン(パッフェルベルク)を練習しながら、機能出来上がった二胡を弾いていて、楽器がどうも重量感の無い音なのです。

勿論分解し始めるともう止まりません。

カノンはどこかへ行ってしまって、(大丈夫ですキタガワさん、ちゃんと40で弾けるようになっていますし、暗譜もしました、あとは合わせられればです)紫檀の二胡削りはじめました。

削った二胡を弾いていて、福音弓で、思いついたことが有、持ち手の部分を今度は分解し始めて、(N先生今度のはいろいろ問題点解決しますよ)小一時間。

やっぱり楽器つくりは、楽器との対話と言うのが、一番の会話になるのですね。



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