弦は鉄でできています。
鉄は鉄鉱石からとる新鉄と、様々な鉄のスクラップを再度熱して作り上げる黒皮とあります。
鉄にもさまざまな種類があるのです。
建築や橋梁に使うものや、鍋やフライパンなどに使うもの、また発条を造ったりするもの、
刃物などにする鉄、刃物でもその硬さによって、違いがあります。
金属を削るものや木を削るもの木を削るものの中でも数種類あります。
ちなみに刃物の中でも、日本刀の鋼は、砂鉄から作り出される玉鋼というのがあります。
また機械などかなり硬さが要求されるものは鋳物鉄でこれは炭素量が多く、強い力でたたくと割れます。
金属を削るものはこれは鉄ではなくタングステンを使います。
基本的に現在の鉄は炭素鋼が主力です。
炭素の含有量によってその性質が変わります。
その他のタングステンやモリブデンなどの混ざっている状態でも性質が変わります。
皆さんご存知のステンレスもニッケルクローム鋼です。
ニッケルとクロームの含有比率によってその程度が変わります。
ステンレスは錆びないのではなく、酸化膜そのものがあの光っているといってよいと思います。
ですのでランクの低いステンレスは傷着くと黒みを帯びた錆が発生します。
これらの鉄の中でも大変純度が高いものが発条につかわれます。
完全な9999の純鉄はとても柔らかいです。
炭素の量が増えるごとに鉄は硬くなっていきます。
それらの中でもさらに安定したものが、不純物の少ないものが、弦に使われています。
あれだけ細いものですから、不純物のとても少ないものが要求されるのです。
それも、なるべく真円に近いものが求められます。
また、鉄の性質もなるべく柔らかくなおかつ弾力のあるものがひつようです。
しかし鉄の製造は各国でその質が違い、日本は割と建築や船などの構造に使えるように作られた鉄を生産してきましたから、
いわゆる発条に使える材料、特に弦を造る材料は、なかったのです。
ですから、日本製の弦というのがこれだけ発達した工業国でありながらなかったのですね。
1975年くらいになってやっと、日本製の弦も作られ始めたようですが、あまり一般的ではないようで、
擦弦楽器の弦を造っているというのを聞いたことがありません、ネットなどで調べると作っているところはあるようなのですが、
販売されているのを見たことはないのです。(もちろん私が知らないだけかもしれませんが)
二胡の弦に関しては
続く。
鉄は鉄鉱石からとる新鉄と、様々な鉄のスクラップを再度熱して作り上げる黒皮とあります。
鉄にもさまざまな種類があるのです。
建築や橋梁に使うものや、鍋やフライパンなどに使うもの、また発条を造ったりするもの、
刃物などにする鉄、刃物でもその硬さによって、違いがあります。
金属を削るものや木を削るもの木を削るものの中でも数種類あります。
ちなみに刃物の中でも、日本刀の鋼は、砂鉄から作り出される玉鋼というのがあります。
また機械などかなり硬さが要求されるものは鋳物鉄でこれは炭素量が多く、強い力でたたくと割れます。
金属を削るものはこれは鉄ではなくタングステンを使います。
基本的に現在の鉄は炭素鋼が主力です。
炭素の含有量によってその性質が変わります。
その他のタングステンやモリブデンなどの混ざっている状態でも性質が変わります。
皆さんご存知のステンレスもニッケルクローム鋼です。
ニッケルとクロームの含有比率によってその程度が変わります。
ステンレスは錆びないのではなく、酸化膜そのものがあの光っているといってよいと思います。
ですのでランクの低いステンレスは傷着くと黒みを帯びた錆が発生します。
これらの鉄の中でも大変純度が高いものが発条につかわれます。
完全な9999の純鉄はとても柔らかいです。
炭素の量が増えるごとに鉄は硬くなっていきます。
それらの中でもさらに安定したものが、不純物の少ないものが、弦に使われています。
あれだけ細いものですから、不純物のとても少ないものが要求されるのです。
それも、なるべく真円に近いものが求められます。
また、鉄の性質もなるべく柔らかくなおかつ弾力のあるものがひつようです。
しかし鉄の製造は各国でその質が違い、日本は割と建築や船などの構造に使えるように作られた鉄を生産してきましたから、
いわゆる発条に使える材料、特に弦を造る材料は、なかったのです。
ですから、日本製の弦というのがこれだけ発達した工業国でありながらなかったのですね。
1975年くらいになってやっと、日本製の弦も作られ始めたようですが、あまり一般的ではないようで、
擦弦楽器の弦を造っているというのを聞いたことがありません、ネットなどで調べると作っているところはあるようなのですが、
販売されているのを見たことはないのです。(もちろん私が知らないだけかもしれませんが)
二胡の弦に関しては
続く。