二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
光舜堂は2年目に入りました!
改めて、今後とも宜しくお願いいたします。
さて、一昨日の営業日は、
開店早々から3人連続で初来店のお客様にお越しいただきました。
お一人目は、光舜堂がオープンする前に工房の方へ修理にいらしたことのあるHさん。
次にいらしたSさんは完全に初めてのご来店。 Webで探して来て下さいました。
おかしなことに、このお二人のご来店目的は同じで、棹の頭が取れてしまった修理のご依頼。
ただし、Sさんはご自分で応急処置をされていて、そのことで逆にちょっと修理が大変になっていました。
ご自分でボンドをつけたり、ヤスリをかけたりすると、
それで接着出来れば一件落着なのですが、付かないで結局お持ちいただくことになると、
かえって、痕がほとんど見えないように綺麗には直しにくくなってしまうのです。
でも、これ、判断が難しいところですよね。。。
修理に出さずに自己修理で直るなら、その方がボンド代だけで済みますもんね?
以前、海外からいらした外国人のお客様が、
「うちの学校の二胡クラブにある二胡は、全部頭が取れたまんまです」
とおっしゃってました(笑)
ただ、皆様にひとつ知っておいていただきたいのは、
棹の頭、これ、結構重要なパーツです。
有るのと無いのとでは音色に大きく差が出ます。
ですから、「頭取れちゃった~!ま、いっか」ではなく、
自己修理にせよ、楽器店に持ち込むにせよ、きちんとくっつくようにお直し下さいね。
さて、Sさんはご来店ついでに店内の二胡を片っ端からお試し弾き下さったのですが、
その弾きやすさにいたく感動して下さり、
「欲しい~! 近いうちに絶対買います! 貯金しよう!!」
とまで言って下さいました。(ありがとうございます)
「Webで、”凄く弾きやすい”って出てたけど、売りたいからそう言ってるんだとばかり思ってました。
けど、本当に弾きやすかったんですね!!凄い!!」
Sさんのこれには、我々、あははーと笑うしかなかったです(笑)
でも、そう言っていただけて、ご自分で実感していただけて良かったです。
3番目にいらしたS2さん(この方もSさんでした!S2さんと書かせていただきます)は、
たまたま渋谷に用事が有ったのでお立ち寄り下さったそう。
こんな時、大きな駅の街にお店を構えられて良かったなーと思います。
S2さんはあまりお時間が無くてゆっくり出来なかったのですが、
また来ます、とおっしゃったいただけて良かったです。
その後、西野二胡<光>を落札されたOさんがご来店。
既にシャム柿の西野二胡ユーザーのOさんは、2把目の西野二胡を所有するにあたり、
少々ご自分の手に合わせてカスタマイズする為に、打ち合わせに上京下さいました。
それから、おなじみJimmyさん、秘密結社会員Tさんが久しぶりのご来店。
同じく会員Mさん、と続き、賑やかに弾いたりおしゃべりしたり、と過ごしていると、、、
またまたお初のお顔が入口のガラスから店内をのぞいています。
おやや???
あの感じは、初来店、というより、通称“ハテナ客”(ビストロ ハテナレシピが休みと知らずに来てしまったお客様)かな?
と思ったら、お茶を飲むところを探して迷い込んだお若いカップルでした。
「ごめんなさい、日曜日は食べ物屋じゃなくて二胡屋なんですよー」
「あーそうなんですかぁ」
そう言いつつ、なんだか店内に興味有りそうなお二人。
「良かったら覗いていきませんか?」
「え?いいんですか?」
そこからは、入口付近に居た ずえだーさん、Jimmyさん、Oさんも一緒になって
「さぁさぁ、どうぞ、どうぞ!是非見てって下さい、弾いてって下さい!」
と大ウェルカム!!
不思議そうにしながら恐る恐る店の奥へ進むお二人、まるで森で迷ったヘンゼルとグレーテルの様でした(笑)
来たからには未経験者であろうと弾いていただくのが光舜堂。
「バンドやってて、実は二胡にも興味あったんです」
と言う男性の方、Iさんには早速二胡を手渡し弾き方指導。
それを、お茶を飲みながら彼女の方は優しく見守っていましたが、
「楽器はいっぱいあるんだからアナタもどうぞ!」と巻き込み、
Oさんとずえだーさんがそれぞれに付いてマンツーマンで二胡の手ほどき。
お二人ともギターを弾けるそうなので、最初からなかなか良い音色を出してます。
そこへ鹿柴洋行のオーナー山本氏がご来店。
店主は山本社長と話し、ヘンゼルとグレーテルはずえだーさんとOさんから二胡を習い、
それをJimmyさんとワタクシが眺める、といった構図。
そんなさなか、入口のガラス戸にまた新しい女性の姿が。
初めてご来店のEさんは、ご友人が海外に帰る時「あげる」と置いていった二胡を
修理しに持っていらっしゃったのですが、なんと、
「自分は使う事は無いので、良かったら直して誰かに使って欲しい」
と、ネットで光舜堂を探し当て、わざわざご持参下さったのでした。
いろいろガタつきがあったものの、その場の調整で十分使えるように直りました。
そんなに高価な物ではありませんでしたが、十分大きな音で鳴らせます。
「どんな安物でも、使わなくても、楽器って捨てられなくって。。。」
とおっしゃったEさんに、店主が、
「そうですよね、ぬいぐるみと楽器って捨てられませんよね」
と答えたのには、ワタクシとずえだーさん、一緒になって
「西野さんの口から”ぬいぐるみ”。。。???」と、すかさずツッコミを入れましたが、
とにかく、ホントに、”楽器は捨てられない”は誰もが同じ想いです。
引き取り手が決まったらご連絡しますね、とお約束して、Eさんはお帰りに。
「誰か、いいご縁があればねぇ。。。」
お代はいらないので、とおっしゃるEさんのご好意を活かしたくて、我々、真剣に
お見合いコーディネーター化しております。
「あらっ、あの方お年頃。。。」←とは言いませんでしたが、
先程から店の奥で二胡事始めをしていたヘンゼルとグレーテルにみんなの視線が。。。
「どう?やってみない?くださるってよ?」
「え?え?え?」
なにしろ、運命的な出会いのようなシチュエーション。
「こうして迷い込んできたあなた方も珍しいけど、
二胡あげます、って方が来たのは初めてだから、これは運命かもよ?」
ヘンゼル・I君、戸惑いながらも心魅かれているご様子です。
「安い物だけどなかなか良い楽器だよ、ねえ山本さん?」
「うんうん、初心者向けクラスだけど、なかなか良いよ」
「ただし、弓がかなりボロボロだから弓だけ変えた方がいいね」
店主と山本さん、二人の二胡屋のお墨付きで、I君の心が動きます。
「弓は幾らくらいですか?」
「うちは一番安いので¥4500だよ」
「じゃあ、ちょっとお茶して考えてから戻ってきます」
そうだった、このお二人、元々お茶する処を探してたはずが何故か二胡屋に長居。
「ああ、お茶、お茶!」みんなも大笑い。
でも、即決しないところがI君、誠実な性格が窺えます。
そして―、
二胡界の皆さん、新しいお仲間誕生ですよ!
ヘンゼル・I君、二胡の森へようこそ!
しかし、光舜堂という、二胡仙人の居る怪しい館がその入口だったとは(笑)
「独学でわからなくなったら、カユ手レッスンもやってるからね」
「月末は『カラオケ的二胡オフ会』もやってるから遊びに来てね!」
誘うこと目白押しで戸惑わせてしまったかしら、と思いましたが、
「今度、バンドのメンバーも連れてきます」
と、帰り際に言ってくれたので大丈夫だったようです。(ほっ。。。)
と、まぁ、今週も一日中楽しく賑やかに過して終了。
でも、
新しい方にたくさん訪ねて来ていただいたり、
運命的な新しい出会いに立ち会えたり、
それによって新企画を思いついたり(これについては、次回ほぉ舜堂にて改めて。)、
なんだか2年目の光舜堂、少し今までと違う新しい道を進み始めた気がします。
とはいえ、今後も、どの二胡も健全に鳴るように治す!という姿勢は同じです。
光舜堂は二胡屋ですけど、正確に言えば、“二胡直し屋“。
中国製であろうと台湾製であろうと、作られた全ての二胡達を、
皆さんに気持ち良く、心地よく、弾いていただく為に、一番良い状態に直していきます。
もちろん、店主の作った二胡も気に入って下さると嬉しいけれど、
基本姿勢は、有るものを大切にしましょうよ! なんです。
ですから、お手持ちの二胡について、疑問、不安、等、なんでもご相談くださいね!
さて、来週は、
店主は、日頃お世話になっている程農化さんのコンサートに行くため、
店には16時までしかおりません。
調整ご希望の方は、申し訳ございませんが、お早めの時間帯においでくださいませ。
光舜堂は2年目に入りました!
改めて、今後とも宜しくお願いいたします。
さて、一昨日の営業日は、
開店早々から3人連続で初来店のお客様にお越しいただきました。
お一人目は、光舜堂がオープンする前に工房の方へ修理にいらしたことのあるHさん。
次にいらしたSさんは完全に初めてのご来店。 Webで探して来て下さいました。
おかしなことに、このお二人のご来店目的は同じで、棹の頭が取れてしまった修理のご依頼。
ただし、Sさんはご自分で応急処置をされていて、そのことで逆にちょっと修理が大変になっていました。
ご自分でボンドをつけたり、ヤスリをかけたりすると、
それで接着出来れば一件落着なのですが、付かないで結局お持ちいただくことになると、
かえって、痕がほとんど見えないように綺麗には直しにくくなってしまうのです。
でも、これ、判断が難しいところですよね。。。
修理に出さずに自己修理で直るなら、その方がボンド代だけで済みますもんね?
以前、海外からいらした外国人のお客様が、
「うちの学校の二胡クラブにある二胡は、全部頭が取れたまんまです」
とおっしゃってました(笑)
ただ、皆様にひとつ知っておいていただきたいのは、
棹の頭、これ、結構重要なパーツです。
有るのと無いのとでは音色に大きく差が出ます。
ですから、「頭取れちゃった~!ま、いっか」ではなく、
自己修理にせよ、楽器店に持ち込むにせよ、きちんとくっつくようにお直し下さいね。
さて、Sさんはご来店ついでに店内の二胡を片っ端からお試し弾き下さったのですが、
その弾きやすさにいたく感動して下さり、
「欲しい~! 近いうちに絶対買います! 貯金しよう!!」
とまで言って下さいました。(ありがとうございます)
「Webで、”凄く弾きやすい”って出てたけど、売りたいからそう言ってるんだとばかり思ってました。
けど、本当に弾きやすかったんですね!!凄い!!」
Sさんのこれには、我々、あははーと笑うしかなかったです(笑)
でも、そう言っていただけて、ご自分で実感していただけて良かったです。
3番目にいらしたS2さん(この方もSさんでした!S2さんと書かせていただきます)は、
たまたま渋谷に用事が有ったのでお立ち寄り下さったそう。
こんな時、大きな駅の街にお店を構えられて良かったなーと思います。
S2さんはあまりお時間が無くてゆっくり出来なかったのですが、
また来ます、とおっしゃったいただけて良かったです。
その後、西野二胡<光>を落札されたOさんがご来店。
既にシャム柿の西野二胡ユーザーのOさんは、2把目の西野二胡を所有するにあたり、
少々ご自分の手に合わせてカスタマイズする為に、打ち合わせに上京下さいました。
それから、おなじみJimmyさん、秘密結社会員Tさんが久しぶりのご来店。
同じく会員Mさん、と続き、賑やかに弾いたりおしゃべりしたり、と過ごしていると、、、
またまたお初のお顔が入口のガラスから店内をのぞいています。
おやや???
あの感じは、初来店、というより、通称“ハテナ客”(ビストロ ハテナレシピが休みと知らずに来てしまったお客様)かな?
と思ったら、お茶を飲むところを探して迷い込んだお若いカップルでした。
「ごめんなさい、日曜日は食べ物屋じゃなくて二胡屋なんですよー」
「あーそうなんですかぁ」
そう言いつつ、なんだか店内に興味有りそうなお二人。
「良かったら覗いていきませんか?」
「え?いいんですか?」
そこからは、入口付近に居た ずえだーさん、Jimmyさん、Oさんも一緒になって
「さぁさぁ、どうぞ、どうぞ!是非見てって下さい、弾いてって下さい!」
と大ウェルカム!!
不思議そうにしながら恐る恐る店の奥へ進むお二人、まるで森で迷ったヘンゼルとグレーテルの様でした(笑)
来たからには未経験者であろうと弾いていただくのが光舜堂。
「バンドやってて、実は二胡にも興味あったんです」
と言う男性の方、Iさんには早速二胡を手渡し弾き方指導。
それを、お茶を飲みながら彼女の方は優しく見守っていましたが、
「楽器はいっぱいあるんだからアナタもどうぞ!」と巻き込み、
Oさんとずえだーさんがそれぞれに付いてマンツーマンで二胡の手ほどき。
お二人ともギターを弾けるそうなので、最初からなかなか良い音色を出してます。
そこへ鹿柴洋行のオーナー山本氏がご来店。
店主は山本社長と話し、ヘンゼルとグレーテルはずえだーさんとOさんから二胡を習い、
それをJimmyさんとワタクシが眺める、といった構図。
そんなさなか、入口のガラス戸にまた新しい女性の姿が。
初めてご来店のEさんは、ご友人が海外に帰る時「あげる」と置いていった二胡を
修理しに持っていらっしゃったのですが、なんと、
「自分は使う事は無いので、良かったら直して誰かに使って欲しい」
と、ネットで光舜堂を探し当て、わざわざご持参下さったのでした。
いろいろガタつきがあったものの、その場の調整で十分使えるように直りました。
そんなに高価な物ではありませんでしたが、十分大きな音で鳴らせます。
「どんな安物でも、使わなくても、楽器って捨てられなくって。。。」
とおっしゃったEさんに、店主が、
「そうですよね、ぬいぐるみと楽器って捨てられませんよね」
と答えたのには、ワタクシとずえだーさん、一緒になって
「西野さんの口から”ぬいぐるみ”。。。???」と、すかさずツッコミを入れましたが、
とにかく、ホントに、”楽器は捨てられない”は誰もが同じ想いです。
引き取り手が決まったらご連絡しますね、とお約束して、Eさんはお帰りに。
「誰か、いいご縁があればねぇ。。。」
お代はいらないので、とおっしゃるEさんのご好意を活かしたくて、我々、真剣に
お見合いコーディネーター化しております。
「あらっ、あの方お年頃。。。」←とは言いませんでしたが、
先程から店の奥で二胡事始めをしていたヘンゼルとグレーテルにみんなの視線が。。。
「どう?やってみない?くださるってよ?」
「え?え?え?」
なにしろ、運命的な出会いのようなシチュエーション。
「こうして迷い込んできたあなた方も珍しいけど、
二胡あげます、って方が来たのは初めてだから、これは運命かもよ?」
ヘンゼル・I君、戸惑いながらも心魅かれているご様子です。
「安い物だけどなかなか良い楽器だよ、ねえ山本さん?」
「うんうん、初心者向けクラスだけど、なかなか良いよ」
「ただし、弓がかなりボロボロだから弓だけ変えた方がいいね」
店主と山本さん、二人の二胡屋のお墨付きで、I君の心が動きます。
「弓は幾らくらいですか?」
「うちは一番安いので¥4500だよ」
「じゃあ、ちょっとお茶して考えてから戻ってきます」
そうだった、このお二人、元々お茶する処を探してたはずが何故か二胡屋に長居。
「ああ、お茶、お茶!」みんなも大笑い。
でも、即決しないところがI君、誠実な性格が窺えます。
そして―、
二胡界の皆さん、新しいお仲間誕生ですよ!
ヘンゼル・I君、二胡の森へようこそ!
しかし、光舜堂という、二胡仙人の居る怪しい館がその入口だったとは(笑)
「独学でわからなくなったら、カユ手レッスンもやってるからね」
「月末は『カラオケ的二胡オフ会』もやってるから遊びに来てね!」
誘うこと目白押しで戸惑わせてしまったかしら、と思いましたが、
「今度、バンドのメンバーも連れてきます」
と、帰り際に言ってくれたので大丈夫だったようです。(ほっ。。。)
と、まぁ、今週も一日中楽しく賑やかに過して終了。
でも、
新しい方にたくさん訪ねて来ていただいたり、
運命的な新しい出会いに立ち会えたり、
それによって新企画を思いついたり(これについては、次回ほぉ舜堂にて改めて。)、
なんだか2年目の光舜堂、少し今までと違う新しい道を進み始めた気がします。
とはいえ、今後も、どの二胡も健全に鳴るように治す!という姿勢は同じです。
光舜堂は二胡屋ですけど、正確に言えば、“二胡直し屋“。
中国製であろうと台湾製であろうと、作られた全ての二胡達を、
皆さんに気持ち良く、心地よく、弾いていただく為に、一番良い状態に直していきます。
もちろん、店主の作った二胡も気に入って下さると嬉しいけれど、
基本姿勢は、有るものを大切にしましょうよ! なんです。
ですから、お手持ちの二胡について、疑問、不安、等、なんでもご相談くださいね!
さて、来週は、
店主は、日頃お世話になっている程農化さんのコンサートに行くため、
店には16時までしかおりません。
調整ご希望の方は、申し訳ございませんが、お早めの時間帯においでくださいませ。
この出会いっちゅーもんは大事にせねばなりませんねー。
意外に良い音で、ハイポジションまできれいに音が出てっていう感じ。
ワタクシがもう20年若ければ、彼と決闘してでも手に入れたものを。。。
若者に道を譲らねばなりません。
じぃはパープルヘイズ音頭を聴きながら早く寝ますのです。
一番手頃な張替え料金の半額で入手されたそう。
でも、
お手持ちのコレクションの中で1番、
と言っていい程の、本体木部の質の良さ。
ネットでの出会いもあなどれませんね。