二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

8月4日(日)今週分は長文です♪10:00~17:00

2013-08-08 08:50:12 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
残暑お見舞い申し上げます。
暦の上では早くも秋ですが、暑さはこれからが一段と厳しくなりますね!


さて、今週日曜日朝の店主の機嫌は最悪で、
待ち合わせ場所で車に拾ってもらってから渋谷までの道のりは、ほぼ無言。。。
どうなることやら、の出だしだったわけですが―――
今週も大勢のお客様と大いに笑い、楽しみ、そして感激した一日となりました。
特に、開店直後から14時半に二胡奏者 太田久遠さんが帰られるまでの間は、
ノンストップでご来客の連続。
朝から一番から賑やかに飛ばして始まりました。


まず朝一番で修理入院していた二胡をお迎えにいらしたSさん、
その治療内容は、台の交換でした。

最近、光舜堂では、台の交換が静かなブームです。
一番最初に施したのは、あるプロ奏者さんの台をバージョンアップしたことからだったのですが、
その効果がとても好評だったので、その後も数人の方が台だけ作り変えられました。

Sさんの場合は、それらの状況とはちょっと違い、台がプラスチック製だったので木製に変えました。
通販等、安めの二胡には よく見かけるプラスチック台ですが、
Sさんの二胡は、本体や棹がとても高級な材にもかかわらず、なぜか台だけプラスチック製でした。
おそらく、その二胡を作った工房と売ったお店、両方の人達が、
その二胡の材料が高級材だと判らず安いと思ってプラスチック台を組み合わせたのでしょう。
お手頃価格で入手された二胡は、本体と同じ樹種材の台にすることで高級品に変わりました!
音色が生まれ変わったのは言うまでもありません。
ハズレ確率がやたらに高い中国製二胡ですが、時には、こんな嬉しい間違いも有るのですね。


さて、この日は、店主とワタクシが再来店を特に楽しみにしていたご家族がご来店でした。
梅雨前にいらして「皮の経過観察をしましょう」と言っていたTさんが、
今回も、素敵な奥様とお嬢様もご一緒にいらしたのです。

自己流の荒療治で皮を痛めてしまったTさんでしたが、特別な駒を、特別な位置に着けることで、
強めに鳴らし続ければ緩和されるようにしてあったのです。
店主のいいつけをきちんと守って しっかり弾き続けたTさん、
傷んで歪んだ皮の張り具合は、かなり改善されていました。
状態によっては皮の張り替えも視野に入れての再診だったのですが、
診断結果は、張り替えの必要無し!
張り替えて、新たに一から皮を育てなければならなくなるより、
ご高齢のTさんには(荒療治も含めて)丹精込め手をかけられた今の皮を大事にしていく方が良いだろう、
との店主の判断です。 
「お代は?」と言って下さいましたが、「いえいえ、何もしてませんから」
でも、本当に素敵なご家族なので、是非また皆さんでお越しいただきたいです♪


また、この日は、習い始めたばかりの方が2組も中古を見にいらっしゃいました。
前半にいらしたのはご夫婦で、二胡を弾く奥様にご主人様も付き添いで。
それにしても、いつも思うのですが、
二胡弾き女性のご主人様って、本当に素敵な方が多いですよね! 
(この事実、二胡女子に美人が多いのと並んで、店主とワタクシは『二胡の2大不思議』と呼んでおります)
ということで、この日にいらしたご主人様もニコニコと奥様に協力的で、なんとも素敵な方でした。


さて、初来店のMさんがいらしていた時間帯のことです。
入口で気配がしたので出て行ってみると、「あれ。。。? このお客様見たことある。。。」 
と思ったら、二胡のお客様ではなくって、なんと、『肉の万世』の社長さんでした!!
「いやー、二胡屋やってるかな~、と思ってさー♪」
お住まいが近いこともあって、フラリとご来店。 いやいや、店主もビックリです。
この若き社長、いつも とっても明るくてユニークで話題豊富な楽しい方でして、
それからの時間は二胡とは無関係の話ばかりでしたが、大爆笑連続のひととき。
マシンガンのように続く、店主と万世社長の二胡とは無関係トークに挟まれたMさんに、
「Mさん、大丈夫かしら。。。」とワタクシ様子を伺うと、一緒に楽しそうにされていたので安堵しました。


それから、太田久遠さん。
二胡も、鞄すら持たず、ビックリするぐらいフラリと身軽にいらした太田さん。
10月26日のイベントにご出演いただくのでそのお話をした後は、
ずっと独りでDODECAGONを弾いていらっしゃいました。
様々な樹種のDODECAGONの中で太田さんが気に入られたのは、ホンジュラス ローズだそうで、
10月26日には、それを使って『二泉映月』を弾いていただくことになりました!


さて、あまりにもずっと賑やか続きでしたので、
太田さんが帰られるとパタッと30分ほどでしたが、すごく静寂が来たかのよう。。。
店主、ようやく休憩で、気分転換に外に行ってしまいました。
その後に会員さんが忘れ物を取りにいらっしゃっても「気心知れた方だから、いいやね」と、
好き勝手に独りで弾いて遊んでていただいて完全放置。
店主は、「夕方はもう来ないだろうから、4時頃閉めちゃって早く帰ろうか」なんて言っていたのですが。。。
帰途の車中で反省してました、「最後までちゃんと開けてなきゃダメだねー」と。
ホントですよ。
あと数十分で閉店、という時間にも、お客様は来て下さるのです。

この日は、その時間になってから、3人もお越し下さいました!!
まず、峠岡慎太郎&中西桐子ジョイントライヴにお申し込み下さっていたIさん。
ご丁寧に「光舜堂に行ったことも無いのに申し込んじゃったから」と、わざわざ来て下さったのです!!
(※ いいんですよ!来たこと無い方々がライヴに申し込んでも、全然!!)
ホント、4時に閉めてなくて良かった。。。

そして、ほぼ同時に、姉妹の様なかわいいお母様とお嬢様。
お母様の方が二胡を始めるにあたり、楽器を探しに中古を見にいらしたのでした。
ただ、現在、中古二胡の在庫は少なめで、初心者の方々の選択肢としてはビミョーな価格帯。。。
これが、単に買い替えご希望の中級レベルの方々なら問題無いのですが、
まだ何も判らないビギナーの方には よほど目の前の物を気に入っているのでなければお勧めしにくい。。。
本当に、初心者の方のファースト二胡選びって、難しいですよね。

そんなこともあって、先日の記事『レンタルのススメ』のように当店はレンタル制度を改定したわけですが、
それより、もし皆様の押し入れに眠っている二胡があったら、
お近くの初心者の方達に貸してあげてはいかがでしょう?
想い入れ有るから手放すことは出来ない大事な二胡でも、しまい込むより弾いた方が活きますよ。
「今、お友達のを借りてます♪」という話は結構よく聞きます。
お教室ごと、サークルごと、SNS等でも連絡を取り合ったりして、先輩である皆様が協力したら、
二胡界の中にとっても良い輪が繋がるのではないでしょうか?
ぜひぜひ、ご一考下さいませ。


閉店後、
最後にメールチェック(※ 送信は相変わらず不可ですが、受信を読む事だけは可能なのです)をしたら、
コンタクト不可能かと思われたイタリア在住のとあるヴァイオリン製作者さんからの返信が!!!
連絡が取れない方かと諦めかけていたので、ワタクシと店主は、そりゃあ もう、大騒ぎ!
残っていた会員Yさん、ワタクシ達の はしゃぎっぷりに、何事かと驚いてました。


ということで、
嬉し楽しい事続きの1日に、更に、大感激の締めくくりで、店主の朝の不機嫌はどこへやら。
ご来店の皆様に ただただ感謝するばかりでございます(笑)
今週もありがとうございました!!

では♪













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