確かに今皆さんの使っている二胡は、中国瀬瑛であり、また中国で今の形に作られたといえます。
東洋のヴァイオリンを目指して、!という目標で作られたのです。
それまでは名前も、胡琴であったり胡弓であったりしていますし、
地方によっては呼び名も違いさらには、形状も多少違い
ましてや、音律も違いました。
それを東洋でもヴァイオリンに近い音色の物として完成度をあげるべく作られたのが、
今の二胡です。
ですから調弦もヴァイオリンの真ん中の2本の弦と同じですね。
そうですね二胡そのものが、最初から世界に通用する楽器を、という事で作られたのです。
それまでは、民族楽器によく有るように、人の歌う声に合わせて第一ポジションだけを使い、
芝居などの伴奏に使われるような楽器でした。
とこんなことは皆さんネットを調べればすぐわかることですね。
その素朴な楽器を、ヴァイオリンに匹敵するような楽器にという事で出来上がったはずなのが、
現在の二胡だそうです。
60年ぐらい前に作られ、その間、北京式や、8角形や、楕円二胡など様々な工夫がされてきています。
胴自体の直径も大きく成り、最初の頃は88ミリくらいきりなかった胴の大きさも、
今では音のボリュームを求めて直径94ミリくらいの物も在ります。
それは二胡の音がどうしてもヴァイオリンの音の大きさにかなわず、何とかヴァイオリンに匹敵させる楽器を作りたいという当初の目的に、近づけようという努力でした。
国を挙げて東洋のヴァイオリンを目指してきたのですが、このところどうも道がそれてしまったようです。
中国の民族楽器と言うところを強調するがあまり、前に書いた
「二胡とはこんなもので高音は出ないのです」という事で納まってしまいそうですし、
またそれらの音こそ二胡である中国の音であるという意識の方々もとても多いです。
それはそれで問題ないのです。
ハッキリと、それを意識してそういう音楽ならば、
でも、もうご本人たちの弾いている音楽もかなり高度なクラシックの曲など弾いていますし、
その楽器に見合うような中国の音楽もたくさんあります。
中国の楽器だからこそ、中国の音楽をというのも、それも判ります。
そしてその曲を楽しむ方もかなり大勢いると思うのですが、
どうでしょう?
今まで私は様々な楽器を弾いてみたり作ってきました。
その中で二胡は、かなり誰にでも弾き易い楽器なはずなのです。
その弾く姿勢、そして扱いやすい2本の弦、
そういう点でも、
そしてその音色、ゆるみのある減がたっぷりとなったと木の音色は、
どの擦弦楽器にもない、魅力だと考えています。、
本来ならば、どなたにでもすぐ良い音が出てすぐに音楽を楽しめる、楽器であり、
他の擦弦楽器のようにかなり練習を積まないと、良い音が出無い楽器では無いはずなのです。
ところが今の二胡は、なかなかそうもいかず皆さんも苦労されている方も多いと思います。
この数年、二胡を扱ってきて、私が考えたのは、二胡はまだ完成の域には達していないという事でした。
全く初めて楽器を触る人が二胡を始めて弾いて、
「良い音」と思えるようにして行こうと考えてきました。
新たに、弾き易い楽器良くなる楽器ヴァイオリンにも負けない、ボリュームと音色の良さ、
それらの楽器を作っていくというのは私の生涯の仕事でしょう。
しかし現状の二胡を何とかできないと、「弾きにくい」「良い音がしない」などとせっかく始めた二胡をやめてしまう人が後を絶たないのではないかと思っています。
それにはまず、今二胡弾いている人が、二胡楽しいですよ良い音ですよと、楽しく練習できるような楽器にして行くということです。
その最初が楽器の調整です。
楽器は物理です。
何も皆さんが物理を最初からやり直さなければいけないという事では無く、
皆さんに判り易く何故二胡は鳴るのか?
どうしたら二胡は良い音が出るのか?
楽器をどのようにしておけば、良い音色を楽しめるのか?
それらを皆さんに伝えながら、楽器を調整していこうと考えています。
なんでこの雑音。
何でこの楽器は鳴らないの?
何でこの二胡は、思うところの音が出ないの、等々
それらを、皆さんに判り易く説明していくのも、本来の仕事だと考えます。
勿論弾きにくい今の楽器を、それをご自身の技術をあげて何とか弾いていくのも、
そのような事にも、挑戦していく事も楽しみだという方もいらっしゃるかもしれませんが。
東洋のヴァイオリンを目指して、!という目標で作られたのです。
それまでは名前も、胡琴であったり胡弓であったりしていますし、
地方によっては呼び名も違いさらには、形状も多少違い
ましてや、音律も違いました。
それを東洋でもヴァイオリンに近い音色の物として完成度をあげるべく作られたのが、
今の二胡です。
ですから調弦もヴァイオリンの真ん中の2本の弦と同じですね。
そうですね二胡そのものが、最初から世界に通用する楽器を、という事で作られたのです。
それまでは、民族楽器によく有るように、人の歌う声に合わせて第一ポジションだけを使い、
芝居などの伴奏に使われるような楽器でした。
とこんなことは皆さんネットを調べればすぐわかることですね。
その素朴な楽器を、ヴァイオリンに匹敵するような楽器にという事で出来上がったはずなのが、
現在の二胡だそうです。
60年ぐらい前に作られ、その間、北京式や、8角形や、楕円二胡など様々な工夫がされてきています。
胴自体の直径も大きく成り、最初の頃は88ミリくらいきりなかった胴の大きさも、
今では音のボリュームを求めて直径94ミリくらいの物も在ります。
それは二胡の音がどうしてもヴァイオリンの音の大きさにかなわず、何とかヴァイオリンに匹敵させる楽器を作りたいという当初の目的に、近づけようという努力でした。
国を挙げて東洋のヴァイオリンを目指してきたのですが、このところどうも道がそれてしまったようです。
中国の民族楽器と言うところを強調するがあまり、前に書いた
「二胡とはこんなもので高音は出ないのです」という事で納まってしまいそうですし、
またそれらの音こそ二胡である中国の音であるという意識の方々もとても多いです。
それはそれで問題ないのです。
ハッキリと、それを意識してそういう音楽ならば、
でも、もうご本人たちの弾いている音楽もかなり高度なクラシックの曲など弾いていますし、
その楽器に見合うような中国の音楽もたくさんあります。
中国の楽器だからこそ、中国の音楽をというのも、それも判ります。
そしてその曲を楽しむ方もかなり大勢いると思うのですが、
どうでしょう?
今まで私は様々な楽器を弾いてみたり作ってきました。
その中で二胡は、かなり誰にでも弾き易い楽器なはずなのです。
その弾く姿勢、そして扱いやすい2本の弦、
そういう点でも、
そしてその音色、ゆるみのある減がたっぷりとなったと木の音色は、
どの擦弦楽器にもない、魅力だと考えています。、
本来ならば、どなたにでもすぐ良い音が出てすぐに音楽を楽しめる、楽器であり、
他の擦弦楽器のようにかなり練習を積まないと、良い音が出無い楽器では無いはずなのです。
ところが今の二胡は、なかなかそうもいかず皆さんも苦労されている方も多いと思います。
この数年、二胡を扱ってきて、私が考えたのは、二胡はまだ完成の域には達していないという事でした。
全く初めて楽器を触る人が二胡を始めて弾いて、
「良い音」と思えるようにして行こうと考えてきました。
新たに、弾き易い楽器良くなる楽器ヴァイオリンにも負けない、ボリュームと音色の良さ、
それらの楽器を作っていくというのは私の生涯の仕事でしょう。
しかし現状の二胡を何とかできないと、「弾きにくい」「良い音がしない」などとせっかく始めた二胡をやめてしまう人が後を絶たないのではないかと思っています。
それにはまず、今二胡弾いている人が、二胡楽しいですよ良い音ですよと、楽しく練習できるような楽器にして行くということです。
その最初が楽器の調整です。
楽器は物理です。
何も皆さんが物理を最初からやり直さなければいけないという事では無く、
皆さんに判り易く何故二胡は鳴るのか?
どうしたら二胡は良い音が出るのか?
楽器をどのようにしておけば、良い音色を楽しめるのか?
それらを皆さんに伝えながら、楽器を調整していこうと考えています。
なんでこの雑音。
何でこの楽器は鳴らないの?
何でこの二胡は、思うところの音が出ないの、等々
それらを、皆さんに判り易く説明していくのも、本来の仕事だと考えます。
勿論弾きにくい今の楽器を、それをご自身の技術をあげて何とか弾いていくのも、
そのような事にも、挑戦していく事も楽しみだという方もいらっしゃるかもしれませんが。