生垣剪定方法

2007-11-09 06:53:37 | ④植物

P1010003秋の剪定シーズンですね!

初めて刈り込みバサミを持って生垣を刈り込んだとき、どうも刈り込み面が凸凹になってしまい、うまく平らに刈れない。何回やってもうまくいかない。

こんな人は多いでしょう、コツは両手で持った刈り込みバサミの右手だけを動かし、左手のほうは動かさない。片刃を刈り込み面にピタッと当てて、もう片方の刃を動かして刈り込んでいったらどうですか!

こうすれば刃先がブレずに均一にきれいに刈り込むことができます。片方の刃は定規の役割をするのですね。

初めて刈り込みバサミを持つ人は、両手を動かします。当然のことながら刃先が安定せずに出来上がりは美しくありません。

しかし、辛抱、辛抱なぜならば、刈り込みに向く木は、萌芽力のある木なんです。カナメモチ、ネズミモチ、ヒイラギモクセイといった、生垣によく用いられる木などです。

これらは強く刈り込んでもすぐに立ち直れます。つまり多少の失敗が許されるのです。これは、ここだけの話ですが…植物って強いですよある意味。

P1010005 ここで生垣の刈り込みについて、生垣の刈り込みは側面から行います。下から上へと刈り込んでいきます。

これは木の一般的な特性として下枝の方が上枝よりも萌芽力が弱く、上から下へと刈り込んでいくと、必要以上に下を深く刈ってしまい下枝が枯れてしまうからです。

次にテンバの部分、つまり上面を刈り込みます。水平に刈らなくてはなりませんので、生垣の両端に竹竿などを立てて刈り込む高さに糸を水平に張り、この糸に合わせて平らに刈り揃えます。慣れると勝手に水平に仕上がるようになりますけどね。 

この時、天の角を少し落としてやると、より綺麗に見えますね。 

刈り込みバサミには表と裏があり、刃の反りが手前側に向くようにするのが表使いです。生垣の側面は表使いで行いますが、天はハサミを持つ手の位置が低くなるので裏返しにした方が水平に刈れます。

この時期あちこちで、奮闘されているご主人を、日曜日などに見かけますが・・・見るより慣れろ、この心構えでやっていけば2,3年で、ほ~って感じになりますのでがんばってくださいね!

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