おもしろケアマネ全員集合! (監修:アヒルとガチョウの2人)

主任介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の男2人が『笑い』と『気づき』の情報を共同発信いたします。

福島第1原発>全村民避難の飯舘 特養、深まる孤立感

2011年08月05日 | ニュース ・ 新聞
 東京電力福島第1原発事故を受けて計画的避難区域に指定された福島県飯舘村は、7月末までに村民約6200人の避難がほぼ終わった。だが、村唯一の特別養護老人ホーム「いいたてホーム」の入所者約100人は、移動の負担を理由に村に残って暮らす。避難先から通う職員は徐々に減り、施設の運営者や入所者の家族は「誰もいない村で、一番の弱者を見捨てることにならないか」と不安を募らせている。【石山絵歩、安高晋、小泉大士】

 飯舘村は4月、放射線量が年間で20ミリシーベルトに達する可能性があるとして避難区域に指定された。国は全村民の避難を5月中に終えるよう求めたが、住民の説得に時間がかかったことなどから大幅に遅れた。

 村は「体調を崩す危険がある」として、ホームを避難対象から外すよう求め、国が認めた。家族が希望すれば引き取れるが、入所者数は107人で震災前とほとんど変わらない。

 福島市内の仮設住宅に暮らす佐々木市郎さん(88)。妻のマサ子さん(81)が昨年5月から入所する。以前は週の半分はホームに通ったが、スクーターで1時間かかる今の場所からは、週に1度がやっとになった。「『あまり来られなくなるから』と言うと、寂しそうだった」と語る。

 事故の直後は、一緒に避難したほうがいいと考え、マサ子さんを連れて埼玉県に住む長男の自宅近くに避難した。だが、環境の変化がこたえたのか、すぐに体調を崩して入院。ホームに戻した。

 事故前は、5月になったらマサ子さんを退所させ、長男の家族を呼び寄せて飯舘で一緒に暮らす計画だった。それも白紙になった。「本当は一緒がいい。けど、この状況じゃしょうがない」

 福島市内の別の仮設住宅に住む鴫原(しぎはら)忠夫さん(81)も、妻の幾世子(きよこ)さん(77)が入所する。ホームへ通うたび、隣の村役場の敷地に設置された放射線量計が気になる。最近でも毎時3マイクロシーベルト前後。福島市と比べても2・5倍ほどの高い値だ。「影響がないわけはない」と妻の身を案じる。

 職員の減少も気掛かりだ。「もしもの時に手当てや連絡が遅れたら」と不安に思う。

 介護する職員は、4月の65人から52人に減った。避難先からの通勤の難しさや放射線量への不安が理由だ。

 ホームの調理場で働いていた赤石沢知恵さん(25)は5月初めに退職した。「できることなら続けたい」と思っていたが、震災前に村内で同居していた夫の両親とは、一緒に住めるほど広い空き住宅がなく離れ離れに。4歳と3歳になる子供の世話を頼めなくなった。勤務中に浴びる放射線量も気になった。

 入所者一人一人の誕生日ケーキを作ったことが思い出だ。「本当に喜んでくれた。腕を上げて、もっといろんなものを食べてもらいたかった」。そして「『取り残されている』と思う人もいるはず。こんな時だからこそ、いつも以上のケアが必要なのに」と涙ぐんだ。

 三瓶政美施設長は「職員の負担はぎりぎりの状態。今後も辞める人が続くと、業務に支障が出かねない」と心配する。
【毎日新聞】

一兆円    (アヒル)

2011年08月05日 | ケアマネジャー

 シルバー産業新聞によるとデイサービスは一兆円市場に!!

十何年か前(介護保険前)は、送迎車もめったに見なかったが、今じゃ朝夕はデイ送迎車で渋滞する勢いになった。

リハビリデイ、お泊まりデイ、次は何が出てくるか分からないが、成長産業の先頭を走る感じだ。

短時間思考の訪問介護に対して、長時間へシフトとするデイサービス!!

家族のニーズから言えば当然の流れ、東京都ではお泊まりデイに独自規制を設けたが、長時間利用を希望する家族は増え続けるだろう。

お泊まりデイでのお泊まり時間帯は、介護保険外だから行政権限が及ばないと言って、立ち入りを拒否していたところもあると聞く。

利用者の中心に考えれば、家族のデマンドだけに焦点を当てるだけでは本末転倒になる。

家族は確かに助かるが、利用者本人が置き去りになってるね。

一泊800円はヤッパリ安すぎ??高齢者のネットカフェ化と言われても仕方がないか??

しかし、この不景気に震災被害、原発事故の影響と経済的に苦しいのは介護業界だけではない。

仕事のために送り時間に間に合わない家族も多い。

その隙間を埋めることは絶対必要!!制度だけでなく地域社会が受け皿になれれば良いのだが、そう簡単には「三丁目の夕日」のようには戻らない(たぶん、絶対戻れないだろう)。

それでもドンドン高齢者が増加して町に溢れてくる。

都会の公園では、朝から高齢者がベンチの奪い合いをしていると聞く。

町を歩けば、「おじさんとおじいさん」の間の人が不機嫌そうにウオーキングをしている。

川沿いの散歩コースに行けば、自転車を猛スピードで飛ばす暴走おやじも多い。

ときどき、おやじ同士が運転の仕方が悪いとか、歩く方向が悪いとケンカをしている。

車がないと何も出来ない町に行けば、枯れ葉マークの車ばかり、初心者マークと枯れ葉マークの二枚張りもある!!

交差点に無確認で突っ込んで行く!訪問も命がけ??

民間介護関連企業の決算では全般に好調を維持している。ほとんどが増収増益で事業拡大に精を出している。

 

どんどん変化する業界に、古いヤツはついて行けなくなっている。