きよちゃんの趣味悠々

四季折々の「風情」(花・風景・イベントなど)を写真中心に紹介します !!

さつまいもの花?・・・「ムラサキイモ」・・・

2006-08-25 10:47:07 | Weblog
昭和20~30年代は、埼玉県・川越市近郊が関東地方・屈指の「さつまいも」の生産地として名声を誇っていた・・・その「名声の残り?」もあり、今でも「さつまいも」の栽培は多い。
こんな中、近隣の「畑」で珍しい「花」が咲いていた !! ・・・所有者の話では「ムラサキイモ」を作っているが、今までにこんな「花」を見たことがないとか?・・・

今回は、このチョット珍しい「花?」・・・「ムラサキイモの花」をUP・・・

珍しい「花」なので、「さつまいも」のルーツを探ってみた・・・

「さつまいも」の原産地はメキシコを中心とする「熱帯アメリカ」と見られています・・・この地域は「さつまいも」が属している「ヒルガオ科」のいろいろな野生植物があるのですが、日本の研究者が形態や遺伝的性質、染色体の数から研究を重ね、「トリフィーダ」( Ipomea trifida G.Don )と言う植物種が「祖先種」あることを解明しています。
この「トリフィーダ」が長い期間に他の野生種と交雑したりして変異を生じ、その中から「人為的」に選抜されて「現在のさつまいも」が誕生したと見られています。

「さつまいも」の伝来ルートは何種類かあると言われていますが、「紀元前1000年頃」南米からポルネシアに伝わったと言われ、記録に残っているものによれば「16世紀」にはインド、そして、マレーシア ~ インドネシア ~ フィリピンに伝わり、中国・福建省には1585年に伝えられています。

日本には、1596年に「宮古島」へ入ったのが最初と言われています・・・その後「琉球」では1605年、九州(薩摩)では1609年には栽培されていたようです。

また、「さつまいも」は種類が多く・・・平成14年度の農林水産省・統計では国内で栽培されている「さつまいも」は45品種(「ムラサキイモ」を含む)・・・しかし、統計に表れないものもあるので、もっと多くの品種が栽培されているとのこと・・・

尚、「ムラサキイモ」は一般に「アヤムラサキ」と言う品種・・・最近は「濃い紫色」が珍重され、医薬品、食品など多方面で利用され需要が増えている様だ。


「ムラサキイモの花」①


「ムラサキイモの花」②


「ムラサキイモの花」③


「ムラサキイモの花」④


「ムラサキイモの花」⑤


「ムラサキイモの花」⑥


さつまいもの花?「ムラサキイモの花」・・・この花を見た時は「どうしてこんな花?」が咲くのだろうと・・・しかし、「さつまいものルーツ」を調べて「納得」!! ・・・「祖先種」はヒルガオ科ですから・・・

「さつまいもの花」は「ヒルガオの花」に似ていても、何ら「不思議」はないのですネ・・・また、「ムラサキイモの花」なので「写真」の様に中心部が「濃い紫色」になっているのかも・・・

それにしても「さつまいもの花」(ムラサキイモの花?)・・・綺麗な「花」ですネ。


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