きつねゆりセカンドハウス

きつねゆりは「グロリオサ」の和名です。
あの方の復帰を願いながら、
ぶつぶつつぶやいています(o'.'o)

新しい方向性を求めた時代劇

2017-10-17 11:48:57 | ぺ・ヨンジュン


新しい方向性を求めた時代劇『君主-仮面の主人』

2017年の5月10日から7月13日までMBCで放送された
『君主-仮面の主人』は、かなり実験的な作品だった。
『宮廷女官 チャングムの誓い』など、時代劇の傑作を数多く送り出してきたMBCが、
新しい方向性を求めて斬新に企画したのが『君主-仮面の主人』だったと言えるだろう。

新しい撮影スタイル

従来、韓国で放送されるドラマは「月火」「水木」「土日」というように、
1週間に2回ずつ2夜連続で放送されるのが一般的だ。
その場合の1回あたりの放送時間は65分前後である。
それに対して『君主-仮面の主人』は、水曜日と木曜日の2夜連続ではあるものの、
1回あたりの放送時間が35分。つまり、従来の半分である。
よって、『君主-仮面の主人』は全40話ではあるが、
放送時間が短いので、全体の長さは全20話に匹敵する。
新しい試みを始めたMBC。1回あたり65分のドラマを週2回放送すると、
撮影現場は徹夜続きになる。過酷な撮影が様々な問題を起こしており、
撮影スタッフの労働環境の改善のためにも、新しい撮影スタイルが必要であった。
その流れの中で『君主-仮面の主人』が企画されたの。


主演の2人

『君主-仮面の主人』の主人公を演じるのは、
ともに子役出身のユ・スンホとキム・ソヒョンである。
一般の視聴者は、2人の主役について「子役」のイメージを強く持っているはずだ。
2人はまだ若すぎるし、韓国時代劇の主役カップルとしては
ちょっと荷が重いという意見も出ていた。
推測するに、『君主-仮面の主人』は放送形態にしても新しい試みをしているので、
相当に実績がある俳優に頼みづらかったという背景があるのかもしれない。
しかし、ユ・スンホとキム・ソヒョンという若い2人の演技は好評であった。
なにしろ、子役時代からベテラン顔負けの演技をしていた2人である。
大人の俳優として確実に成長したという高い評価を得た。
その点では制作陣も安堵したことだろう。
全40回の視聴率は、「AGB全国」の調べで、平均が12.4%である。
最高視聴率は14.9%だった。この数字は、十分に合格圏である。

本格的な人間ドラマ

ケーブルテレビ系のドラマも増えて、ドラマが乱立気味の韓国において、
平均視聴率が12%以上であれば、ひとまず成功と言っていい。
あるいは、「若すぎる2人の主役でその数字を取れば想像以上の成果」とも言える。
かつては、視聴率が30%を越える時代劇がいくつもあったが、
今はそういう時代ではない。
視聴率の面で、『君主-仮面の主人』は大健闘であった。

とはいえ、日本で受けるかどうかは未知数だ。
ドラマのストーリーが史実とは違うフィクションで、
「仮面で素性を隠した世子が、水の利権を牛耳る陰の権力集団と闘う」
というストーリーは、韓国の歴史に習熟していない日本の視聴者からは、
わかりづらいかもしれない。
ただし、『君主-仮面の主人』は脚本がしっかりしている。
「本格的な人間ドラマが見たい」
そういう通な視聴者なら大いに満足できる出来ばえだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)


今、ちょっとみたい思ってる時代劇です。
太王四神記で、ヨンジュンの子役時代を演じたス・ユンホ君も
好きな俳優さんです。
「新しい方向性・・・・」っていうのも気になるし・・・・

最近、韓国であまり視聴率のとれなかったドラマでも、
日本人には受け入れられる作品も多いですね。
「脚本がしっかりしている本格的な人間ドラマ」
日本人が好きかも・・・

ヨンジュンの時代劇・・・・
また見たいなあ~
このように新しい方向性の時代劇ができてきている今・・・
ヨンジュンも新しい姿で演じる姿に逢いたいなあ~