修士論文、就職活動、公認心理師受験勉強と、三刀流の日々を過ごしている息子。
本当に、久々に素晴らしい本に出会った気持ち。
二カ月後は大学院の修了式なのに、こんな最後の最後まで忙しいなんて。
息子はウチから車で30分の所で、アパート暮らしをしている。
息子の希望の就職先は、県内の病院でのカウンセラー。
とはいうものの、なかなか募集が無い。
ただ1度、昨年の秋になんと県立病院の募集が出た。
県内の転勤はあるものの公務員にもなるので、それなら私としても願ったりだと思った。
そして試験を受けた後の息子も「受かったかもしれない」と、手応えを口にしていた。
しかしだめだった😣
正直私は心からガッカリした。
だけど何故か息子は私ほどショックを受けている様子がなかった。
というより、忙し過ぎてガッカリしてる場合じゃなかったのかもしれない。「仕方ないよ」と言っていた。
しかも後から点数と順位の開示があったのだが、息子は合格者の次点だった。
それを知って私はますます残念でしょうがなかった。
その数日後、息子に会ったのだが、私はつい正直な思いを口にしてしまった。
「大学院まで行っていながら、就職先が決まらないまま卒業するんじゃないの?」
言った後、私は息子の顔を見て「しまった!」と思った。
息子の表情が怒りを抑える表情になっていた。
そして声を押し殺すように低く、
「今、久しぶりに頭にきた。俺は今、頑張っているんだ。カア(母)にはこの辛さはわからないだろうけど」
そう言った。私から目をそらして。
私は焦ったが、今さら何を言っても空々しく聞こえるだろうから、
「そっか、そうだね」
と言うのが精一杯だった。
ああ、私は息子を傷つけたなあと、その後しばらくは反省の思いだった。
時間が経ち、お互いあの時の気持ちはなくなり、年末年始は家に帰って来て過ごして行った。
「まあ、何があってもいつかどうにかなるさね」なんて今は私が明るく言うので、息子も少しは安心している様子がある。
先日、本屋でブラブラしながら見ていたら、気になる絵本を見つけた。
胸がジーンときて涙が出そうになった。
そのまま家に帰って来たのだが、数日間、あの絵本が忘れられなかった。
そしてこの絵本を手元に置きたい!という感情になり、ついに買って来た。
本当に、久々に素晴らしい本に出会った気持ち。
一見、子育て中のお母さん向け?という感じだけど、それだけに限らない。
私のように子供が大きくなった親としても、親じゃなくても友達へ向けてもきょうだいに向けても、夫婦、恋人、ありとあらゆる誰のどんな立場にとっても、胸に沁みる絵本😢
私はたまたま最近この絵本を知ったけど、どうやらベストセラーになっている絵本らしい。
もちろん中身をここに載せるわけにはいかないけど、たくさんの人に読んで欲しい。
私もこの絵本に出会えて良かった。
今日は白鳥を見ながらのウォーキング。
ウォーキングてほどでもないな。
お散歩😄