先日、息子が住んでいるアパートの管理会社から電話が来た。
「息子さんは大学4年生のようですので、卒業後はアパートを出られるのでしょうか?一応こちらのアパートは学生向けに案内しておりまして、春からの新入生への案内のこともありまして、息子さんの今後についてお伺いしたいのですが…」
はい。それですな。
「すみません、実はまだ卒業後の進路がハッキリ決まってなくて、大学院を受けるかもしれないんです。大学院に行くとなれば、まだアパートに住むと思いますので、もう少し返事を待っていただけますか?」
「あ、大丈夫です。できれば早めがこちらとしては助かりますが、ま、2月までに教えていただければと思います」
「わかりました。決まり次第ご連絡させていただきます」
という感じのやり取りだった。
そして昨日は学生生協から案内の書類が届いた。
卒業される方は出資金返還の届けをしてください、とある。
大学院に進まれる方はそのまま手続きの必要はありませんと。
そうなのよ。ホントにねぇ…
いったいどうするんだー!
まだ決断できていない息子に、正直若干イラついている私。
電話してもなかなか出ないし、LINEしてもめったに既読がつかず、返信がやっと来たと思いきや、まだ迷っているとの返事。
一時期、内定先に就職するという気持ちになっいたのは聞いていた。
しかも、先方に承諾書を提出している。
なのに!
ゼミの先生からは、「大学院の願書は出しておいて、もう少し考えていいんじゃない?」と言われたようだ。
更には、「承諾書を出しても、拘束力は無いから大丈夫」と教えられたらしい。
いやあ、そうは言ってもねぇ…
大学院の後期試験は1月下旬。
合格発表は2月だ。
合格したから就職辞めますというのは、時期的に甚だ非常識な話。しかも2月には勤務地が決まっているらしいし。
もし受験するのなら、早めに就職を辞退して受けるべきと思うのだが、息子が受検するコースの後期試験の定員はたったの「1」。
この一枠にいったい何人受けるやら。
落ちたらもうどこも行くところが無い。
いや、落ちたら落ちたでアルバイトをしながら就職浪人をすればいいんだが、息子の性格からしてそんな逞しさがあるかどうか…
ついこの前、息子にLINEでこう言った。
「こんなに考えても考えても決めれないなら、いっそ占いでもして来たら?」
すると息子。
「そうだね。行ってこようかな」
え?
まさかの返事。
そんなのいいよーとでも言うのかと思いきや。
慌てて追加して言っておいた。
「参考程度にしてね」。
そして息子、珍しく素早い行動に出て、とある地元の人気(だと思う。昔からやっている方だから)占い師にみてもらったようだ。
どうだった?とLINEで聞いたのだが詳しくは教えてくれない。
「すごく参考になったよ。でも、ますますどうしたらいいかわからなくなった」
ちょ。
だめじゃん。
もうー、本当にどうするんだよー。
(あ、私がまるで息子にそう呼びかけているようだが、息子は私がブログをやっていることは知らない)
私はね、本当にどっちでも良い。就職だって良いと思う。
息子が内定をもらっているところは、或る独立行政法人。
競争があるような企業は息子に向かないから、内定先は息子にはとても合っていると思う。
ただ、全国どこに配属されるかわからないし、転勤族になる。
それは確かに引っかかる。
それでもさ、どこに行こうと日本だし、私も時々行くし。笑
それに、やっぱり合わないと思ったら、無理して続けなくていい。
辞めることは恥のような風潮があった昔と違って、今は転職は普通のことだもの。
私のダンナは昔の男だから、辞める勇気が無かった。だから病んでしまった。
もう私はそういうのは嫌だよ。
息子にはもっと気楽に考えて欲しい。