姑の介護保険認定は、要介護2になった。
それで今日はこれからのことを相談に、姑が住むH市の地域包括センターに行ってきた。
利用する事業所を決め、今後は週に3日ヘルパーに来てもらうことにした。
姑はあまり乗り気ではなかったが、なんとか説得した。
週に3日、1日1時間だけの利用にした。
これで少しは家もキレイになるだろうし、健康状態も見てもらえる。
今は週に3日、お弁当の宅配が来ているので、その日以外をヘルパーの訪問介護に充てることにした。
月水木がお弁当の宅配、
火金土がヘルパーの訪問介護。
日曜日は毎週はなかなか無理だが、できる限り私が足を運ぼう。
そして来年は、同居を考えていこう。
「それとですねぇ…」
地域包括センターの相談員の方が、何やら言い出しにくそうに話し始めた。
「これからはお家の中にヘルパーが出入りするわけですが、できればお嫁さんが貴重品を預かっておいてもらえませんか?」
「え?」
「か○こさん(姑の名前)は認知症が進んでいるようですね。見慣れない人が出入りすると、お金を盗られた、通帳を盗られたってことになりかねません」
ああ、確かに姑は何かが無いと探しもせず、誰かに盗まれたと決めつけている。
昨年はお金を下ろした郵便局で、二十万円盗まれたと警察騒動も起こしている。
「わかりました。私が預かっておきます」
「そうですね、その方が助かります。通帳、印鑑、保険証、現金等、お預かりください」
と、相談員の人に言われ、姑にも話した。
「はあはあ、他人が出入りするんじゃ危ないなあ。んじゃあたかぽんさんに頼むかなあ」
「はい、責任を持って預かっておきます」
そうキッパリ言った私をじーっと見る姑。
ちょ、その目はなんだ姑よ。
「保険証まで持っていかれたんじゃ病気に行きたいとき困るな」
ああ、確かに。
「ですよね、保険証は置いて行きますね」
「お金まで全部持って行くんですか?」
「お金は持って行きませんよ」
「ハンコも使いたい時があるなあ」
「一個は置いて行きますね」
ということで、通帳三通とそれぞれの印鑑を持って行くことにした。
姑はキャッシュカードとクレジットカードの類いは持っていない。
だから印鑑は預かっておかなきゃ。
ん?姑の目つきがおかしい。
「忘れるから書いておくかな」
と、紙と鉛筆を取り出した姑。
『たかぽんさんが通帳三つとハンコを持っている』
紙にたどたどしい字で一生懸命書いた姑。
だよねぇ・・・
自分の全財産を嫁に預けるんだもの、そりゃ不安があるさ。
書き終えた姑が、また何か言いたそうにじーっと見ている。
ちょ・・(汗)
そして待てよ、すごーくたまに来る姑の実の娘、義妹がこのメモを見たらどう思うだろう。
想像すると嫌だな。
それにこの姑の疑り深い目も嫌だな(苦笑)
「お義母さん、印鑑は置いていきますよ」
「はいはい、そうですか」
やっと安心した顔になった姑。
「あ、そのメモの、ハンコを持っているは消してくださいね」
そこんとこ大事だから姑よ。
来週月曜日は正式な手続きをするために、またH市に行くことになった。
姑よ、嫁の私を信じなさい。
これからどうしていくのが姑にとって一番良いか、私には少しずつうっすらと見えてきたから。
それで今日はこれからのことを相談に、姑が住むH市の地域包括センターに行ってきた。
利用する事業所を決め、今後は週に3日ヘルパーに来てもらうことにした。
姑はあまり乗り気ではなかったが、なんとか説得した。
週に3日、1日1時間だけの利用にした。
これで少しは家もキレイになるだろうし、健康状態も見てもらえる。
今は週に3日、お弁当の宅配が来ているので、その日以外をヘルパーの訪問介護に充てることにした。
月水木がお弁当の宅配、
火金土がヘルパーの訪問介護。
日曜日は毎週はなかなか無理だが、できる限り私が足を運ぼう。
そして来年は、同居を考えていこう。
「それとですねぇ…」
地域包括センターの相談員の方が、何やら言い出しにくそうに話し始めた。
「これからはお家の中にヘルパーが出入りするわけですが、できればお嫁さんが貴重品を預かっておいてもらえませんか?」
「え?」
「か○こさん(姑の名前)は認知症が進んでいるようですね。見慣れない人が出入りすると、お金を盗られた、通帳を盗られたってことになりかねません」
ああ、確かに姑は何かが無いと探しもせず、誰かに盗まれたと決めつけている。
昨年はお金を下ろした郵便局で、二十万円盗まれたと警察騒動も起こしている。
「わかりました。私が預かっておきます」
「そうですね、その方が助かります。通帳、印鑑、保険証、現金等、お預かりください」
と、相談員の人に言われ、姑にも話した。
「はあはあ、他人が出入りするんじゃ危ないなあ。んじゃあたかぽんさんに頼むかなあ」
「はい、責任を持って預かっておきます」
そうキッパリ言った私をじーっと見る姑。
ちょ、その目はなんだ姑よ。
「保険証まで持っていかれたんじゃ病気に行きたいとき困るな」
ああ、確かに。
「ですよね、保険証は置いて行きますね」
「お金まで全部持って行くんですか?」
「お金は持って行きませんよ」
「ハンコも使いたい時があるなあ」
「一個は置いて行きますね」
ということで、通帳三通とそれぞれの印鑑を持って行くことにした。
姑はキャッシュカードとクレジットカードの類いは持っていない。
だから印鑑は預かっておかなきゃ。
ん?姑の目つきがおかしい。
「忘れるから書いておくかな」
と、紙と鉛筆を取り出した姑。
『たかぽんさんが通帳三つとハンコを持っている』
紙にたどたどしい字で一生懸命書いた姑。
だよねぇ・・・
自分の全財産を嫁に預けるんだもの、そりゃ不安があるさ。
書き終えた姑が、また何か言いたそうにじーっと見ている。
ちょ・・(汗)
そして待てよ、すごーくたまに来る姑の実の娘、義妹がこのメモを見たらどう思うだろう。
想像すると嫌だな。
それにこの姑の疑り深い目も嫌だな(苦笑)
「お義母さん、印鑑は置いていきますよ」
「はいはい、そうですか」
やっと安心した顔になった姑。
「あ、そのメモの、ハンコを持っているは消してくださいね」
そこんとこ大事だから姑よ。
来週月曜日は正式な手続きをするために、またH市に行くことになった。
姑よ、嫁の私を信じなさい。
これからどうしていくのが姑にとって一番良いか、私には少しずつうっすらと見えてきたから。