LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ルノー・ヴィヴァ・グランスポール(エポキット)

2010年11月24日 22時16分49秒 | キット入手
物欲方面の誘惑が非常に多いホビーフォーラムですが、今回はなぜか物欲スイッチオフのままでした。
最近、どーも家の中にモノが多すぎる気がしてね。本当に要るモノ以外は少しずつ削減していこう、みたいな気分なのです。

とか言いつつ、1個だけキットを購入しました。ポストホビーのブースでセール価格(つーかほとんど捨て値の1500円!)になっていた、EPOKITというメーカーのレジンキットです。
1939年型のルノー・ヴィヴァ・グランスポール・クーペ。バランスの良いプロポーションに一目惚れしました。
同じところに同型車のセダンとカブリオレもあったんですが、旧いルノーに対するコダワリはそれほど強くないので、一番格好良さそうなクーペだけにしてあとはパス。
でも、来年まだ残っていたら、そっちも買っちゃうかもしれないなぁ。



↑ボディとシャシー・インテリアは、BBRみたいなグレーのレジンで成型されていて、なかなか繊細なタッチのモールドです。外装の細かいディティールはほとんど一体モールドになってます。光りモノはホワイトメタルにメッキをかけたものらしく、グリルの彫りなんか結構繊細でイイ感じです。エッチングはフード側面のルーバーと窓枠、ワイパーのみ。
プロバンス・ムラージュみたいな感じのキットですね。こういうの好きです。



↓帰って来て中身を改めたら、あららら。ホイールが2個しか入ってませんよ。しかもハブキャップは4個とも欠品じゃないですか。
まあ値段が値段ですからね。別段ハラも立ちません。ホイールはレジンで複製すれば良いんだし、ハブキャップも挽き物を自作すりゃイイだけの事です。



↓ヒートプレスはうっすらと黄色くなり始めてます。作る時には窓も自作する必要あり、かな。



この時代、ルノーのスタイルはアメリカ車、特フォード系の影響を強く受けており、このクルマも1937年のリンカーン・ゼファー・クーペにクリソツですが、V字型のテールエンドあたりには、やはりフランス車らしいケレン味がありますね。
ヴィヴァ・グランスポールは4.1リッターの6気筒エンジンを積んだヴィヴァステラの高性能版という位置付けで、スポールと言うわりにはハードコアなスポーツカーではなく、どちらかというと軟派なパーソナルカー路線の高級車です。
この時代のクルマにしては異例に幅が広く、一見こじんまりとしたキャビンは、実は横3人がけだったりします。奥さんと愛人を両方つれてピクニックに行けますな。うーむベルエポック(笑)。

そう、EPOKITのEPOは「ベルエポック」のエポなんですね。1930年代のフランス車専門のメーカーだったようで、ウェブで調べたらルノーだけじゃなくヴォワザンなんかも出ていたようです。欲しい! たまにネットオークションとかで見かけますが、メーカーはどうやらもう存在しないみたいですね。残念だなぁ。
このキット自体は1989年の製品。かれこれ20年以上もデッドストックになっていたんですね。

アイボリーとか、明るいブルーとかが似合いそうです。これもしばらく寝かせといてから、ゆっくり作ることにしましょう。


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2 コメント

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かぶった。。 笑 (KAWAKAMI(偽者))
2010-11-27 00:12:58
ホビーフォーラムではお会い出来てよかったです

ワタシはROMUで同じ形のルノーを買いました
SUPRASTELLAと書いてあります
これレジンはまるっきりBBRですよね
これはまたビックリ(笑) (kitazawa)
2010-11-27 10:57:25
>KAWAKAMI(偽者)様
遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございました。お会い出来て本当に良かったです。もうちょっとじっくりお話ししたかったです。次の機会には是非。

いやしかし、奇遇と言うかなんというか。興味の方向性が似てるんでしょうねえ。これでかぶるとは(笑)
そちらのはノーズが長いので8気筒車でしょうか。スカットルから後ろはほとんど同じみたいですね。いつか2ショットといきたいものです。

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