LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フェアレディZ・エアロカスタム(6)

2015年07月24日 10時02分59秒 | モデルカー製作記
シャシーとインテリアを作っているうちに、ボディのクリアーがすっかり乾いたので、早速コンパウンドで磨きました。

磨きのメニューはいつも通り。まず、乾燥による塗膜表面の収縮で生じたユズ目をソフト99細目で除去し、そのあとスジボリ堂システム・コンパウンド3種を順に使って光沢を回復させます。その後ぬるま湯の中で中性洗剤で磨き洗いして、余分なコンパウンドを除去しますが、このとき水磨きの効果でさらに光沢が上がります。
オーバーコート後の磨きでは、原則的にペーパーやマイスターシートは一切当てません。万が一オーバーコートの最中に大きなホコリが付いても、生乾きの状態でペーパーでこそげ取り、その部分にクリアーを吹き足して対処するので、磨きの段階でホコリの処理をする必要は無いのです。

↑磨き終えたボディ。今回もイイ感じにピカピカです。







↑メタリックカラーは上に乗っているクリアーの状態で質感が大きく左右されます。ソリッドカラーと違ってガラス状のクリアー層の存在がよく判るので、磨きに手間をかける甲斐があります。といっても昔、研ぎ出しから直接コンパウンドで磨いて光沢を回復していた頃と比べると、磨きの手間は1/10くらいでしょうか。最少の労力で最大の効果。私の好きな言葉です。





↑フロントバンパーが黒いのはGノーズのお約束ですが、窓枠については色々とご意見あるかもしれません。言うまでもなく、ファクトリーストックのS30型フェアレディZは年式/タイプ問わず、窓枠はすべてメッキトリムです。レストアした個体だとしても、ブラックアウトは少々悪趣味かもしれません…少なくとも日本ではね。

ところが、アメリカ方面のカスタマイズでは、どうやら旧車のブラックトリム化はそれほど珍しくないようで、窓周り真っ黒なZの画像がいくらでも見つかります。これが意外としっくりきてる気がして、ちょっと意外でした。クラシックなはずのS30がグッとモダンな感じに見えて、新鮮なんですね。
モダンなホイールとのマッチングもイイかな、ということで、思い切って窓枠もドアハンドルも全部黒で統一しました。

次回歯いよいよ上下合体。一気に完成まで行きますよ。


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