LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXKSS(21)

2010年02月13日 10時19分30秒 | モデルカー製作記
さて、いよいよエンジンとリアサスをシャシーに取付けます。

その前に、まずはサイドシル&フロアに一体でくっついているフレーム部分を黒く塗らなくてはなりません。
ボディパネルの内側はボディカラーのままでも良いのかもしれませんが、完成した状態を見るとインテリアのボックスとエンジン周りの補機類に隠れてほとんど見えなくなっちゃうようです。マスキングの手間を考えると、内側は全部まとめて黒く塗っちゃっても良さそうです。リアサス・サブフレームとお揃いのセミグロスブラックにしました。

それから、リアサスが入る凹んだ部分は、下面が焼鉄色で塗る指示になっています。ここはエンジンブロックと同じ、シルバーにセミグロを混ぜたのを吹きました。何やら丸いリッド状のものや配管みたいなもののモールドがあるので、メッキシルバーやゴールドやフラットブラックで適当に彩色。中がシルバーだと黒いサスペンション周りが目立ってイイ感じです。
説明書には、なぜかサイドシルからフロア下まで、外観部も全部この色で塗るように書いてあります。うそつけー。良い子の皆さんは騙されないように(笑)。

取付け作業はまずリアサスから。上部の2本のダボで取付けるだけなんですが、シャシー側のダボ穴のフチがめくれ上がったようなモールドになってるので、ちょっとフチを削ってから接着しました。こういうのを見逃すと、積もりつもってどんどん辻褄が合わなくなるのが、外プラのコワいところです。



↑次にエンジンとドライブシャフトを取付けるんですが、ここで問題発生。ドラシャフがちょっと長いんですね。エンジンが前に蹴られてエンジンマウントと合いません。ミッションケース後端を0.5㎜ほど削って合わせました。
あと、ミッションとデフの軸線が上下に若干ズレてるので、ドラシャフのアシを前後とも少し削って、ハマりをユルくする必要がありました。



↑リアサス後方のサブフレームは、リアエンド下側に刺さるので、アッパーボディをハメて合わせを確認。ここは修正無しでバッチリ、一発OKでした。



↑シャシー側のモールドが若干変形していて、外側に開いているので、フレーム内側にあるエンジンマウントは少し上がっています。ボディを組立てると自然に矯正されるはずなんですが、フロントカウルが閉じないとマズいので、外観を仮組みしてチェック。どうやら大丈夫なようです。エンジンのヘッドカバー前端は、カウルのパワーバルジのおかげでギリギリ逃げてます。おおー、実車みたいだ。

お次はフロントのフレームと足回り。パーツ多いので1回では終わらないと思います。
さてさて、オリンピックの開会式を見なくっちゃ。


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4 コメント

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かっこいいです。 (ミゾロギ)
2010-02-13 15:49:05
マジでこのキット、かっこいいですねえ。この状態でもご飯おかわり出来ます。
シャーシ裏が色っぽく、足回りもきっちり、たまりません。
レベルのヒーレーは出来上がりました。
ホント、いいキットでした。レベルは懐深いですねえ。
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でしょ? (kitazawa)
2010-02-14 01:11:30
そうなんですよねぇ。レベルってホント、カーモデルのツボをよく知ってますよね。キットの善し悪しは、パーツを眺めているだけじゃ絶対判らないんだなぁ。
作ってみて初めて判る良さがあるんだって事を、ここのキットを作るたびに思います。
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フジミの… (こぶら酒)
2010-02-16 06:54:44
「今さら何言ってやがんでィ」とお叱りうけそうですが、
このキットはドイツレベルの製品でフジミのOEM だったんですね!
御HP復帰が最近だったもので、先ほど(1)を拝見してきました。
パーツの取り合いがきっちりしているので(入念な仮組みの成果でしょうが)
国産品かと思っていました。
仮に、一から十までレベル製品だとして、独と米では違うものでしょうか?
同じ工場で生産してパッケージ変えてるだけでしょうか。
そんな邪推はどうでも良い事ですね。
私たちアマチュアには作りやすいキット、正確なキットが、
美しい完成品を早く作り出せる一つの要素である事は間違いありません。
その代わり某国の雑なキットは、時間や手間はかかりますが、
美しく清潔に完成した時の喜びは更に大きいモノがあります。
何にせよ、私の様なアマチュアは手間隙を惜しまない事だと思います。
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レベルの味 (kitazawa)
2010-02-16 20:21:31
私も比較論評できるほどレベルのキットをいっぱい作ったわけじゃないのですがね。

ドイツレベルもアメリカレベルも、時期によってキットの出来にはかなりバラツキがあります。アメリカ箱で中身はドイツのもありますし、その逆もありますしね。

ドイツはこう、アメリカはこう、という明確なタッチみたいなものがあるかどうかは、私にはよく判りません。
また、現在のレベルのラインナップには、旧モノグラムや旧オーロラのキットもあります。またそれぞれに味が違う感じですし。

まあとにかく、このキットについて言うなら、成型や設計の技術はけっして高くはないものの、走る機械としての自動車のディティールを、なるべく実車に忠実に再現しようとしている、という意思は感じますね。
だから作っていて気持ちがいいんです。楽ではないですけど(笑)。


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