LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

JORDANの1/87キット

2012年12月10日 10時06分43秒 | キット入手
新しい製作記に入る前に、最近の買い物報告をいくつか。その1回目は小さなクラシックカーのキットです。

入手したのは9月末のこと、S.E.M.のLさんが海外の通販サイトで発見して、一緒に注文しませんか?と呼びかけてくれたものです。S.E.M.の他のメンバーが早速完成させてホビーフォーラムに飾っていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと。
これはアメリカの JORDAN というメーカーの Highway Miniatures というシリーズで、1/87スケールのインジェクション・キット。鉄道模型用のストラクチャーとして販売されているものですが、モールドが超絶に凄いんですよ、コレ。



↑1929年型フォード・モデルAのステーションワゴン。馬車みたいなウッドキャビンが載ってる渋いタイプです。 HOスケールですから、全長45㎜ほどの小ささですが、インテリアはもとより、サスペンションや駆動系まできっちり再現されてます。糸みたいに細いパーツがズラリ。
フレームの先端に針みたいなものが突き出していて、バリかと思ったんですが、説明書をよく読んでみたらなんとバンパーサポートでした(笑)。



↑中でも凄いのがホイールで、ワイヤーがちゃんと抜けてます。タイヤの外径が8㎜弱ですから、ワイヤーの細さがお判りいただけるかと。エッチングでもここまで細いのはなかなか無いですよ。
インジェクション成型は製品の歩留まりを考慮に入れると0.4㎜が細さの限界だ、と何かで読んだことがあるんですが、そんなの軽々と飛び越えちゃってますな。



↑説明書もきちんとしてますが、字が多い(笑)。



↑こちらは1925年型T型フォード・ロードスター。幌は立てたのと畳んだのと両方入っています。オマケで荷台のパーツが付いていて、ピックアップにすることも出来ます。しまった!3個買っておけば良かった。



↑1928年型A型フォード・2ドアセダン。ハードルーフは4面バラバラの貼り合わせです。ヘッドライトはちゃんと透明レンズになってます。

このJORDAN というメーカーは1950年代からあって、現在も現役バリバリ、あちらではよく知られているメーカーのようです。アメリカのマニアな人のサイトの記述によると、同じ車種でも何度も金型を新たに起こしてリニューアルしているので、新しい製品ほどモールドが良くなっている、とのこと。

ラインナップはかなり膨大で、フォードT型やA型はこれら以外にもいろいろな車型が出ていますし(ホットロッドまである!)、大型トラックや消防車、バス、農業用トラクター、馬車なんかもあります。車種は1920~1940年代のものがほとんどです。アメリカではクラシックな鉄道模型が非常に盛んらしいので、こういう車種の需要がかなりあるんでしょうね。

価格も驚くほど安くて、乗用車はだいたい6ドルから8ドルくらい。日本国内のショップでは見たことがありませんが、鉄道模型に強い海外発送可能な大手通販サイトで扱われているので、日本からでも購入可能です。

これは単体で飾るよりも、建物と一緒にビネットにしてディスプレイした方が良さそうです。鉄道模型用の古い納屋か倉庫でも探してきて、3台まとめて作ろうかと思っています。
いやしかし、まだまだ世界には知らないメーカーがあるんだなぁ。



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