LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーEタイプ&アストンDB3S(smts)

2012年03月15日 10時18分25秒 | キット入手
遅ればせながら、初の海外通販にチャレンジしてみました。

これまでは、どうしても欲しいモノがあると友人の注文に相乗りさせてもらったり、海外に行く友人に買ってきてもらったりしてたんですが、そうそういつも都合よく頼めるわけでもありません。
43モデラーの多くは海外通販なんてとっくにやってるんでしょうけど、私は今までどーも億劫でね。でも最近はキットを積極的に輸入するショップも少なくなって、安定的に入荷するのはタメオのF1くらいのもんです。そっち方面にあまり興味のないワタシ的には、好みのキットが国内ではなかなか見つけられない。こりゃもう思い切ってやってみるしかないな、とね。

何かを新しくやろうとする時には、まず情報収集、というのが私のスタイル。今はネットで調べるとなんでも判っちゃう時代ですからねぇ。「海外通販」とか「個人輸入」とかでググると、詳しいやり方を丁寧に解説しているサイトがいくつも見つかります。そこいらで学習してからやってみました。

今回のターゲットはsmtsの1/43メタルキット。英国メーカーの製品だから英国のショップがいいだろう、ということで、その筋ではヒジョーに有名なGRAND PRIX MODELSに注文しました。ここは以前モデル・カーズ誌にコラムを連載していたブライアン・ハーヴェイさんが創業した老舗ショップで、日本にも利用者が多いようです。モデルカー全般を扱っていてダイキャストミニカーやプラモデルも置いていますが、レジンやメタルの1/43キットの品揃えが良いので有名です。

お店のサイトがショッピングカート方式のウェブショップになっているので、購入は非常に簡単。楽天やアマゾンなど国内のネット通販となんら違いはありません。商品はIn Stock(在庫あり)/Available to Order(取り寄せ可能)/Not yet released(未発売)のいずれかの表示があるので、今回はIn stockの中から2点選んで注文しました。
まずショップにログインするIDを登録し、ウェブショップで2点ポチッて、住所を英語でフォームに書き込み、支払い方法はクレジットカードを選択。すぐに注文確認メールが届き、次いで発送通知と明細が届きました。メールのやり取りの必要は無く、ただ待ってるだけでOKです。
海外でのクレジット使用についてはいろいろと怖いハナシも耳にしますが、まあビビっていたら何も出来ません。ペイパルという手もありますが、むしろクレジットの方が不正請求された時には実際の被害に遭う前に止める事も出来ますし、クレジット会社の補償制度もありますから、むしろ安全なんじゃないかと思います。



↑ってことでお買い物のひとつめはこれ。smtsのジャガーEタイプ・ライトウェイトです。ボディカラーはメタリックの濃いグリーンで、ゼッケン36、ピーター・サトクリフ車。プロポーション最高です。
smtsからはEタイプのロードカーが以前から出てますが、ライトウェイトは2010年夏頃に新しく出たようです。ボディはロードカーの原型を一部改修したもので、リアがオーバーフェンダーになってないタイプですね。ルーフとリアデッキには別パーツでエアダクトが付きます。
これとは別にロードラッグ・クーペも出てたんですが、残念ながらキットの在庫はなかったんですよね。再入荷したらそっちも絶対買ってやるー。



↑ボディパーツはこういう分割。各パーツの合わせは気持ちイイくらいにバチピタです。作る時には、サイドの合わせ目をどーするかが悩みどころですねえ。メーカー完成品は継ぎ目をキレイに埋めてあるんですよ。中を先に作って後から外を塗ったのか? ヒコーキじゃあるまいしねえ。



↑Dタイプと共通のホイールはじめ、メタルの小物たち。とてもキレイなキャスティングです。最近のsmtsってこんなにキレイな仕事するようになってるんですねえ。昔はバリだらけでゴミみたいでしたけど。



↑エッチングやメッキパーツがたっぷり入ってるのはここの伝統ですね。完成するとゴージャスな雰囲気になるのがイイんです。デカールは黄色みのない質の良さそうなもの。クリアーコートも多分大丈夫でしょう。



↑ヒートプレスがちゃんと使えそうってのが今回最大の驚き(笑)。これまでにヤフオクなどで購入したsmtsのキットはどれも、塩ビが薄過ぎてへにゃへにゃで使えないのばかりでしたが、これは全く問題無さそうです。



↑ふたつめのキットはアストンマーティンDB3S。昨年末に出たばかりのバリバリの新製品で、完全に新規の原型です。これもプロポーション絶妙だなぁ。左右対称がキッチリ出ているのにも驚きましたヨ。スジ彫りもピシッとキレイに入ってるし、なんだかsmtsじゃないみたい。凄く良いキットですよコレ。



↑フロントホイールアーチの内側が露出しているスタイルなので、パーツ割りも独特です。これらのパーツがボディの内側にピシッと隙間無くハマるのもビックリだ。



↑小物パーツも充実してます。DB3Sのホイールは、リムの一番外側がタイヤのサイドウォールよりも出っぱった特殊な構造ですが、それを表現するためにわざわざアウターリムがメタルパーツになっていて、外周にはスポークの先端部が凹モールドされてます。芸が細かい!



↑ワイヤーホイールは組立て済み。ヒートプレスもパリッとしてます。ルマン仕様なのでグリルとフロントフェンダーのヒレは黄色になります。



↑ジャガーの箱は昔ながらの白ボール紙でしたが、アストンは洒落たカラー写真の箱に入っていました。smts、なんか変革のさ中にいるみたいですよ。メーカーのサイトを見ると、完成品の方が商売の中心になっているようですが、キットも必ずリリースしてくれるのは嬉しい限りです。

というわけで、2個ともとても良いキットで、初の海外通販に相応しい買い物になりました。

どちらもウェブショップの表示では43.2ポンドという値段でしたが、これは英国内向けに付加価値税がのっかってるんですね。日本からの注文だと免税で36ポンド。現在のレートだと1ポンド=約132円ですから、キットの価格は4752円ということになりますね。国内のショップにはジャガーもアストンもほとんど入ってないようですが、同メーカーの他キットの価格はだいたい6500円前後なので、やはりかなりお得です。

ブツが安くても送料が高くついてしまったら旨味がありませんが、意外にも英国からの郵便小包料金はわずか5ポンド=660円でした。宅急便の国内の遠い地域向けよりも安いのには驚きました。送料込みでも1個あたり5000円チョイですから、なんかすごくお得な気分。時間もそうかからず、注文のちょうど1週間後に届きました。

…というわけで、43キットに関しては、今後はあちらから買うのが普通になっちゃいそうです。ああ物欲が(笑)







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2 コメント

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はじめまして (alchemy)
2012-03-17 21:34:39
こんばんは、初めてコメントします。よろしくお願いします。ジャガーのキットカッコいいですね。私はピラニアモデル のXJ12Cをちまちまやってます。実は、これが43デビューです。プラモと勝手が違うので、少し緊張しています。参考にしたいので、実車の本を探してますけど、なかなか無いですね。まあデビュー戦なんで、のんびりやります。ながながと長文失礼しました。(笑)
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いらっしゃいませ! (kitazawa)
2012-03-18 16:42:54
alchemyさん、こんにちは。こちらこそよろしくお願いします。
ピラニアのXJ12Cというと、ブロードスピードのレース仕様ですね。あれもカッコイイですよね。私も大好きです。
あのへんは資料はなかなか無いですねえ。画像検索してもミニカーの写真ばっかりです(笑)
当時の現地のレース雑誌なんかが見つけられればいいんですけどね。
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