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相変わらず忙しくてなかなか趣味の時間が取れず、メキシコ君の歩みはカタツムリ状態ですが、ようやくボディ塗装に取りかかりました。
↑塗装前の最後の作業は窓枠磨き。このキット、側面の窓枠はエッチングですが、前後の窓枠とレインドリップチャンネルはメタルボディにモールドされています。全体に粗いモールドで気泡やパーティングのズレもかなりありましたが、窓枠の部分は不思議なくらいにキレイだったので、メタル地肌を磨き出してメッキ状に仕上げることが出来ました。
磨きにはマイスターシートの1300、1500、2000、3000と番手を上げて研ぎ、そのあとはラプロスの4000、6000、8000で研いでいます。これだけでほぼメッキ状になりますが、最後にスジボリ堂のマイクロカット・コンパウンドで軽く磨いて仕上げました。
このやり方はホワイトメタルキットならではで、個人的にも非常に好きな工程です。メタルキットなのにわざわざ窓枠を全部エッチングにしちゃってるキットを見ると「おいおい、判ってないなー」なんて思っちゃいます。このキットの場合、ドアとリアクオーターの窓枠のみエッチングにしているのは、そこはボディのツラよりも引っ込んでいて磨きにくいからでしょう。さすがはルカ・タメオ、よく判ってらっしゃる。
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↑鋳肌表面があまりキレイじゃないので、サフを吹くとアバタがいっせいにあらわになります。凹んでいるところにはホワイトパテをさして、全体を800番のマイスターシートで研ぎ、プライマーを吹いて、またサフを吹く。これを数回繰り返して、下地を滑らかに整えていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c5/b8bebfb80ef06a0f81bbea35b811cad0.jpg)
↑磨いて光らせた窓枠は、サフを吹くたびに塗料を拭き取って下地を露出させます。巻の硬い綿棒に、ブラシ洗浄用の工業用シンナーを含ませて、周囲の塗装を傷めないように注意しつつ拭き取ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4d/a5aaaea17e7157e91d11e0d20fbfddad.jpg)
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↑キズや凹み、気泡などが全て消えて、キレイな下地が出来上がりました。凹凸の多いボディ形状で、谷になっている所には気泡が集中していて、ここまで持って来るのにけっこう手間がかかりました。メタルキットの下地塗装は、とにかく気長にしつこくコツコツやるしかありません。
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↑メッキ窓枠の拭き取りは、全部の塗装が終わってから最後に一気にやれば一度で済みますが、それだと境目に下地からの塗装が層状に顔を出してしまいますし、塗装の厚みがあるとキレイに拭き取れなかったりします。少々面倒ではありますが、塗装ひと吹きごとに拭き取るのが基本です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/42/8cece67a888e1946723d9ae948393de5.jpg)
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↑ボディカラーはグリーンハウスが白、ボディが赤の2ト-ン。まずMr.カラー69グランプリホワイトを全体に吹いて、くまなく真っ白にしました。白い部分はこれが本塗りで、赤い部分にはベースホワイトの役割をします。グランプリホワイトは少しグレー成分が入っていて、隠蔽力があるので、サフの上にいきなり吹いています。
白い塗料が希釈が濃い目だとガサつきが出やすいので、シャビ目に希釈して3回吹き重ねました。窓枠の拭き取りももちろん1回ごとにやっています。
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↑っと、ここまできて窓ガラスの合わせをしていなかったことに気がつきました。あぶないあぶない。
気とのヒートプレスは4面一体で絞られていますが、なかなかシャープに出来ています。リアはそのままでOK、フロントもボディの裏側をひと回り、ちょっとモーターツールで削るだけで、ピタッと合ってくれました。削った所には当然、プライマーを吹いておきます。ドア窓とリアクォーターは塩ビ平板に置き換える予定です。
次回は赤い部分の塗装について。リアルではもう終わっていますが、実はちょっとひと波乱ありましてねぇ…。まあなんとか上手くリカバー出来ましたが。
そのあたりも含め、年内にお見せ出来ると思います。お楽しみに!
↑塗装前の最後の作業は窓枠磨き。このキット、側面の窓枠はエッチングですが、前後の窓枠とレインドリップチャンネルはメタルボディにモールドされています。全体に粗いモールドで気泡やパーティングのズレもかなりありましたが、窓枠の部分は不思議なくらいにキレイだったので、メタル地肌を磨き出してメッキ状に仕上げることが出来ました。
磨きにはマイスターシートの1300、1500、2000、3000と番手を上げて研ぎ、そのあとはラプロスの4000、6000、8000で研いでいます。これだけでほぼメッキ状になりますが、最後にスジボリ堂のマイクロカット・コンパウンドで軽く磨いて仕上げました。
このやり方はホワイトメタルキットならではで、個人的にも非常に好きな工程です。メタルキットなのにわざわざ窓枠を全部エッチングにしちゃってるキットを見ると「おいおい、判ってないなー」なんて思っちゃいます。このキットの場合、ドアとリアクオーターの窓枠のみエッチングにしているのは、そこはボディのツラよりも引っ込んでいて磨きにくいからでしょう。さすがはルカ・タメオ、よく判ってらっしゃる。
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↑鋳肌表面があまりキレイじゃないので、サフを吹くとアバタがいっせいにあらわになります。凹んでいるところにはホワイトパテをさして、全体を800番のマイスターシートで研ぎ、プライマーを吹いて、またサフを吹く。これを数回繰り返して、下地を滑らかに整えていきます。
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↑磨いて光らせた窓枠は、サフを吹くたびに塗料を拭き取って下地を露出させます。巻の硬い綿棒に、ブラシ洗浄用の工業用シンナーを含ませて、周囲の塗装を傷めないように注意しつつ拭き取ります。
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↑キズや凹み、気泡などが全て消えて、キレイな下地が出来上がりました。凹凸の多いボディ形状で、谷になっている所には気泡が集中していて、ここまで持って来るのにけっこう手間がかかりました。メタルキットの下地塗装は、とにかく気長にしつこくコツコツやるしかありません。
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↑メッキ窓枠の拭き取りは、全部の塗装が終わってから最後に一気にやれば一度で済みますが、それだと境目に下地からの塗装が層状に顔を出してしまいますし、塗装の厚みがあるとキレイに拭き取れなかったりします。少々面倒ではありますが、塗装ひと吹きごとに拭き取るのが基本です。
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↑ボディカラーはグリーンハウスが白、ボディが赤の2ト-ン。まずMr.カラー69グランプリホワイトを全体に吹いて、くまなく真っ白にしました。白い部分はこれが本塗りで、赤い部分にはベースホワイトの役割をします。グランプリホワイトは少しグレー成分が入っていて、隠蔽力があるので、サフの上にいきなり吹いています。
白い塗料が希釈が濃い目だとガサつきが出やすいので、シャビ目に希釈して3回吹き重ねました。窓枠の拭き取りももちろん1回ごとにやっています。
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↑っと、ここまできて窓ガラスの合わせをしていなかったことに気がつきました。あぶないあぶない。
気とのヒートプレスは4面一体で絞られていますが、なかなかシャープに出来ています。リアはそのままでOK、フロントもボディの裏側をひと回り、ちょっとモーターツールで削るだけで、ピタッと合ってくれました。削った所には当然、プライマーを吹いておきます。ドア窓とリアクォーターは塩ビ平板に置き換える予定です。
次回は赤い部分の塗装について。リアルではもう終わっていますが、実はちょっとひと波乱ありましてねぇ…。まあなんとか上手くリカバー出来ましたが。
そのあたりも含め、年内にお見せ出来ると思います。お楽しみに!
いつも43キット制作記を見ていて思うのですが…
下地処理の記事を見ていくとなんだか土木工事に(それも舗装工事に)通ずる感じがして親近感がわくんですね(一時期土木工事系の仕事経験あり。)。
またまたいろいろなネタ提供お願いいたします(笑)
舗装工事に通じるというお話、なるほどなぁって感じです。デコボコした不整をひとつひとつ丁寧に均して、滑らかできれいな表面を作るという点では、共通点があると思います。タメオの旧いキットの表面は、ほんと、砂利道みたいな状態ですからね(笑)