LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

フェラーリ340メキシコ(6)

2014年01月24日 11時04分50秒 | モデルカー製作記
リアルではすでに完成している340メキシコですが、本ブログは後追いで書いております。今回はボディ細部の塗装と内外装のパーツの取付け篇です。

↑磨き終わってピカピカに仕上がったボディの表側を、すっかりテープでマスキングしました。窓の部分は表からベタッと目張り、ホイールアーチのフチはこのクルマの場合はきっちりしたエッジではないので、アーチの内側に1㎜ほどテープを貼ってボディカラーの部分が残るようにしました。



↑マスキングには結構な手間がかかりますが、吹付けは一発で終わります。筆塗りならマスキングの手間はいらないけど、塗るには結構な手間がかかります。だったらキレイに出来る吹付けの方が良い、と思うんですよね。



↑グリルの奥も黒く塗りました。このクルマのボディにはあちこちにスリットや小さな穴がありますが、それらはエナメル流し込み&吹き取りでいきます。



↑黒塗り分け完了。黒が入ると不思議に落ち着いた感じになりますよね。この工程、とても好きです。



↑前後の窓ガラスはキットのヒートプレスをそのまま使いました。あらかじめ摺り合わせをきっちりしておいたので、何の問題も無く。



↑イイ感じにおさまりました。ほぼツライチです。



↑側面の窓のフチは、エッチングの内側にボディカラーが見えるとカッコ悪いので、黒を吹いておきました。



↑サッシのエッチングはあまりキレイじゃなかったので、ラプロスの4000~8000番で磨きました。コンパウンドで磨かなくても、ほぼメッキ状になります。エッチングの裏側には、ガラスと浮かないようにBピラーの厚みをプラバンで足しました。



↑当初の計画では、エッチングと塩ビ平板のガラスを接着して、両方とも外側から取付けるつもりだったのですが、それだとサッシがレインドリップよりも出っぱってしまうことが判明。そこで急遽、ガラスを内側に、サッシのみを外側に取付けることにしたのです。サッシが乗る部分をプラバンで作り直していたので、ボディの内側の窓のフチは完全にフラットな面になっていたのが好都合でした。そのせいでBピラーの厚みをエッチングに加える必要が出来たわけ。
結果的に、なかなか良い収まりになりました。左側のみ、エッチング後端のカーブがレインチャンネルに合ってないんですが、ボディ側の隙間にシルバーをちょいと塗って誤摩化してます。
ガラスはスライド式でホンモノは2枚重ねですが、厚みがあるとキレイに収まらないので、1枚の塩ビの表裏にスジを入れて表現しました。



↑ヘッドライトとグリルはキットのパーツ。フェンダー先端のスモールライトはなぜかパーツが入ってなかったので、1㎜の洋白線を旋盤で削って自作しました。これ以外にも外装にはちっちゃなパーツがいろいろつきますが、破損のリスクを回避するために、上下合体後に取付けます。



↑1950年代のクルマに多く見られた、ボディカラーのダッシュボード。昔はダッシュはボディの延長で、スカットルの一部だったんですね。
メーターのデカールはキットのはあまり良くなかったので、ヴィラージュの別売のを使いました。ステアリングはウッド部分に木目を手書きしています。ステアリングコラムの長さが不足していたので、アルミパイプを足しました。ついでにレバーも追加。スポークの部分はメッキシルバーNEXTです。
ルームミラーはホワイトメタルのグズグスなパーツだったので、Zモデルのエッチングに交換しました。



↑ドア内張りは省略されていたので、プラバンで自作しました。かなりテキトーな作りですが、完成するとチラリとしか見えないので、これで充分。上の方に赤い色が見えればそれでイイのです。

…ということで、上下合体の準備は整いました。次回、いよいよクルマのカタチになりますよ。乞うご期待!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿