![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/40/8a4a54baa629ab725a9aa95dd97084aa.jpg)
2012秋冬の買い物報告、その2。またまた珍品中の珍品です。
オートレプリカのホワイトメタル製1/24キット、ブガッティ・タイプ43Aロードスターです。オートレプリカといえば1/43キット創成期のメーカーで、1970年代から1980年代初頭まで、非常に多種のキットをリリースしていました。
その作風はシンプルにして素朴、そのまま作ると旧いディンキーあたりのミニカーみたいな雰囲気になるので、今ではよほどの古典キット好きじゃないかぎり興味を示さないブランドです。でもプロポーションはなかなかイイんですよ。
そのオートレプリカが1/24キットもリリースしていたというのは、日本ではあまり知られていないようですが、私は1980年代初め頃に、東京のどこかのショップで完成品を見たことがあって、存在だけは知っていました。その時見たのはこれじゃなくて、同じブガッティですが4シーターのツアラーだったように記憶しています。
今回手に入れたのはタイプ43Aの2シーター・ロードスター。タイプ43はタイプ38のシャシーにレーシングカー・タイプ35Bのスーパーチャージャー付き直列8気筒エンジンを移植したスーパースポーツで、史上初めて時速160㎞(時速100マイル)をマークした量産車として知られています。Aがつくのは1932年に製造された最終型です。丸いサイクルフェンダーにアルミホイールを履いているのは、タイプ35Bとの血縁を主張してるんでしょうな。GT-Rのオーバフェンダーみたいなもんか。実車はこれネ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/24/8e70e02de81118210b5b7c59c3072ec2.jpg)
で、キットの方はというと…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/25/fcf74c3dcd5f74ccd9b3766090106547.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/53/76b50da4fd7221f02fb618c5b76aabee.jpg)
↑ボディパネル、バラバラです。当時の技術だと箱形の状態でメタルを流したら歪んじゃって使い物にならなかったんでしょうな。英国製の旧いキットはだいたいこういう感じなので、驚きません。合わせは大丈夫かって? こういうブツはね、合う合わない、じゃないの。合わせるんです(笑)
サイクルフェンダーにはステーがついていません。ステーの取付位置を示す穴だけは開けてあるので、付属の金属線でなんとかせい、ということですね。了解です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c4/fbebb7b82f0a8d4701605398d5cd50e3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/63/33bcc64694857a4e81e773330e9f2bdf.jpg)
↑インテリア&駆動系。必要なものは全て揃っています。シャシーのフレームは無くて、フロアがシャシーも兼ねている構造です。ボディパネルの下端がフレーム側面を兼ねているので、外観上も問題無し。エンジンは底の部分だけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b3/f34b17f8bbbe5f02e58b69096ffdb5bf.jpg)
↑サスペンション関係。ステアリングロッドもパーツ化されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b1/31c1553cf77b3c5ad17938ef52e0dafa.jpg)
↑ホイールはなかなか見事なモールドです。これを見て、良い買い物だったと確信しました。ホイールの出来が良いキットはたいてい完成するとイイ感じになるもんです。
6個あるのは、背中にスペアを2本背負うからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/3f/48b53bbdee86c8564946cb424db2c5fc.jpg)
↑内外装のメッキパーツ。古びてツヤが失せてますが、磨けば光るはず。グリルはかなりざっくりした出来ですな。まあメッシュの部分は黒く塗ることになるので、使えるんじゃないかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/82/95a28c20cb585db107921c951564e690.jpg)
↑タイヤは少々問題あり。形もあまり良くなくて輪ゴムの親玉みたいですが、うち2本には盛大にバリがついていて、ちょっと変形も見られます。ABS丸棒から旋盤で挽いて自作した方が良いかもしれませんな。
手前に見えているのはあちこちのロッド類に使う金属線ですが、なんかものすごく硬い材質です。ピアノ線? 切ろうとするとニッパが死にそうだな。
後ろの方に見えている茶色いものはなめし革。シートとトノーカバーに貼れ、というお達しですが、そりゃちょっと無理ですよ旦那。塗装でやった方が100倍くらいきれいに出来ると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/38/24fabccace643577867d3a474e5cd011.jpg)
↑説明書。英国のメーカーの古いキットの説明書って、ウェスタンモデルもsmtsもファインキャストもオートレプリカも、なぜかみんな同じタッチなんですよね。当時の英国には説明書を書ける人がひとりしかいなかったのか?
というわけで、なかなか良さげなキットでしょ? 同じメーカーの1/43よりもザックリ感は少なくて、良い味で重厚な感じです。
ヤフー・オークションでなんと競り合い無しの3000円で落とせちゃいました。安すぎて出品者の方には申し訳無いくらい。普通こういうのって結構激しい競り合いになって高くなるもんですが、これはミニカーのカテに出ていたせいか、こっち方面の好事家の視界に入らなかったようです。私にとっては非常にラッキーでした。
ボディカラーはどうしようかなーとか、夜な夜な眺めて楽しんでます。メインカラーは黒かダークグレー、肩口のトリムラインは赤、黄、青などがあるようです。ブルーの濃淡とかグレーの2トーンなんてのもあるらしい。うーむ迷いますなぁ。
オートレプリカのホワイトメタル製1/24キット、ブガッティ・タイプ43Aロードスターです。オートレプリカといえば1/43キット創成期のメーカーで、1970年代から1980年代初頭まで、非常に多種のキットをリリースしていました。
その作風はシンプルにして素朴、そのまま作ると旧いディンキーあたりのミニカーみたいな雰囲気になるので、今ではよほどの古典キット好きじゃないかぎり興味を示さないブランドです。でもプロポーションはなかなかイイんですよ。
そのオートレプリカが1/24キットもリリースしていたというのは、日本ではあまり知られていないようですが、私は1980年代初め頃に、東京のどこかのショップで完成品を見たことがあって、存在だけは知っていました。その時見たのはこれじゃなくて、同じブガッティですが4シーターのツアラーだったように記憶しています。
今回手に入れたのはタイプ43Aの2シーター・ロードスター。タイプ43はタイプ38のシャシーにレーシングカー・タイプ35Bのスーパーチャージャー付き直列8気筒エンジンを移植したスーパースポーツで、史上初めて時速160㎞(時速100マイル)をマークした量産車として知られています。Aがつくのは1932年に製造された最終型です。丸いサイクルフェンダーにアルミホイールを履いているのは、タイプ35Bとの血縁を主張してるんでしょうな。GT-Rのオーバフェンダーみたいなもんか。実車はこれネ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/24/8e70e02de81118210b5b7c59c3072ec2.jpg)
で、キットの方はというと…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/25/fcf74c3dcd5f74ccd9b3766090106547.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/53/76b50da4fd7221f02fb618c5b76aabee.jpg)
↑ボディパネル、バラバラです。当時の技術だと箱形の状態でメタルを流したら歪んじゃって使い物にならなかったんでしょうな。英国製の旧いキットはだいたいこういう感じなので、驚きません。合わせは大丈夫かって? こういうブツはね、合う合わない、じゃないの。合わせるんです(笑)
サイクルフェンダーにはステーがついていません。ステーの取付位置を示す穴だけは開けてあるので、付属の金属線でなんとかせい、ということですね。了解です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c4/fbebb7b82f0a8d4701605398d5cd50e3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/63/33bcc64694857a4e81e773330e9f2bdf.jpg)
↑インテリア&駆動系。必要なものは全て揃っています。シャシーのフレームは無くて、フロアがシャシーも兼ねている構造です。ボディパネルの下端がフレーム側面を兼ねているので、外観上も問題無し。エンジンは底の部分だけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b3/f34b17f8bbbe5f02e58b69096ffdb5bf.jpg)
↑サスペンション関係。ステアリングロッドもパーツ化されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b1/31c1553cf77b3c5ad17938ef52e0dafa.jpg)
↑ホイールはなかなか見事なモールドです。これを見て、良い買い物だったと確信しました。ホイールの出来が良いキットはたいてい完成するとイイ感じになるもんです。
6個あるのは、背中にスペアを2本背負うからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/3f/48b53bbdee86c8564946cb424db2c5fc.jpg)
↑内外装のメッキパーツ。古びてツヤが失せてますが、磨けば光るはず。グリルはかなりざっくりした出来ですな。まあメッシュの部分は黒く塗ることになるので、使えるんじゃないかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/82/95a28c20cb585db107921c951564e690.jpg)
↑タイヤは少々問題あり。形もあまり良くなくて輪ゴムの親玉みたいですが、うち2本には盛大にバリがついていて、ちょっと変形も見られます。ABS丸棒から旋盤で挽いて自作した方が良いかもしれませんな。
手前に見えているのはあちこちのロッド類に使う金属線ですが、なんかものすごく硬い材質です。ピアノ線? 切ろうとするとニッパが死にそうだな。
後ろの方に見えている茶色いものはなめし革。シートとトノーカバーに貼れ、というお達しですが、そりゃちょっと無理ですよ旦那。塗装でやった方が100倍くらいきれいに出来ると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/38/24fabccace643577867d3a474e5cd011.jpg)
↑説明書。英国のメーカーの古いキットの説明書って、ウェスタンモデルもsmtsもファインキャストもオートレプリカも、なぜかみんな同じタッチなんですよね。当時の英国には説明書を書ける人がひとりしかいなかったのか?
というわけで、なかなか良さげなキットでしょ? 同じメーカーの1/43よりもザックリ感は少なくて、良い味で重厚な感じです。
ヤフー・オークションでなんと競り合い無しの3000円で落とせちゃいました。安すぎて出品者の方には申し訳無いくらい。普通こういうのって結構激しい競り合いになって高くなるもんですが、これはミニカーのカテに出ていたせいか、こっち方面の好事家の視界に入らなかったようです。私にとっては非常にラッキーでした。
ボディカラーはどうしようかなーとか、夜な夜な眺めて楽しんでます。メインカラーは黒かダークグレー、肩口のトリムラインは赤、黄、青などがあるようです。ブルーの濃淡とかグレーの2トーンなんてのもあるらしい。うーむ迷いますなぁ。