LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

最近の買い物(2)&いただきもの

2011年11月30日 23時21分41秒 | キット入手
11月後半も非常に忙しい日々が続き、全然自分の模型には触れないまま。まいったまいった。
買い物報告の続きもエラい久しぶりになっちゃいましたので、今回一気にケリつけちゃいましょう。

最近1/35AFVメーカーのスタッフカー物件に食指が動いている私ですが、↑はウクライナのメーカー、マスターボックスの近作、メルセデス・ベンツ170V。軍用の4ドアカブリオレです。
170Vの軍用仕様はいろいろな車体形状がありますが、これはもっとも民生用に近い形態で、リアシートの前にライフルラックがある以外はほぼ普通の乗用車です。しかもライフルラック無しでも作れるので、普通のカラーリングで民間車両に化かしても違和感ありません。厳密には、170Vの4ドア・カブリオレは警察および国防軍専用だったようですが、まあ細かいことは気にしない。キットの中身はメーカーのサイトで見られますが、エンジン・シャシー完全再現のフルディティールで、一般的な1/24の自動車プラモデルよりもはるかに精密!すげぇ。
ホビーサーチから通販で購入したので、送料込みで5000円近くしましたが、それでも安いと思える内容でした。



↑これも1/35AFV。同じくウクライナのメーカー、ICMのメルセデス・ベンツG4です。これについては現在発売中の「モデル・カーズVol.188」の「プロモデラー千夜一夜」に書かせていただきましたので、そちらをご一読されたく。今年私が自腹で買ったキットの中から個人的なキット・オブ・ザ・イヤーを選ぶとしたら、これしかないな、という感じですね。作らないで眺めているだけで幸せになれるくらい、素晴らしいモールドです(←作れよ)。
これもホビーサーチで、送料込み4000円くらいでした。中身の充実度を考えると、すごーくお得!



↑もうひとつ1/35AFV。私は軍用・民生問わず、ヘビーデューティーなクロカン4WDが大好きですが、最近のお気に入りはこれ。ずーっとキットになるのを待っていたんですが、モノクロームからようやくインジェクションキットが出ました。タミヤがやるかと思ったんだけどなぁ。これもキット内容は素晴らしく、エンジンは無いけどシャシーは完全再現、手の切れそうなシャープなモールドです。
ある意味、、今年を象徴するクルマだったと思うんですよね。春から夏にかけて、テレビでよく見かけましたから。まあホントは、この手のクルマが目立たないでいられるのが世の中的には一番だ、とも思うんですが…。
これは藤沢の赤羽模型店で予約しておいて購入。2400円でした。




↑ようやく普通のカーモデルが出てきました。タミヤの再販キットで、どちらもずいぶん長いこと生産休止だったもの。ネットオークションとかでは、どっちも結構なお宝と化していましたよね。どちらもエンジン再現で、タミヤが一番カーモデルに熱心だった頃の名作です。セブンは赤羽模型玩具店で、ソアラは店頭では買い逃しちゃって、あわてて密林で拾ってきました。



↑ドイツレベルのフェラーリ・カリフォルニア。オープンとクローズ、2種類のパッケージがありますが、私はこのクルマ閉じてる方がカッコ良いように思います。国内で普通に買うとかなり高価なキットですが、海のむこうでは実はかなり安いんですよね。海外出張に行く機会の多いモケトモNさんに買ってきてもらったので、たしか2500円くらいでした。最近のドイツレベルのキットはモールドがすごく良くなってるので、作るのが楽しみです。



↑これはいただきもの。韓国のパーツメーカー、KA-MODELS製のカリフォルニア用のエッチング&インレットのセットです。ブレーキディスクに開口部のメッシュ、ワイパー、エンジンルームやインテリアの小物パーツなどなど、かゆいところに手が届く親切な内容。
これはホビーフォーラムで、メーカーの方から直接頂戴しました。私はもちろん買うつもりでお財布を開けていたんですが、どうしてもお金を受け取ってくれないんですよね。いつもホビーフォーラム参加の手続きを私が代行しているので、恩義に感じてくれているんですね。「ノーノー、プレゼント、プレゼント!」と結局押し切られちゃって、いただいちゃいました。Yangさん、どうもありがとう。なるべく早く使わせていただきますね。



↑レベルの1/48キャデラックV16フェートン。レンウォールのショーケース・シリーズからケースを省いて再販されたシリーズのひとつで、以前に入手したデューセンバーグと同じラインのキットです。小さいけれど良く出来たキットで、完成すると上等なミニチュアカーみたいな雰囲気になります。50年以上前の金型で、キット自体は多分80年代初めくらいに再販されたものかと。これはS.E.M.の月例会でNさんが海外で買ってきたのを譲ってもらいました。値段は忘れちゃったけど、かなり安かったはず。



↑アオシマのスズキ・セルボ。これはモケトモK田さんからのいただきものです。1/20のセルボはLSとイマイがありますが、アオシマはイマイの金型です。サイズがデカイのが惜しいけど、キット自体の出来はなかなか悪くないです。キットのホイールは非純正のアルミなんですが、フジミの117クーペ用別売ホイールが寸法ピッタリなので、テッチン化して作りたい。
学生時代、先輩がこれを持ってて、よく乗せてもらいましたが、強烈に低くて隣りに並んだクラウンのタクシーがトラックに見えました。遅いのにすごく速く感じるので、けっこう楽しいクルマでしたねェ。



↑いただきものは続く。イタレリのキャデラック・フリートウッド・オールウェザー・フェートン。威風堂々としていて実にカッコ良いクルマですなぁ。戦前のアメ車って大好きなんですよ。スピード感の表現手法が今のクルマとまったく違っていて、背が高いのに速そうに見えるんですね。1930年代のクルマにしてはメッキトリムが少ないのがまたシックでいい。この個体は、当時の人気歌手アル・ジョルスンの愛車だったそうですが、この歌手については調べてみるといろいろと面白いハナシが出てきます。おヒマならググってみてください。ある意味、アメリカ社会の「闇」の片鱗が垣間見えます。
イタレリのクラシックカーは、エンジンもシャシーもきちんと再現されていますが、あまりパーツが多くなくて、意外にアッサリとした構成で作りやすく出来てます。タイヤがプラパーツだったりして驚かされますが、まあ塗っちまえば判りませんから、それもアリかと。
このキットは10/2の「オートモデラーの集いin静岡」にゲストとして招待された時、お土産としていただきました。ありがとうございました。



↑これまたいただきもの。モケトモのイケメン俳優・中村太一君が、メルセデス好きの私の為に探してきてくれた、エレールの450SL。オリジナルの箱で、水彩画のような箱絵が実に良い雰囲気。このシリーズはキットの出来がけっこうばらついてますが、SLは良い方で、旧いロットはメッキパーツも入っています。これ昔一度作ろうとして失敗しちゃってるので、これでリベンジ出来ますよ。中村君ありがとう!
ちなみに、彼は最近こんな映画に出ています。ズシッと重い社会派の映画で、海外の映画祭でも上映され、かなり評価は高いようです。上映は16日まで。私もそろそろ見にいかないと。

…というわけで、ストックどんどん増え続けてます。どーするんだ一体?なんてことは考えてもしょうがない。欲しいものはとりあえず買う!で作れたら作る。作りきれなかったら、そりゃそれでしょうがない。もーそういうことでいちいち悩まない。どうせ1回きりの人生だ。
来年もこの調子でいきますよ私は(いいのか?)。



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1 コメント

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Unknown (nerimataro)
2011-12-05 21:23:18
いつも楽しく拝見させていただいてます。

個人的にはセルボがささりました。フロンテクーペじゃないところがニクイです(笑)。
昔はカーモデルというと1/20があたりまえとうい感じでした。
完成した姿を見ることができるのか心配(大きなお世話ですね)ですがちょっとだけ期待しています。

寒くなりました、風邪などひかれないように。
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