LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シボレー・コルベットC3(10)

2014年12月20日 10時27分03秒 | モデルカー製作記
ボディの細微塗装も最終段階。一体モールドされている小灯火類の塗装を行ないました。
細かいマスキング塗装って意外なほど手間がかかって面倒くさいけど、だんだんクルマらしくなっていくので楽しい工程でもあります。

↑フロントのバンパーマーカーは、黒いルーバーの奥にアンバーのマーカーレンズが隠れているので、ちょっと塗装が厄介でしたが、なんとか上手くいきました。
まずクリアオレンジを吹いておいて、あとから発光部をマスキングして黒いルーバーを塗装しています。アイズプロジェクトの極細マスキングテープを使いました。





↑サイドマーカーはフロントがクリアオレンジで、真ん中にボディカラーの部分があります。実車は周囲にボディ同色のリムがあるようです。
リアはクリアレッド。さすがにレンズカットのモールドはモヤモヤになっちゃってハッキリしませんが、一応透明感のようなものは表現出来たかな。まぁ小さいので、あまり大勢に影響はありません。



↑テールライトは穴の奥にあるのでマスキングが面倒ですが(シルバーを吹いた時に続いて2回目だし)結果は悪くないかと。別部品化しなくても、丹念な塗装で充分リアリティは出せるものです。



↑ついに最終組立です。シャシーをボディに取り付けました。正確に言うと、シャシーをインテリアに取り付けた、と言うべきでしょう。シャシーとボディを繋ぐダボはサイドマフラーの付け根だけですが、ツメが横から見えるのを嫌ってダボを殺しちゃったので、固定はシート下のフロアに開けたネジ穴だけですから。
先日シャシー組立の記事中で「フロント・サスペンションをシャシーに取り付けてからエンジンを載せた」と書いちゃいましたが、あれは記憶違いでした。エンジンkンを固定した先はシャシーに一体モールドされているフレームで、サスペンションのサブフレームではありませんでした。当該の記述はすでに訂正しました。
フロント・サスペンションは、シャシーとボディが合体したあとで取り付けています。この手順の方が、フロントの車高を微調整出来て、4点接地が確実に決まります。

ドアミラーは左右で取付位置が違いますが、これで実車通りのようです。ミラーの鏡面は例によって0.1㎜洋白板で自作しました。
ドア鍵穴は虫ピンの先を加工したものを埋め込みました。ドアハンドルにはクロームマスターを貼っています。
ライセンスプレートは0.3㎜プラバンで自作し、デカールはタミヤのRX-7(FC3S)の残りを流用しました。アメリカ輸出仕様のプレートなので、コルベットに付けても違和感ありません。
ワイパーはキットにはついていないので、プラバン細切りで自作しました。ほんとはパーク位置はもうちょっと上なんですが、フード裏にあたっちゃうので、低めにしています。バンパー下のチンスポの黒いリップも省略されていたので、プラバンで自作しました。
パネルラインのスミ入れは例によって、スモークにフラットベースを混ぜて薄めたものを流しています。

…ということで、レベル/モノグラム1/24、C3コルベット、めでたく完成!













今回も製作期間は約2ヶ月。仕事の合間を縫って少しずつ作ってると、どうしてもこのくらいのペースになっちゃいますね。
「モノグラム82は作る価値無し」と現地では断罪されているスナップキットですが、プロポーションはとても良いし、82年式にこだわらなければ、決して悪くはないキットだと思います。我ながら、なかなか上手く化かせたのではないか、と。
なにより、作っていてとても楽しいキットでした。初心者向けのチープなキットでも、クルマ好きを唸らせるモールドが満載。さすがモノグラムの仕事です。

半年前の製作を振り返ってまとめたC3コルベット製作記、これにて終了です。次回からはまたオンタイム進行に戻す予定。今年の春・夏・秋に製作したものについては、ブログ式の製作記は書きませんが、追って作品ギャラリーの方に上げていきます。もろもろ、お楽しみにどうぞ。


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