墨工房日記

墨職人の楽しみながらの、奮闘記

米田孝雄さんの個展

2007年10月13日 | Weblog
10月6日の当ブログで紹介した、水墨画家・米田孝雄さんの個展ですが、
すごかったです。

場所は京都文化博物館の6階、70畳の日本間です。
この広さで個展をするとなると、作品点数も要りますが、大物の作品がないと見栄えしません。

米田さんの作品は大物が多く、
それが皆、生き生きとしていて躍動感に満ちた作品でした。
また、墨一色ですと、見るほうも疲れてしまうのですが、
色を使った作品も各所に配置して、


ゆったりとした気分で鑑賞できるように配慮されていました。


問題の、私の作った墨・純松煙墨・紀州墨を使った作品ですが、
ふすま4枚に描いた大作でした。(写真の色が悪くてゴメン)

墨色は私が思ったよりも青味が強く、“よくココまで出ましたネ!”
と米田さんと話し合いました。

訪れた人が、
“どんな墨をつかいましたか?”
とたびたび質問されたそうです。

造り手の想像を超えた墨色に、墨のおもしろさを実感しました。

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