墨工房日記

墨職人の楽しみながらの、奮闘記

田舎の葬式

2007年10月09日 | Weblog
山の師匠の作家・宇江敏勝さんのお母様が亡くなりました。
今日は、葬式に参列しました。

宇江さんの住む場所は、紀州の山奥で未だに、葬式は隣り近所での共同作業です。
自宅で、付近の方々が何日もかけて葬儀をします。


そして、葬儀のあとは、納骨の為に花、のぼりなどイロイロな物をそれぞれの地区の人を含む親類縁者で
もってお墓に向かいます。
私達はいけませんが、約2K歩いて行くそうです。

この間に、故人を偲んで最後のお別れをするのでしょうか
今では、一般に祭礼殿という葬儀社のやっかいになって葬儀をおこなうのが普通ですが、
宇江さんの地区は伝統が残っており、
私達参列者が見ていても、送られる方は幸せに思えました。

 
秋の花が咲き乱れ、熊野修験の生熊導師が見送りの法螺貝を奏で
とても幻想的で、忘れていた日本の伝統を思い起こしました。

ご冥福をお祈りいたします。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
哀悼 (中世古)
2007-10-10 06:38:12
宇江さんには、本当にお世話になっております。何度か自宅におじゃましていましたが、お母さんにもお会いさせていただきました。

謹んでご冥福をお祈りします。

PS:うちの地元も行列は今でも行いますよ。法螺貝の見送りは心に響きますね。
Unknown (堀池)
2007-10-10 14:35:21
中世古さん
宇江さんのお母様には、お互いにお世話になりました。
長患いもなく、90歳の大往生でお迎えが来たのは
寂しいですが、ご満足ではと勝手に解釈しております。

行列はしめやかで、とても感動しました。

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