墨工房日記

墨職人の楽しみながらの、奮闘記

合歓の木

2009年07月17日 | Weblog
     写真、小さなピンク色が合歓の木の花、下が川面

今日は最後の梅雨空なのでしょうか?
時折、激しい雨が降ります。

関東、甲信越地方がここ近畿より一足先に梅雨明けしたようです。

朝晩はヒグラシのせみ時雨が涼しさを誘ってくれましが、
蒸し暑い毎日です。

工房の横を流れる小川沿いには、合歓の木(ねむのき)が沢山あり、
化粧のハケのような可憐なピンク色の花をつけています。

私はこの花が好きです。

どうも、川沿いに多いのでしょうか?
枝を川面に伸ばして、いかにも涼しそうです。

私は、合歓の木とオジギソウは同じ植物と勘違いしていました。
葉の形がそっくりですが、

オジギソウの葉は触るとシューと閉じますが、
合歓の木の葉はいくら触っても、閉じません。

つい!触ってみるのですが!

夜になるとユックリと自分で閉じる、それがまるで眠るようなので「眠りの木」、
そしてしだいに「ねむの木」になったそうです。

川の流れ、蛙の鳴声を聴きながらユックリと眠りにつく紀州のねむの木です。

紀州松煙ロゴ