kirekoは感想に、己の運命を占う@kirekoです。
>今日の感想と批評
( ゜д゜ )ふふふ。
( ゜д゜ )はーっはっはー!(言うネタが無くなった)
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:読める判定(kireko個人が読めるか読めないか)
:好き嫌い判定(kireko個人が好きか嫌いか)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
■歩調 ジャンル 文学 作:石子
:あらすじ
長年連れ添ってきた妻を、俺は殺すことにした。
:感想
あらすじは刺激的だが、内容はとても感動的な話。いわゆる老夫婦の片方が認知症にかかって、介護に漠然と不安を感じる夫が、自分が朽ち逝く前に伴侶を殺そうとするという、ちょっと現代的な作品。最初に言っておくが、kirekoはこういう作品も好きだ。老人介護の問題や、主人公である夫の精神的不安の描写は、過不足無くリアリティーがあるし、おそらく自分もその歳になって、同じような境遇に晒されたらと考えると、胸に迫るものがあった。今作品のキーパーツとして出てくる時計の描写が、個人的に好きだ。同じ時間を歩み、同じ時を刻み、朽ちていく老夫婦の二人の思い出の品であった時計。それが、夫が決意した「伴侶を殺す」という意思を止め、またこれからまだまだ続くであろう「不安」に立ち向かわせる。こういう描写が時計一つで出来るのは、とても羨ましい。最期の主人公のモノローグと、過去元気であった頃の妻が時計を買った本当の理由を知ると、思わず涙腺にクるものがある。秀作!
:読める判定 読める :好き嫌い判定 ジャンルはある意味恋愛
■生まれる前は― ジャンル ファンタジー 作:刻成正治
:あらすじ
生きるということはつらいということ。それを考えるが、実際は生きる前の方が―
:感想
こりゃファンタジーというより自戒の文かな。この世に生まれる事が幸せであり、生きると言うことを辛いというのは贅沢だ。みたいな論法は、とても浮ついた聖人のように偽善的だし、リアルな人間哲学を突き詰めるkirekoとしては余り共感できるところは無かった。と、いうよりも「生きる」という事に関しての考察が殆どされてないのが、個人的に不満だ。孤独と一口で言うのは簡単だが、作者の抱く孤独は我々読者の孤独ではないし、それがどのような孤独であるかを文章中からは察せれない。こういう題材をあげるなら、「辛い」「不幸である」と自称する自らの境遇なりを話して、不幸自慢以上に「生きることは辛い」という事を演出したほうが良かったんじゃないだろうか。そういう部分を軽んじて、ただ漠然と辛いと言ったって、伝わる物は殆ど無いと言えるだろう。徳川家康の言葉で「人生とは重い荷物を背負って山道を行くようなもんだ」みたいなのが残ってると思うが、これは人間一人として人生を辛く生きた人の言葉だから伝わるのであって、苦労もせずに育った他の人がこれを言ったところで説得力は無い。そういう説得力が、この作品には足りなかったのではないだろうか。
:読める判定 ―より「」のが良いんじゃ。 :好き嫌い判定 もっと生きる事に関して考察をすべし
■大歩道橋の片隅で ジャンル 恋愛 作:藤夜 要
:あらすじ
天王寺駅前の大歩道橋。美沙絵はそこで広志を待つのを許されなくなった。堪り兼ねた美沙絵は、広志に宣戦布告をする為飛び出した。――ぶきっちょなべっぴん少女と冴えない男の不器用でベタベタなラブ・ストーリー、第二弾。
:感想
基本的にストーリーに引っ張りのある続編物はやっぱり1話から読むべきだと思うのだが、本人から依頼があったので今作品から読んでみた。簡潔に言うと、直情的な関西肌の女性が、付き合っている煮え切らない彼氏の行動に色んな誤解や暗中模索をしつつ、友人達の協力もあり、やがて二人は打ち解けてゴールインの算段を踏むという作品。いわゆる一人称物なんだが、方言色の強さがバリバリで、しかも全ての語調に情感が篭りすぎている(ある意味ケータイ小説のような匂いさえする)関西弁なので、読む人によっては読みにくいかもしれない。あと誤字なのか方言の特徴なのかわからない部位があって、ちょっと読む時に詰まったりした。前に京言葉をふんだんに使った作品を紹介したことがあるが、その時も同じような感想を言った気がする。と、問題点があるとすればこれぐらいか。基本的に主人公のキャラクターは直情的で暴力的で、勢いがあって面白いと感じた。メールでしか応答できなかった互いへのにじり寄れない心理的間合い、それを見越した友人の手回しや、彼氏彼女が抱いていた二年間の誤解の氷塊が溶けるシーンなど、ベタベタとまではいかないが、ヒステリーみたいな序盤の主人公の語り口と比べると、後半の展開は恋愛作品としての面白さがあると思う。でもkirekoが一番押したいのは、主人公のキャラクター性。学食のテーブルへこましたり、80万のドレス破いたり(これ後々の布石じゃね?)、歩道橋の上で誤解の解けた彼氏にいきなり馬乗りになって唇奪って、その理由が「発情した」とか、また誤解を招きそうな台詞を言っちゃう、馬鹿みたいに直情的な女性の描写が好きな人にはたまらない作品だろうと思う。ただ、前述の問題点が気になる人や、趣味に合わない人も多いと同時に思う。
どうでもいい話なのだが、自分の読むものが偏っているのか、恋愛物で素直に面白いと感じるのは付き合う手前の告白シーンまでだと思っていたが、この作品を読んで、付き合っている時の両者の苛立ちも面白いものだなと感じた。それがベタなのかどうかは置いておいて、いい刺激になった気がする。
:読める判定 関西弁が気になる人はオススメできない :好き嫌い判定 馬鹿は嫌いだが、直情的なのは嫌いじゃない。
■一日の恋 ジャンル 恋愛 作:元爺
:あらすじ
一日だけの恋の物語。出会ったあの子に一目惚れして、付き合いたいと思う男の物語
:感想
ひと夏の衝撃的な出会いと、夏の風物詩で培われる恋模様を描いた作品。この作品の面白いところは、ベタなシュチュエーションを羅列して「ちょっと心理描写が入ったら勢いがなくなるだろうな」と読者が思ってしまうことを一蹴してしまうような展開の速さだろう。ちょっと終盤の展開はご都合主義というか、作者の思うように二人の関係が上手くいきすぎな気もするが、とにかく、いちいち登場人物が抱く恋愛感情に止まったりしないのが、kirekoとしては好感がもてる一因だ。そこでちょっと思ったのだが、恋愛物なのに展開が速く、本文の勢いが止まらない、ようするに読むことが苦にならないというのは、実は大衆的な小説の中でも一番大事なことなのではないだろうか。kirekoもそうなのだが、よく恋愛を高尚なものだと位置づけして、長々と書き手が思う事を残らず書いてしまうことが多いが、それはもしかしたら、手軽に気軽に読めるという大衆要素からすれば、欠点なのかもしれない。
:読める判定 空行が気にならないなら :好き嫌い判定 展開が速い
■2008-9ーうた(詩)RYU ジャンル 詩 作:RYU
:あらすじ
散々沢山の作者様に言いたい放題悪口を書いてきたのでこんどはコテンパンにたたかれるつもりで載せました。
:感想
コテンパンに叩かれるつもりで載せた。それをコテンパンに叩いたら、意図されたことをやるようで気に食わないってのが人間だが、それでも言いたいことがある。これ、詩とかじゃなくて、ただの文句じゃねえか。もう前みたいに赤デカフォントで「うるせー馬鹿」で済ませられりゃ一番大人と思うんだが、どうにも腑に落ちないので長くなる。というわけで、実はkirekoもこの作者に詩を批評をされた一人なのだが、なんというか批評された人の感情抜きでダメなものを作者が「わざ」と書いているとしか思えない。色んな詩について辛口であるということは、自分が思う何かがあって、それとは違うから言いたい、ということだろう。だから作者はまだまだ実力を隠していると思う。……それとも、文句を言うことは簡単だが、それを表現することは難しいって奴なのかな。どっちにしろ、この作品が見当違いであることは明確だ。駄作!読む価値無し!
:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 論理思考がニーチェ過ぎる
==========終わり============
>深夜に更新というのもオツですな
( ゜д゜ )ばかやろー!
( ゜д゜ )すきっ腹にコーヒーなんて入れるからこうなるんだよ!
■素っ気無くなったWEB拍手(何か一言あったらどうぞ)
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>今日の感想と批評
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:感想(kirekoの感想)
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============はい開始==============
■歩調 ジャンル 文学 作:石子
:あらすじ
長年連れ添ってきた妻を、俺は殺すことにした。
:感想
あらすじは刺激的だが、内容はとても感動的な話。いわゆる老夫婦の片方が認知症にかかって、介護に漠然と不安を感じる夫が、自分が朽ち逝く前に伴侶を殺そうとするという、ちょっと現代的な作品。最初に言っておくが、kirekoはこういう作品も好きだ。老人介護の問題や、主人公である夫の精神的不安の描写は、過不足無くリアリティーがあるし、おそらく自分もその歳になって、同じような境遇に晒されたらと考えると、胸に迫るものがあった。今作品のキーパーツとして出てくる時計の描写が、個人的に好きだ。同じ時間を歩み、同じ時を刻み、朽ちていく老夫婦の二人の思い出の品であった時計。それが、夫が決意した「伴侶を殺す」という意思を止め、またこれからまだまだ続くであろう「不安」に立ち向かわせる。こういう描写が時計一つで出来るのは、とても羨ましい。最期の主人公のモノローグと、過去元気であった頃の妻が時計を買った本当の理由を知ると、思わず涙腺にクるものがある。秀作!
:読める判定 読める :好き嫌い判定 ジャンルはある意味恋愛
■生まれる前は― ジャンル ファンタジー 作:刻成正治
:あらすじ
生きるということはつらいということ。それを考えるが、実際は生きる前の方が―
:感想
こりゃファンタジーというより自戒の文かな。この世に生まれる事が幸せであり、生きると言うことを辛いというのは贅沢だ。みたいな論法は、とても浮ついた聖人のように偽善的だし、リアルな人間哲学を突き詰めるkirekoとしては余り共感できるところは無かった。と、いうよりも「生きる」という事に関しての考察が殆どされてないのが、個人的に不満だ。孤独と一口で言うのは簡単だが、作者の抱く孤独は我々読者の孤独ではないし、それがどのような孤独であるかを文章中からは察せれない。こういう題材をあげるなら、「辛い」「不幸である」と自称する自らの境遇なりを話して、不幸自慢以上に「生きることは辛い」という事を演出したほうが良かったんじゃないだろうか。そういう部分を軽んじて、ただ漠然と辛いと言ったって、伝わる物は殆ど無いと言えるだろう。徳川家康の言葉で「人生とは重い荷物を背負って山道を行くようなもんだ」みたいなのが残ってると思うが、これは人間一人として人生を辛く生きた人の言葉だから伝わるのであって、苦労もせずに育った他の人がこれを言ったところで説得力は無い。そういう説得力が、この作品には足りなかったのではないだろうか。
:読める判定 ―より「」のが良いんじゃ。 :好き嫌い判定 もっと生きる事に関して考察をすべし
■大歩道橋の片隅で ジャンル 恋愛 作:藤夜 要
:あらすじ
天王寺駅前の大歩道橋。美沙絵はそこで広志を待つのを許されなくなった。堪り兼ねた美沙絵は、広志に宣戦布告をする為飛び出した。――ぶきっちょなべっぴん少女と冴えない男の不器用でベタベタなラブ・ストーリー、第二弾。
:感想
基本的にストーリーに引っ張りのある続編物はやっぱり1話から読むべきだと思うのだが、本人から依頼があったので今作品から読んでみた。簡潔に言うと、直情的な関西肌の女性が、付き合っている煮え切らない彼氏の行動に色んな誤解や暗中模索をしつつ、友人達の協力もあり、やがて二人は打ち解けてゴールインの算段を踏むという作品。いわゆる一人称物なんだが、方言色の強さがバリバリで、しかも全ての語調に情感が篭りすぎている(ある意味ケータイ小説のような匂いさえする)関西弁なので、読む人によっては読みにくいかもしれない。あと誤字なのか方言の特徴なのかわからない部位があって、ちょっと読む時に詰まったりした。前に京言葉をふんだんに使った作品を紹介したことがあるが、その時も同じような感想を言った気がする。と、問題点があるとすればこれぐらいか。基本的に主人公のキャラクターは直情的で暴力的で、勢いがあって面白いと感じた。メールでしか応答できなかった互いへのにじり寄れない心理的間合い、それを見越した友人の手回しや、彼氏彼女が抱いていた二年間の誤解の氷塊が溶けるシーンなど、ベタベタとまではいかないが、ヒステリーみたいな序盤の主人公の語り口と比べると、後半の展開は恋愛作品としての面白さがあると思う。でもkirekoが一番押したいのは、主人公のキャラクター性。学食のテーブルへこましたり、80万のドレス破いたり(これ後々の布石じゃね?)、歩道橋の上で誤解の解けた彼氏にいきなり馬乗りになって唇奪って、その理由が「発情した」とか、また誤解を招きそうな台詞を言っちゃう、馬鹿みたいに直情的な女性の描写が好きな人にはたまらない作品だろうと思う。ただ、前述の問題点が気になる人や、趣味に合わない人も多いと同時に思う。
どうでもいい話なのだが、自分の読むものが偏っているのか、恋愛物で素直に面白いと感じるのは付き合う手前の告白シーンまでだと思っていたが、この作品を読んで、付き合っている時の両者の苛立ちも面白いものだなと感じた。それがベタなのかどうかは置いておいて、いい刺激になった気がする。
:読める判定 関西弁が気になる人はオススメできない :好き嫌い判定 馬鹿は嫌いだが、直情的なのは嫌いじゃない。
■一日の恋 ジャンル 恋愛 作:元爺
:あらすじ
一日だけの恋の物語。出会ったあの子に一目惚れして、付き合いたいと思う男の物語
:感想
ひと夏の衝撃的な出会いと、夏の風物詩で培われる恋模様を描いた作品。この作品の面白いところは、ベタなシュチュエーションを羅列して「ちょっと心理描写が入ったら勢いがなくなるだろうな」と読者が思ってしまうことを一蹴してしまうような展開の速さだろう。ちょっと終盤の展開はご都合主義というか、作者の思うように二人の関係が上手くいきすぎな気もするが、とにかく、いちいち登場人物が抱く恋愛感情に止まったりしないのが、kirekoとしては好感がもてる一因だ。そこでちょっと思ったのだが、恋愛物なのに展開が速く、本文の勢いが止まらない、ようするに読むことが苦にならないというのは、実は大衆的な小説の中でも一番大事なことなのではないだろうか。kirekoもそうなのだが、よく恋愛を高尚なものだと位置づけして、長々と書き手が思う事を残らず書いてしまうことが多いが、それはもしかしたら、手軽に気軽に読めるという大衆要素からすれば、欠点なのかもしれない。
:読める判定 空行が気にならないなら :好き嫌い判定 展開が速い
■2008-9ーうた(詩)RYU ジャンル 詩 作:RYU
:あらすじ
散々沢山の作者様に言いたい放題悪口を書いてきたのでこんどはコテンパンにたたかれるつもりで載せました。
:感想
コテンパンに叩かれるつもりで載せた。それをコテンパンに叩いたら、意図されたことをやるようで気に食わないってのが人間だが、それでも言いたいことがある。これ、詩とかじゃなくて、ただの文句じゃねえか。もう前みたいに赤デカフォントで「うるせー馬鹿」で済ませられりゃ一番大人と思うんだが、どうにも腑に落ちないので長くなる。というわけで、実はkirekoもこの作者に詩を批評をされた一人なのだが、なんというか批評された人の感情抜きでダメなものを作者が「わざ」と書いているとしか思えない。色んな詩について辛口であるということは、自分が思う何かがあって、それとは違うから言いたい、ということだろう。だから作者はまだまだ実力を隠していると思う。……それとも、文句を言うことは簡単だが、それを表現することは難しいって奴なのかな。どっちにしろ、この作品が見当違いであることは明確だ。駄作!読む価値無し!
:読める判定 \(^o^)/ :好き嫌い判定 論理思考がニーチェ過ぎる
==========終わり============
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