しかぜきょうこの1日1枚+

スペイン在住フラメンコ研究家/通訳コーディネーターによるフラメンコCD紹介

第58回「カンタ・ヘレス」

2006-02-24 02:43:44 | カンテ
いよいよ明日24日から
ヘレスのフェスティバル。
わたしもずっとヘレスです。

今年で10周年を迎えるこのフェスティバルは
世界で唯一の
フラメンコとスペイン舞踊のフェスティバル
とゆーわけで舞踊界の大御所から若手まで
大挙出演します。
メインは踊りであっても
サブのプログラムなどで歌やギターのプログラムもあり
とても楽しみ。

ヘレスに住んだことはないけど
昔から通ってるので古い知り合いも多く
なんか“帰る”って感じになるのですね。
ちなみにわたしのバリオはサンティアゴ。
最初にここからはいったせいか
ここの人たちとは仲良いけどほかのとこにはあんまいかない。
(別の地区には実は一人天敵もいる。。。ペーニャによくいるしっつこいおやじ)

でもし無人島にもっていくアルバムを1枚だけ選べ、
といわれたら文句なくこれ選んでしまうんじゃないかな。
「カンタ・ヘレス」

ボリーコ、テレモート、セルニータ、ソルデーラ…
ヘレスの名歌手たちが一堂に介した一枚だ。
とくに最後のブレリアのフィエスタ!
歌い踊る彼らの姿がみえてくるようではないか。
これぞヘレス!
なんでも当時マドリに住んでいたソルデーラら中堅たちが
ボリーコおじさんがやってくるってゆーんではりきって歌ったそうだ。
伴奏のパコ・セペーロもヘレスらしい親指できかせてくれる。
ソルデーラのファンダンゴ・デ・グロリアも
テレモートのシギリージャも
すべてが素晴らしいが
やっぱりボリーコおじさんのソレアだろう。

このとっつあんを聴かずしてフラメンコを語るなかれ、だ、
どこがそんなにすごいかって?
まずは聴いてみてくださいまし。

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