しかぜきょうこの1日1枚+

スペイン在住フラメンコ研究家/通訳コーディネーターによるフラメンコCD紹介

Mixto Lobo

2010-05-09 23:34:34 | ポップ ロック
ヘレスのフェスティバルでこのアルバムの発表記念コンサートをした ミスト・ロボ、
http://noticiaflamenca.blogspot.com/2010/03/blog-post_7732.html

ヘレスのギタリスト、フアン・ディエゴ(ソニケテのアルバムにも参加)
ドイツ生まれで今はエレキギター専門風のホルヘ・ゴメス(彼もソニケテのアルバムに参加)
ベースのイグナシオ・シンタード、
パーカッションのチスパ
という面々がおくるのはフラメンコ風味のロックというか
ロック風味のフラメンコというか
トマシートの歌抜き、的感じでございます。
かつてのトリアーナやカイ、アラメーダ、グアダルキビルなんていう
アンダルシア・ロック風おもむきもあり、
面白いといえば面白い。

カンテホンドとハードロックってなぜかにあうんだよね。。。

ソニケテ「アシグナトゥラ・フラメンカ」

2010-05-09 19:44:44 | カンテ
フラメンコが息づく町、ヘレス。
この町で、フラメンコを子守唄に生まれ育った少年少女が
今、どんなフラメンコを生きているか、
っていうのがわかるのがこのアルバム。
グループ、ソニケテの「アシグナトゥラ・フラメンカ」

ペーニャ・フェルナンド・テレモートではじまった
フラメンコ教室からはじまったこのグループ、
モラオ、パリージャ、ヘロ 、テレモート、ミヒータといったフラメンコ・ファミリー出身だが
アルティスタになるなんて思ってもいなかったそうな。
それがこのアルバム、そしてヘレスのフェスティバルで公演。
プロ志望が夢見るスタートを、自然体で生きている。

マヌエル・デ・ラ・チョチェーテがソレア、ファンダンゴと
“まじめな”フラメンコもきかせるが、
あとはルンバ/タンゴとブレリア。
ヘレスというとブレリアだけど、
ヒターノたちの結婚式とか、タンゴ/ルンバもよく歌い踊られるんで
これも当然といえば当然。
コンパスの中でのびのびと遊んでいる感じ。
そう、楽しんでいる、感じが伝わってくるのが一番の魅力かな。
声のフラメンコ性とか、おおって感じだけど
今のところその先がみえない。

でも、今が楽しければそれでいいよね?!