しかぜきょうこの1日1枚+

スペイン在住フラメンコ研究家/通訳コーディネーターによるフラメンコCD紹介

志風恭子の“1日1枚” 第2回 リモン

2005-09-29 02:59:19 | ギター
まず最初に何を、と考えたのですが、はい、まずはやっぱ新譜かな、と思って、これにしませう。
最近話題のプロデューサー、ハビエル・リモンによる「リモン」。
新譜ったって、7月にでているんですけどね、いや、これがけっこうよいのです。
まずは参加アーティストをみて驚いてくださいまし。
パコ・デ・ルシアをはじめとするフラメンコ勢はニーニョ・ホセーレ、ドゥケンデ、ラ・タナ,モンセ・コルテス、アントニオ・セラーノ、アライン・ペレス、ピラーニャといっパコの新グループのメンバーたちが勢揃いしているほか、ポティートやグアディアナ、ラモン・ポリーナも。
でもってラテン・ジャズのべボ・バルデスやジェリー・ゴンサレス、フラメンコも歌うバルセロナ育ちのアフリカ系のブイカ、ポップス系のアンドレス・カラマロ、ダビ・ブロサら、ほんとまさに豪華な面々が参加。
純フラメンコなわけではなく、それこそあっちこっちいってるわけだけど、それも含めて、あ、ハビエルってこういうことがしたかったのね、とわかったような気がしたのでありました。
ちなみにこの人、わたしはもうずいぶん昔に、ペペ・デ・ルシアに紹介してもらったのだけど、実はどんな仕事してるのかようわからなかったのでした。コンピューターの話をよくしてるからそっちかな、とか思ってた。
それがある日,突然、という感じで、ウン・ラティートだっけか?、カンデラのライブ録音アルバムやらなんやらだしはじめ、あれよあれよという間にいっぱいプロデュース。。。
でもいったいどんな奴なんだ???つー疑問はずっとあったのでした。
が、これをきくと、ベースやピアノを弾いたりするわけだし、なんか、目からうろこ。
フラメンコも好きだけどそれだけでなく、もちょっと広い視野があって、好きなものを売りたい,世にだしたい、という感じと、ミーハー的な気分もちょっとあって、でもやっぱ好きなものは好きなんだよ~という気分があるというか。うまく説明できてませんね、でもそーゆー感じなんですわ。
なんといってもパコのブルース風ブレリアがわたしは一番のお気に入りだけど(アントニオ・セラーノやっぱいいよね~)、そのほかにもホセーレがパコか?という感じにパコの文法を完全把握していることとか、マドリのフラメンコたちがヘレスのパルマの天才、ボーをコピーしていることとか、いや、フラメンコおたくなら思わずにやっとしてしまうところがいっぱい。
10月17日にマドリで発表コンサートするそうです。楽しみ~


志風恭子の“1日1枚”第1回 こんちわ

2005-09-26 23:18:08 | そのほか
つーわけで、しかぜでございます。
ここでは私のおきにいりのCD(一部LPなどもあり)などについてたらたらと書いていきたいと思います。
いや、フラメンコのCDだけでもすでに千枚以上あるでしょうね。で、そのほかのもいれたらいったいどんだけになるやら。こわい。。。
棚に入りきらず、段ボールや紙袋にいれたままほっておかれているCD多数。。。
少しづつiTuneにいれてはいるんだけどね、そんでもまだ4千曲くらい。1割くらいはやったのかなあ。という感じ。
つーわけで、CDの山にうんざりしながらも毎日なんかしらきいている、しかぜのCD与太話におつきあいしてくれるという奇特な方々、よろしくお願い申し上げます。