軽はずみの信仰 ・・・ ５．慎重 ・ 真剣

本当の宗教心のない国民は

　　人間性豊かに生きることはできません。


私たちは

就職とか買物をするとき

　　・・・　真剣になります。

　　・・・　慎重に研究します。

家を建てるときなど

　　・・・　いろいろ悩み　苦しみます。


それを　「信仰」のことになると

　　・・・　ちょっとすすめられたとか

　　・・・　強いられたとかで　無責任に飛び込んでゆきます。



釈尊は　その危険性を鋭くついているのです。

「破滅にみちびく」という言葉のはげしさからもわかるでしょう。



私たちは　「求道や信仰」に

　　・・・　もっともっと慎重　かつ真剣でなくてはならないのです。




（再掲）

　茅（かや）を掴（つか）みそこぬれば　その手を傷つくるがごとく

　　　あやまれる求道は　人を破滅にみちびく　　（法句経）

軽はずみの信仰 ・・・ ４．ハシゴ ・ 凝る

日本人は宗教を　ハシゴする　といわれます。

いろいろな宗教に　凝（こ）る　のです。



観音信仰からお不動様へ

そして　金○教へ

やがて　天○教へと　次々と

　　・・・　夜中のバーをハシゴするように変わります。


この尻軽さ　不真面目さによって　・・・

人びとは

　　・・・　真実の宗教を求めるまことの求道心を失ってしまうのです。

軽はずみの信仰 ・・・ ３．狂信 ・ 思い上がり

あやまれる求道や宗教の選択は

　　・・・　無信仰よりもたちの悪いものです。

宗教にとって最大の敵は

　　・・・　軽はずみの信仰と狂信　・　思い上がりです。

そして

自分の悩みや心の傷をもてあそび　神や仏となれあうことです。


しかし　そうした信心家は　大変に多いのです。



宗教とは　その文字が語るように

　　ものごとの根本（宗）を教えるものです。


一時しのぎのウサ晴らしや　ご利益をうる

　　　　　　　　　　　　　・・・　のが宗教ではありません。