「ふたり道三」を読む

斎藤道三と言えば、司馬遼太郎の「国とり物語－第一部」だ。確かに疾風の如く行ったり来たり、二人いるとすれば、説明は簡単だ。司馬は、それを伝奇的に書いたが、痛快な物語で、僕の好きな作品の上位にランクされる。
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本作の方が、怪奇というか、やや空想的な仕立てであった。司馬の親子は、道三と信長。こちらは、道三とその父
書き振りが、上中下と変わって、これは僕の体調か長期連載小説の仕業か…
中巻以降は、戦国のありがちな冒険…成功物語で、サクサク読めた。最後に信長との出会いが語られ、司馬の 国取り…を思い出させるサービスがあった。
５月は、旅行等多忙で、夜はアルコールが入り、疲れて早寝等、読み終わるのに随分時間がかかった。