反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

算数・数学教育教授論にて実践報告をした感想より

2015-07-22 22:59:45 | 日記
 ゲストティーチャを行った感想文より

 多くの学校では何事にもおいてもルールが設定することから始まります。決めるのに必要のないルールまで
設定し、生徒に遵守させようとします。しかし制限は可能性を制限してしまう。先生の常識(固定観念)が生徒の
可能性を押さえ込んでいないか改めて考えるきっかけになりました。ICT導入に対しての基本姿勢ともいうべき
活用を限定しない・活用については先生に委ねる・活用については生徒に委ねるこの自主性を重んじた学校に基本姿勢が
反転授業という新しい取り組みを進化させたと思います。

 反転授業による学習は成果の面から見たら、即効性はなくすぐに学力がつくというものではないが
今の世の中で求められている力(主体性、課題解決力、情報発信力)を身につけられるものと考えた。
子供たちがお互いに教えあう活動を通じて学習を作り上げていく形を目指したいと思いました。

 講義を聞いて印象深かった点が3点
1つ目は教育理念として生徒のT字型の成長をあげていること。一斉授業でも生徒の自律性を促すことは可能ですが、
協働性は?わからない問題は生徒たちが勝手に教えあうのではなく意図してそのような仕掛けを作って学びあいを通じて
人と関わっていくことを体験させている。
2つ目はわからない生徒も友人の協力を得ながらかならず主役になる場面ばあるということです。
3つ目はルーブリックを利用して生徒相互や取り組み過程を評価することで、結果のみを求めるのではなく
そのプロセスが重要だということが認識されることです。

 数学を教えていると数学という内容だけに関わってしまいがちですが、数学を通して社会で必要なコミュニケーション能力や
一緒に課題を解決する力を身につける授業展開を考えていこうと思いました。そして生徒の主体性を求められるような授業を
考えていきたいと思いました。

 ※ この1時間では十分なインターラクティブな話し合いの時間が取れなかったので
  もう一度お話をさせていただく機会をいただけます。7月の最終週に再び参加させていただきます。