反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

夢ナビライブへ

2019-07-28 08:05:05 | 学校
 夢ナビライブというイベントに参加希望する生徒の引率でインテックス大阪に行きました。
全国数ヶ所で行われる大きなイベントです。
今年はG20の影響で例年6月に行われていたものが7月24日に行われて
本校としてはその日が終業式で生徒が参加しやすくラッキーでした。
 到着すると人人人。人酔いするという経験を久しぶりに味わいました。
 
 多種多様な講義から自分も高校生に混じって拝聴しました。
自分が選んだ講義はやはり教育関係ばかりで、Edtechとか教育に○○はないといった話を
改めて自分の教育と比較するといった視点で聞きました。
 
 このイベントが生徒の将来の進路また今年取り組んでいる課題研究の一助になればと考えています。

       
 

教職大学院で話をしてきました

2019-07-23 22:35:32 | 学校
今年で5年目になりますが、この時期にゲストスピーカーとして1時間大学院で講義させていただいています。
そこでいろんなつながりをいただくと同時に、これから教職につこうとしている若者に対して
教職の魅力と教職に就く覚悟について話をさせていただいています。

今年は私自身が反転授業に取り組んだ経緯から「級友との練磨」
そしてICTが教室の中に入ってくると授業が変わるという話の中でSMARモデルについて、
後半は、前回ブログに書いたDesmosの活用について伝えて、従来の教材教具だけではなく
どんどん授業の組み立てを変えて生徒の理解を深めて欲しいという話をしました。

受講生の感想より
・Demosに関しては実際に生徒に操作させることで、生徒が感覚的に直感的に理解しやすいと思いました。
・紙やノートに書くだけでなく、機器を利用して話し合いや考察を協働的に行うプロセスは
 社会で必要となるスキルも身につく手段であるように思いました。
・今までもICTの活用についてのお話や授業の見学などさせていただきましたが、ただ使っているだけや用途がわからなか
 ったが、今日の話はICTが授業の中心ではなく、それを活用してどんな力を生徒につけて欲しいのか考えることに
 着目することに気づかされました。

 このゲストスピーカーとしての授業は自分の生徒に対する立ち位置を振り返るいい機会になっています。
ありがたい機会です。


グラフ描画アプリを授業で活用して

2019-07-22 07:12:49 | 学校
 黒板に見やすいグラフを描くことができる先生も多くおられます。
自分も若い頃は、板書の仕方や色の使い方などに工夫苦慮したところです。
特に、高1の1学期に学習する2次関数は解析分野の基礎でもあるのでグラフの活用に
注力してきました。いかに描画して、定義域と値域、最大値や最小値などわかりやすく見やすくするかという点です。
今でも卒業生にも、チョークで色を塗りたぐったことを言われます。
また担当してきた何人にも教育実習生も教材教具を考えてもらった分野です。
 初めてグラフ描画アプリ(Desmos)を利用して授業を行いました。
教師が提示するのではなく、各自一台持っているiPadを利用して生徒がグラフを描いて理解していく方法で
それも仲間と協力して理解を深める方法をととりました。
 教師がグラフ提示して解説する授業ではわかった気になりますが、疑問を持ちにくく理解が深めるのに
生徒は問題集で演習するという形式でした。ところが、各自でグラフ描画を行うことで、理解が深まったようです。

 Desmosを利用した授業を受けた生徒が書いてくれた感想です。

・今までは頭の中でしか考えことができなかったが、目でそれが分かりより深く考える時間ができた。
・複数のグラフを同時に提示できたり色分けしたりすることで理解しやすかったです。文字が入っている関数でも
 スライダー機能で連続的な移動が理解しやすかったです。
・今までは自分で紙の上でグラフを描いて考え、形が間違っていてもそれを利用して考えなければいけなかったが、 
 Desmosを利用してグラフ上で考えことを実感でき感動しました。

などなど、34人中33人が肯定的な意見でした。一人だけ、どうせテストではDesmosは使えないのだから紙で考えておいた方が良いという意見でした。

  グラフ描画アプリを使用すると、授業展開が変わるということを実感し時短もできました。

  

反転授業で作成した解説動画の再利用

2019-07-17 22:21:12 | 学校
 今年は若手の教員2名と組んでおり、自分の担当学年では反転授業は行えていません。
若手の教員の教授方に習ってしっかり解説し教え込み、演習を行うという従来のやり方で行っています。
 この夏には予習の手助けとして利用しても構わないかなと考えていますが、若手の先生と要相談といったところです。

 ところで、本校では4つのコースがあり、その中の一つに主として近畿大学に進学するコースがあります。
そこはやはり受験を意識せずに授業進度が決められるので他大学を受験するには自分で取り組まなければ入試演習までこぎつけられません。そこに在籍している生徒が、たまたま自習監督に行って反転授業やiPadの利活用について話をしたところ、この夏自分で学習を進めたいと相談しにきました。
 高2生でしたが、意識を高く持ってしっかり取り組んでくれそうなので、3年間に作成した解説動画を見て予習するとのことだったので、視聴できるようにしてあげました。

 スタディサプリとかスマートレクチャーなどもありますが、やはりわからなかったら聴きに来られるということが
生徒にとっては良いみたいで、このような生徒に学習効果大と思っていますし、それができるのがデジタル教材の
強みです。

 この学年もぼちぼち人間関係もできてそろそろ始動開始ってところだと思っています。