反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

2017も感謝

2017-12-31 06:50:19 | 日記
2017年も多くの先生方に授業見学に来ていただきました。
7月には教育雑誌View21にも取り上げてもらいました。
新たなつながりやアイデアもいただきました。
本当にありがとうございました。

授業デザインを変化させることで、教育を通じて生徒たちがつける力を変化させたい。
ちょうど筋トレのように、筋肉をつけるという目的は同じでも動かし方を少し変えるだけで
筋肉を強化したい部分が変化するようなものです。
教育を行う中で、バランスも取りながらときにはハードトレーニングも織り込みながら
しっかりとした筋肉をつけることが大事だと思っています。

2018年も数学を始めいろいろな教育場面を通じて
生徒たちがしっかりと力をつけてくれるよう
やっていきたいと思います。

この秋に授業見学をされた先生からコメントをいただきました。

近畿大学附属高等学校の授業をみて
◯◯高等学校 数学教諭 

 印象として,高校2年生とは思えないハイレベルな授業だと感じました。
問題集の解説を生徒が説明するという授業は進学校ではよく取り入れられていますが,
生徒が問題を作り,採点し,解説している授業は初めてで驚きました。
学習内容をしっかり理解していないとできないことで,そういう力を持っているのだと感心しました。
 
 反転学習として,予習として動画を見て自宅で取り組んでいると聞き,予習段階で生徒自身がしっかり分かろうとし,
その上で演習をしていくからこそ,力がついていくのだろうと感じました。
 また,iPadやiPhoneが普及していく現在,予習動画をアップするなどネットワークを使いこなしていくことも,大切な道具であると実感しました。
 
 実際に,授業で生徒が解説しているのをみて,教える側は分かってもらおうと,ただ解説するだけではなく,生徒の様子を見ながら発問を取り入れたりしている生徒もいて良かったです。教えられる側も理解しようという姿勢がみられました。
 ただ,難しい問題を作問した場合、友人に分かってもらうのが短時間では難しそうだったなという印象を受けました。
ジグソー法を取り入れられているので,解説を聞いてきたものを班のメンバーに教えていくことになっていると思うのですが,
難しい問題を担当して理解できていない生徒がいれば,もちろん教えることもできません。
そのフォローをどうしていくのでしょうか?教えていただければ幸いです。


この部分に関しては、簡単に言うと解説生徒があらゆる手段を使って理解する行動をとるということに尽きます。
ただし、その際にどれだけ生徒がプロアクティブになれるかが、日本語では主体的に取り組めるかがポイントだと思っています。
そこに生徒と教師の関係性も大きく関わってくると思っています。

今年は多分、持ち上がりの高校3年生を担当することになると思います。
受験ということも意識しながらバランスを考えて取り組もうと考えています。
引き続き、よろしくお願いします。

2018が皆様にとって良いお年になりますように。

今学期最後の「級友との練磨」

2017-12-15 23:14:09 | 日記
 昨日のSET KINDAIに合わせて、期末試験までに終えられなかった「級友との練磨」をすることにしました。
午後からのスモールセッションで、授業デザインをしっかり話すより
授業そのものを見ていただく方が分かっていただけるかなと考え、
授業見学を設定をさせていただきました。

 授業見学がメインテーマではなかったのですが、早めに来校されて見学してくださった方々にこの場をお借りして
感謝申しあげます。今回は2クラス同時で4教室を利用してのスペシャルバージョンでしたが、
教室を跨いでの移動など臨機応変に生徒たちが対応してくれました。
今は期末試験終了後のテスト処理期間で、家庭学習日という日でしたが、
このようなタイミングで3学期に行う「級友との練磨」(範囲 数学III「微分法」)の準備(作問・解答・解説動画)や
課題研究の研究要綱提出など順調に行えました。

 ところで授業見学者に向けてウエルカムボードを書いてと生徒に頼みました。
何を書くかというモチーフを決定するのが難しいと思いますが、
数名の生徒が協力して書き始めました。それが下に挙げている写真です。
最初は、何でポケモンなのか私にはすぐに理解できず、手伝ってくれている生徒に「どうしてポケモンなん?」と思わず言ってしまいました。 
それに対して生徒たちは「級友との練磨」に対する自分たちの思いだと語ってくれたので、見学の先生方へ伝える意味で書いてもらいました。

         

2年2学期の模試成績は?

2017-12-13 22:28:53 | 日記
 1年・2年の1学期まで快調に成績を出してきた数学でしたが、
2学期は駿台模試・河合模試・進研模試と苦戦を強いられました。
駿台は、全国平均70点に対して100点は取れるだろうと考えていたところ
85点どまりでした。
進研は60点後半から70点になるかなと思っていれば63点あたりで偏差値も65に届かずじまいでした。
河合模試も平均140点最低でも130点を狙いにいったのに、結果は120点と1割程度得点を読み間違えました。
自己採点をさせているので、その段階から今学期はあまり優れないと思っていましたが、その通りの結果でした。

 原因として考えられることは、数学IIIを進めせるがあまり、数学IAIIBの復習をこの夏にじっくり取り組ませず
そのままにしたことと、高2の秋のイベントが多く学業にスイッチが入りにくかったことが考えられます。

 この冬はとにかく数学IAIIBの復習に集中して、3学期の行われる模試で結果だ出せるように
課題に取り組みように伝えました。3学期に行われる模擬試験にたいして、しっかり結果が出せるように
準備してくれるはずです。

  明日はSET KINDAIです。楽しみにしています。

  
この写真はSET KINDAIのスモールセッションの反転授業研究会の案内表示です。

12月14日はSET KINDAI

2017-12-12 20:06:33 | 日記
前回の更新から時間が経ってしまいました。
忙しさにかまけたと言ってしまいばそれまでです。
この秋も授業見学に多くの先生方が来てくださり
感謝申し上げます。

今年も12月14日に近畿大学附属高校でICTを活用した授業実践のミーティングとして
SET KINDAIが行われその中のスモールセッションで 反転授業研究会 英語(中西)と数学(芝池)の反転授業に取り組んだ5年間の振り返りを行います。
2013年の第1回ICTオープンスクールから早5年、少しずつ授業スタイルが変化してきました。
実践したからこそわかったこと感じたことをご紹介できたらと思っております。
なお、10時過ぎから今年最後の「級友との練磨」を行います。
今回は2クラス同時展開の特別企画です。といっても普段通りの生徒の活動です。
よろしければ普段着の授業を見てください。

ところで、生徒はこの4月から「課題研究メソッド」を利用して探究に取り組んでいます。
約半年かけて、取り組んできた研究要綱の1次提出もこのタイミングでかけています。
課題研究に関しては準備が整っていたというわけではなく、反転授業に取り組んだように
進めていきながら改善していこう、とにかく始めないと次につながらないという思いで始めました。
反転授業が教師主導の導入で生徒と波風が立ちましたが、課題研究は生徒の興味関心にテーマを委ねただけに
前向きにとらえてくれている生徒が多数です。