反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

2014年もありがとうございました。

2014-12-31 20:30:42 | 日記
 反転授業を始めて2年目の2014年は、本当にいろいろな方との
出会いを頂きました。また手探りでしたが教室の生徒と共につくってきた
授業デザインをお話しする機会にも恵まれました。これに関しては感謝の言葉しかありません。
授業デザインについては一つの形にできあがってきました。
 いままでも何度も書かせていただきましたが、生きる力としてT字型の力を付けれるように授業デザインをしています。
旧来の授業で培ってきた個人の力(数学力)とあわせてつながる力(協働・協調)を織り込んでいますが
まだまだできあがったデザインではありません。
新しいデザインを行って成績の方はどうなったのかよく聞かれます。
それについて少し書きます。
数学力については今までの一斉授業で教えてきた生徒と同様の成績が
模試結果では出ています。ある模試の偏差値が60程度というのはあまり変わりません。
新しい取り組みではありましたが、今までと目に見える(数値で測れる)成績は余り変わっていません。
いろいろな教科バランスもあるので現状の60は悪い結果とは思っておりません。
さらにそこをスタートとして少しずつ上げていければと考えています。
同時にそれ以外の模試で測れな力を同時につけることが大切だと考えています。
2015年もこのように考えていこうと思っています。
 どんな教育環境でも当てはまるとは思いません。生徒の年齢や学習環境でも全然異なります。
生徒にまたICTのインフラ整備含めて教育環境に恵まれているのは事実です。
ただ既存の学校教育に対して反転授業×協働学習というデザインを示すことで
そんなに容易くありませんが、新たな学びが生まれる可能性があると思っています。
2014年ありがとうございました。2015年もよろしくお願いします。
 


授業デザインの変化

2014-12-19 15:35:07 | 日記
反転授業×協働学習で変わる数学の学びと題して、日本のあちこちでお話をさせていただきました。
その結果、一つの数学の授業デザインにまとまってきたことをこの間のICTオープンスクールの分科会で報告しました。
いつもではないですが授業の中心が教師から生徒に移行することで
教師の役割が問われます。これについては著書「反転授業が変える未来の教室」にて記述しています。
当日使用した資料を貼り付けておきます。
俯瞰的に授業デザインを捉えたところ「授業のフレームワークが変化する」ということに行き着きました。
ご参考までにどうぞ。

     

ICTオープンスクール終了しました

2014-12-17 23:34:47 | 日記
昨日、ICTオープンスクール2014が終了しました。
今回は昨年とは異なり、数学の反転授業を利用する教員が1名増えまた物理で実践している教員とあわせて3名で
昨年とは違った報告ができました。
私の方も、昨年から1年間継続して行っている中で少しずつ形を変えてきて、授業スタイルが一つのかたちになってきたので
それを紹介させていただきました。
遠方よりいろいろな方々がご参加くださいましてありがとうございました。
また今回参加できなった方にはいろいろな形で情報を発信させていただきます。

ところで昨日の夜あたりから、著書がアマゾンの「学校教育」のカテゴリで、新商品情報1位となっております!
皆様が興味を持ってくださっているからです。ありがとうございます。




第2回ICTオープンスクールが、開催されます!

2014-12-14 17:28:24 | 日記
 出版予定の本が手元に届きました。本の重み以上に、出版までの取組みや本という形になるまでに
関わった方々の思いを感じました。昨日、大阪で行われたデジタル勉強会では、たくさんの方から
出版おめでとうございますという言葉をかけていただきましたが、むしろこちらが感謝しないといけないと
思っているところです。
 さて、今週16日(火)に近畿大学附属高等学校で第2回ICTオープンスクールが開催されます。
授業見学(午前中)後、全体会・分科会という流れで行われます。4つの分科会の1つで「反転授業」を
開かせていただいて、本校で取り組んでいる教員のうち3名が中心になって行います。
いずれも反転授業研究会のメンバーです。

 ところで授業見学はいずれも生徒の協働学習が中心です。見学の方には、これが反転と思われるかもしれませんが、
あくまでも反転授業を利用した授業デザインの1時間の見学です。その辺りは、分科会で報告させていただきます。
芝池だけが昨年に引き続いて公開授業を行います。いろんな先生がそれぞれの授業デザインの中で
ICTを使用していることを見ていただきたいというICT推進室の考えで、昨年行わなかった教師のラインアップですが、
特別に、少しバージョンアップした反転授業×ジグソー法を公開させていただきます。
昨年見学された方は、生徒が解説するところに注目していただければと思っております。
 最後に生徒に感謝です。昨年もそうでしたが、特別に登校してもらっています。今回も公開授業を行うクラスの生徒だけが
登校します。休みたいと思っていることでしょうけど、昨日の終礼時に「東北から九州までいろいろなところから150名の方が来校されます。普段通りで結構ですが、お迎えする気持ちを忘れずに当日しっかりと授業を見てもらいましょう。ご協力をお願いします。」とお願いしました。普段通りで良いと伝えていますが、見学者がいることで普段通りできないかもしれません。
多めに見てあげてください。またいろいろな方に見ていただくことで生徒の成長につながると思います。
 見学していただく方も生徒も素敵な刺激が受けられる一日になればと願っております。
参加予定の方々はお気をつけてお越しください。お待ちしております。
 

2学期期末考査結果を受けて

2014-12-10 23:11:42 | 日記
明日で2学期期末考査が終了します。
2学期の中間試験より評価方法を変化させたことはすでに記述してあるところです。
総括的評価+形成的評価を加えたことで、
少々定期考査の点が悪くてもそれなりの得点を与えることができるので、
考査の問題の質を難しくしました。(大学入試レベルを並べた出題になっています。)
それのともない平均点は下がりましたが、生徒にはしっかり日ごろの演習を
重ねて、より強靭な学力を身につけよう伝えました。
数学Ⅲの範囲は中途半端な感覚では全く歯が立ちません。
結果が出なかった生徒に「3学期こそ授業の黄金パターン(予習⇒演習⇒復習)にしっかり取り組んで欲しい」
とHRで伝えました。